第二章
あれから時が過ぎた、
私は軍司馬として一軍を率いていた、
曹操様は素晴らしいお方だ、読みが外れることはなく、どのような場合も冷静沈着、神算鬼謀、まさに鬼神の如きお方だ、
そのような中私も小さな戦でそれなりの上げていた、
そんな中事件が一つ、起こった、
曹操様は土地を固められ、隣接する徐州にお住みなさっている曹操様の御父上、曹嵩様をお呼びなさった、
曹嵩様は先祖代々からの蓄えを持ち、曹操様の下へ向かわれたのだが…
その際徐州刺史(徐州の知事みたいな役職)陶謙が曹操様に恩を売ろうとしたのだろうか、護衛隊をつけて下さったのだが、
あろうことが、その護衛隊の隊長が曹嵩様とその家族、従者を皆殺しにし、財産を奪い逃走したのだ、
当然のことながら曹操様は怒り狂われた、
そして護衛隊を送った陶謙の徐州に向かって進撃なされたのだ、
これには私も同行した、
この際、曹操様は一つの命令を出された、
徐州の者は皆殺しにしろ、と
皆は…無論私も…忠実に従った、
曹操様は法令を重視なさるお方だ、
この命令に、不満を持つもとは居たらしい、と聞いたが、結局、皆この命令に従い、徐州の者は老若男女とわず皆殺しにした、
その様は、民の遺体で、川がせき止められるほどであった、
ただ、殆どが、一方的な、虐殺であった、
敵の正規軍も居たようだが、それらの多くは、我が軍を見たらすぐに、逃げていった、
…無理もないだろう、
我が軍は殆ど一方的に陶謙がいると思われる、徐州(都市名)に向かっていった、
やがて、徐州城が見えて来た際、もう一つ、事件が起こった、
我々の本拠地で謀叛が起こったのだ、
首謀者は董卓を殺した飛将軍呂布、それに曹操様が信頼なさっていた陳留太守張バク、それに張バクの弟の張超、最後に、我が軍の参謀でもあった陳宮、
また、呂布軍の配下には高順や張遼など名だたる将が揃っていた、
呂布軍にあっと言う間に、我々の土地は、奪われていった、
……両面作戦など愚の骨頂だ、
頃よく、この時に陶謙軍に援軍に来ていた劉備と言う将から停戦を希望する使者が来た、
劉備…聞いたこと無い名だ、
背に腹は変えられない…
曹操様は陶謙、それに劉備に恩を売り退却することを決めた、
我々は直ちに呂布軍へと向かっていった、
お読みいただきありがとうございましたm(__)m第二章でした、まだまだ長いなぁ…大変だぁ、因みに小説自体は一部脚色や資料が無い部分等は推測もしてあります(します)が基本的に彼の動きは同じです