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ママは女子高生♪  作者: 苺みるく


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ある日の休日②-1 (挿絵有り)

「雪ちゃーん、準備出来たかな?」


「うん!」


バッグを持って荷物を確認して玄関に向かいます。


「じゃあ、お母さん行ってくるね。」


「気をつけてね。行ってらっしゃい。」


「はーい。」

「ばば、行ってくるね〜。」


お母さんに見送られて、雪ちゃんと一緒に玄関を出ます。

車に乗ってベルトを締めて。

今日の雪ちゃんはDVDの気分らしいので、再生をかけてからの出発です。




車で行く事数十分。

今日の目的地は某大型ショッピングモールで雪ちゃんとお買い物なんだ。

ちなみにここは、以前に彩ちゃん達と遊びに来た所だよ。

やっぱり車だと早いよね。


さっき雪ちゃんとお買い物、なんて言ったけど買う予定の物は実はないんだよね。

たまたま見て気に入ったら買うとかはあるかもしれないけれど、今日の目的は雪ちゃんへのクリスマスプレゼントの下見。

ちょっと前から聞いてはいるんだけども、いまいちコレ欲しいってのが無いみたいで、ここに来れば何か欲しい出来るかな〜って思って来たんだ。

雪ちゃんあまりコレ欲しいとか言わないから、こういう時意外と悩むんだよね。あと誕生日とかさ。



ちなみにお母さん曰く、こーゆー所は私にそっくりなんだそうです。

私の小さい時もあまり物を欲しがったりしなかったとか、我儘とかも言わなくて聞き分けが良くて助かったわ、なんて感謝されたりしたからね。

「へぇ〜〜」なんてその時は聞いてたんだけど、今はそれ、雪ちゃんにも当てはまるんだよね。

一卵性双生児も性格とか好みが似るって聞いたことがあるけど、私と雪ちゃんも似たような者だから、やっぱり似るのかしら?

一応これも気になった事なので、先生には報告済み。

「実に興味深い事ですね」って先生も言ってました。



モール内に入ったけど、やっぱりこの時期はキレイだよね〜。

メイン通路は天井から飾りが沢山吊るしてあるし、壁際も同じ。

テナント店も入口から内部まで飾りが付けしてあって、キラキラしてて本当に綺麗でクリスマスカラー、一色。

ハロウィンの時も飾り付けとかしてあるけど、やっぱりクリスマスの時期が1番だね!

歩きながら雪ちゃんに、「雪ちゃん、飾りが綺麗だね。」と聞けば「うん。お星さまがキラキラ〜」だって。


「そうだね。お星さま沢山あるもんね。幼稚園でも飾ってるの?」


「うん!折り紙やったり紙を切ったりして、飾ってるの〜」

そうなんだ〜と思う。


というのも、クリスマスの時期は特に建物内に入らないから飾り付けとかしてても分からないんだよね。

前に七夕の時は見に来て下さいって連絡あったけど、クリスマスは去年も含めてないからさ。


「あ、あとねー、せんせーが大っきい木を持って来てくれて、そにも飾ったの。」


大っきい木?あぁ、ツリーか。


「雪ちゃん、あれ?」


私は少し前方のテナントに置いてあるツリーを見て、指差しします。

近づいてみると、1メートルくらいかな?


「うん、こーゆうの。幼稚園のはままより大っきかったよ」


へぇ~。結構大きいの用意したんだね。私が160センチ位だからそれ以上か。

子供達から見れば十分大きいよね。


「ママより大きいんじゃ、凄いね〜。飾り付け楽しかった?」


「うん!楽しかったよ!」


うんうん。楽しく出来たならママは良かったです。

私も文化祭の準備の時は楽しかったし、こーゆーのって準備も結構楽しいよね。


挿絵(By みてみん)


その後も雪ちゃんと手を繋ぎながらショッピングモールを見て周ります。

まだ見始めたばかりだけど、何か欲しい物が見つかるといいな、と思いながら買い物は続くのでした。

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