ある日の体育祭①-4 20歳高2(挿絵有り)
ーー 2年4組の場合 ーー
「ねぇ······? 徒競走の後から行われてるアレは何??」
私はクラスの友人達に、隣のクラスのテントの方を見つめながらそう問いかけます。
「言うな······。私だって分かってる······。」
「あぁ〜〜···いいなー······。」
「ほんとねー。羨ましい······。」
私が言うまでもなく、皆も気づいてはいたらしい。
それもその筈。
そもそも私達のクラス間の席の間には、特に遮る物はなく歩く分のスペースが開いてるくらいだからよく見えるんだ。
それに出場競技中は立って応援とかはあっても、それ以外の学年の時とかは大体が座ってるからね。
そして今は競技自体は続いているものの、私達の学年は出てないから殆どの生徒が座って見てるか、会話してるかのどちらかで。
その中でふと見た隣のクラス······。
私達は皆トラックに向って座ってるんだけど、その左側は5組で右側は3組。
問題はこの3組だ。
事の始まりは最初の競技の選手が戻って来てから始まった、女子生徒が鈴宮さんに抱きつくという行為。
途中で聞いたんたけどその時は5人全員が抱きついて、おまけになでなでもして貰ってたんだって·····。
最初はあれ?って思ったんだよ。
私も途中で気がついたからさ。
そしたら次の障害物競走の子が戻って来た時も、やはりハグからのなでなで。
男子にはさすがに出来ないみたいだけど、まぁこれは当然だね。
私だって男子をハグするなんて出来やしないから。彼氏なら出来るのかな?なんて思ったりもするけれど、そんな存在はいないし、そもそも人目があるから普通なら出来ない。
そんな男子には、代わりに手を握って何やら労ってはいたみたい。
そして、男女共通してご満悦な表情をしてる。
特に女子なんてヤバイよ······。
何?あの、惚けて幸せそうな表情は······。
「あぁ······。あれがレアと言われるハグなのか······。」
「「「えっ!?」」」
「何!? みっちー、何か知ってるの?」
クラスメイトの美千花、通称・みっちーが何やらボソッと呟いた。
隣のクラスの出来事に敏感になってる私達が、それに関係することにスルーするはずもなく、当然の如く食いつく。
「私も話で聞いただけだから、見るのは初めてなんだけどね。隣の3組に部活で一緒の志保って子がいるんだけども、その子が以前の体育の時に教えてくれたんだよ。なでなでよりも稀なのがあるってさ。ほら、うちらも撫でて貰ったあの体育の時ね。」
「ああ!あの時の!」
ポンッと手を叩きながら、思い出してしまった。
いや、別に忘れてた訳ではないよ。あんな衝撃的な事を忘れるわけがないじゃん!?
寧ろ思い出さないようにしてたって方が、この場合は正しいかも。
他の子は知らないけどね。
「あー······、あのなでなでは良かったよね〜♪」
「本当〜♪撫でられるだけで、あの幸せな気分って何なんだろうね?」
「分かる分かる。でも私、あのあとヤバかったんだよ?また撫でられたい衝動に駆られちゃってさ、抑え込むのに苦労したんだもん······。」
「それ私一緒だよ。私はむずむずしちゃってさ、大変だったよ······。」
「ねえ??どうするの?あれ見ちゃったら、また衝動が復活しそうなんだけど······。」
「「「「「それなー······。」」」」」
結局のところ、あの時撫でられた皆は私と同じ状態に陥ったらしい······。
良かった、私だけじゃなくて。と、安心はしたもののまた別の問題が発生したよね。
それは皆も言ってた、撫でられたい衝動がまた復活してしまうのでは?という事。
それを抑え込むのが大変だったから、折角思い出さないようにと努めてたのにまた見てしまったよ······。
「あのハグってそんなに気持ちいいのかな〜??」
「気持ちいいんじゃないの?だって見てみなよ。あの表情·····。」
「すっごく幸せそうな顔してるよねー。」
「いいな〜♪」
皆して3組の鈴宮さん達を見る私達。
そこには鈴宮さんを中心にしてキャッキャと楽しそうにしてる姿があって······。
「仲、いいよねぇ〜。
「うん。うちらだって仲は良い方だと思うけど、あそこはまたちょっと違う仲良し感がある気がするな······。」
「ああ······。なんか分かる感じがするよ。えーと······なんだっけかな?そんな花の言葉があったような気がしなくもないけど······?」
そう考えながらも視線は3組に釘付けなんだよね。
話題の中心の鈴宮さんは、何か紙を見ながら生徒の名前を呼んでる。
ああ、なるほど! 次のスタンバイの生徒名だね。
呼ばれた生徒の手を取って「頑張ってね♡」なんて、声をかけてるし。
呼ばれて声をかけられた生徒も生徒で、「頑張るぜ!」「まかせろ!!」なんて、超気合が入る始末だし。
·········何よあれ??
反則じゃない?いや、違うか。
そんなルールはないし、そもそもがクラスメイトにエールを送ってるだけだしね。
ただあれを言われて頑張ってきて戻れば女子はハグ、男子は手つなぎの労い付きって······。
正直、すんごく羨ましいです。
ああ······。せめて、せめて頭だけでも撫でて欲しい······。
あの体育の時の撫でられた感触や幸福感が蘇ってくる。折角忘れかけてたのに······もう駄目だ。
「ねぇねぇ?ハグとはいかなくても、撫でくらいだったら鈴宮さんしてくれるかな?前みたいにさ。」
ダメ元で皆に意見を聞いてみた。
多分だけど、皆もそう思ってると私は確信してる。
「そりゃ〜、して貰えるならして欲しいけど多分無理っしょ?普段ならまだ分からないけど、今は体育祭だからねー。競ってる以上はライバルでもあるから、わざわざ敵さんにそういうのはしないと思うな。」
「そうそう。それにあの時はたまたましてくれただけであって、今はしてもらってないじゃん?そーゆーこと。」
「鈴宮さん、帰宅部らしいし私等もそこまで親しい訳じゃないからね。残念だけど······。」
うん。
分かってはいたけれど、皆からも否定を食らってしまった。
全くその通りなんだよね。残念だけど······。
「だよねー。 私だって分かってはいたんだけどさ、一応聞いてみたんだ。で?? 本音は??」
「「「「「なでなでをして貰いたい!!」」」」」
「出来ればハグを体験してみたい······」
ほーら、やっぱり(笑)
口では分かったような事を言ってるけど、本心は撫でて貰いたいんじゃん。
しかも、みっちーはハグをされてみたいなんて言ってるしさ。
まぁ、私も興味はもの凄くあるけど。
撫でだけであれ程なのに、ハグまでされたら一体どんな事になってしまうのだろうか······。
想像するだけで、身体がブルっと震える。
普段の体育の時でも見れば分かる、鈴宮さんのあの素敵なプロポーション。豊満な胸。
そこに抱きしめられてご満悦な3組の面々を眺めながら、1つ気付いてしまった事があった。
それは大半の子が彼女の肩辺りに顔が来るのに対して、ただ1人だけその胸に顔を埋めてる子がいるという事。
体操着を挟んでるとはいえ、そこに躊躇なく行くというのはいくら同性とはいえ凄いなと思ってしまう。
そして鈴宮さんも鈴宮さんで、そんな彼女を拒否する事なくしっかりと受け入れていて、包容力があるというか心が寛大とでもいうのか······。
この光景を体育祭終了まで見せられるのかと思うと、どんな拷問だよと思ってしまったのは仕方ないよね。
そのくらい何とも羨ましく、百合百合しい光景なんだよ······。
はぁ······。
終わりまで私は耐えられるのかしら······?
身体の疼きと共に不安に感じる私だった。
ーー 2年2組の場合 ーー
つんつん。
トラックではうちらの学年が出てる種目の番が終わり上級生、すなわち3年生の番になった。
なので一先ず見る必要性はなくなった私は、仲の良い友達とおしゃべりを始めたんだよね。
だってスマホは手元にないから、応援か会話でもしてるくらいしかやる事もないし。
つんつん、つんつん。
もう······。
そんなにツンツンしなくたって、気付いてますよー!
さっきから私の背中をツンツンと突いてきてさ、うざったいのなんのってありゃしない。
声を掛けてくれればいいのに、それをしないんだからなー······。
「······なんですか?可憐さん??」
私は振り返ってそのツンツンをして来てる人に声をかけた。
私の背中をツンツンと突いてきたのは、私達のクラスメイトのボス······じゃなかった。可憐さん。
名前は前園可憐さん。
髪はウェーブのかかった黒髪ロングヘアーで、背はやや高い方。
スタイルもそれなりに良く見た目も綺麗な人で、名前の通り可憐な人······いや、『凛』って感じの方がしっくりくるかも?
まぁ、そーゆー感じな人なんだけど、残念な事に性格がちょっと勿体ないんだよねー。
「穂香さん。アレは何なのかしら?」
「アレ·····?」
可憐さんからそう言われ、指差す方へ顔を向ける私。
ついでに私の側にいた友達達も一斉に振り返ります。
それはまぁ、当然かなと思ってしまう。
人間誰しも好奇心には勝てないと思ってるし、ましてや今は体育祭。
出番と応援以外は話をしてるくらいしか、やることもないからね。
スマホは禁止で教室のロッカーに仕舞ってあるし、そんな中で可憐さんから『あれは何?』なんて言われれば、暇を持て余してる私達が食いつくのも無理はないです。
「「·········」」
「「·········」」
皆して沈黙する。
なんでしょう?アレは······??
可憐さんが指さした方は隣の3組で、そこには髪の白い女子生徒にクラスメイトの女子生徒が抱きついて、なんとも幸せそうでご満悦な表情をしてる。
あ! 頭を撫でられてる······。
何やってんの??
何で頭を撫でるの??
「あれは······何をやってるのかしらね?」
可憐さんの疑問もご尤もなんだけど、それに対する答えを私は持ち合わせてはいない。
「何なんでしょうね?正直、私も分かりません。ただ、見たまんまを言えばハグをして頭を撫でてるって事だけですね。皆は何が知ってる?」
「私は知らないよー?」
「うちも。髪の白い子は鈴宮さんってのは分かるけど······。」
クラスの皆にも聞いてみたけど、あれが何なのかは知らないみたいだね。
ただ鈴宮さん自体は皆、知ってるけどさ。
何たって学校一の有名人だからねー。
「だそうです。鈴宮さんは知ってても、あの行為事態は知らないみたいですね。」
「そう······ありがとう。」
ツンっと私に礼を言って、席に座り直す可憐さん。
この人な〜······。これがなければ多分もっと人気が出るのにって残念に思ってしまう。
前園可憐さん。
私達のクラスメイトで、私は1年生の時から一緒のクラスなんだ。
まぁ、大半の子は1年生から変わることなく同じくクラスになったんたけどさ。
で、この可憐さん。
見た目は先程の通りなんだけど、どことなくお嬢様?っぽい喋り方をして、ツンとした態度を取るんだよね。
実際にお嬢様なのかどうなのかは、私は知らないし知ろうとも思わないけど。
ただその見た目の良さと勉強も出来て、おまけにそんな話し方でも皆に指示を出してテキパキと物事を進めるのは上手いので、クラスのリーダー?纏め役?的なポジションにはいるんだよね。
皆から好まれてるかは別として······。
だから私は心の中で密かに『ボス』と呼んでいるんだよね。
いつ声に出してしまうか、ハラハラしてる所もあるけれど(笑)
「にしても、3組ってホント、仲が良いよねー? いっつも皆一緒だもん。」
「うん。私もそう思うよ。普通はさ、ある程度の仲良しグループに別れるもんだと思うけど、あそこはそれがないもんね。」
「そうそう。それが不思議だよね。やっぱり鈴宮さんがいるからなのかな?」
「うーん······よく分からないけど、そうなのかな??」
いつの間にかハグが終わって、仲良く皆で座って談笑してる3組の面々を眺めながらそんな話を友人達とする。
私達だって1年生からほぼメンバーが同じで仲は良い方だとは思うけど、それでもこういう自由な時は仲良しグループになっちゃうからね。
うちらのクラスだと、大体3グループくらいに別れるのかな?
だからあんなにも仲良く楽しそうに纏まってる3組を、ちょっと······いや、かなり羨ましく思ってしまう。
うちのクラスも······なんて思うけど、可憐さんのあの性格があるからちょっと残念に感じてしまうよ。
「またやってるわね······。」
ボソッと不機嫌そうな声で呟く可憐さん。
本人は呟いてるつもりなのかもしれないけど、こちらにはばっちりと聞こえてますけど?
まぁ、藪を突くような真似はしないけどさ。
でも何でこの人は、こんなにも隣を気にするのだろうか?
また何で不機嫌そうなんだろ??
そんな態度になる理由が全然分からなくて、不思議に感じる私です。
だってさ、考えてもみてよ。
ハグしようが何をしようが、こちらには一切の被害もないんだよ?
特別騒がしくしてる訳でもないから隣を見なければ済む話なのに、敢えて隣を見て不機嫌になってるんだもん。
バカみたい······。
隣の3組を見てみれば相変わらずキャッキャッしながら、鈴宮さんに抱きしめられて撫でられて嬉しそうにして。
男子には手を握って何やら会話をして、そんな男子は顔を赤くして喜んでるしね。
まぁ、男子の方は分かるんだよ。
あれだけの綺麗な人に手を握られれば、嬉しくなるのはさ。
私だってイケメンアイドルに手を握られたら、そりゃ〜嬉しいしさ。
解せないのは女子の方で、同性に抱きしめられて撫でられるのの何処が良いのだろうか?
「あれの何が良いんだろうね?男子は分からなくもないけどさ?」
「そだねー。いくら鈴宮さんが綺麗だって言っても、同性だしさ。」
「ねぇ、穂香?試しに私を抱きしめてみない??」
「えぇー!?」
あれこれと友人と話をしてたら、試しに抱きしめてみない?なんて言ってきた。
まぁ徒競走の時から同じ光景を見せられてたから、そんなに良いのか試したくなるのは分からなくもないけどさ。
で結局、私も興味は非常にあったのでやってみたのだけど······。
「うん。何も感じないね! やっぱり胸か!?」
「ちょっとぉーー!?失礼しちゃうなーー! これだって標準的な大きさはあるんだよ!?」
何て失敬な我が友なんだ。
私のこれだって標準的な大きさ······標準がよくは分からないけど、Cはあるんだぞ。
鈴宮さんに比べれば小さいけどさ、一般的に見れば決して小さくはないとは思うし。それに形だって張りのあるタイプだから······。
プリプリしながらもアハハハって笑いながらお互いに笑って過ごしたけど、やっぱり謎は謎。
「そうだわ!山口さんは去年3組だったわよね?あれについては何か知っておいでで?」
私達がアホなやり取りをしてる時に、可憐さんが男子の存在に気づいたらしい。
今年何人か入れ替わった男子の内の1人で、その山口君は3組から来たんだよね。当初の4月はかなり落ち込んでたのが、印象的だったけど。
「ん〜〜···あれかー。正直に何で今、あれをやってるのかは知らないよ?それでも聞く??」
「いいわよ。知ってることを教えて頂戴。」
可憐さんにアレについて問われて、隣を見て暫く考えた山口君は口を開いた。
前置きを入れたうえで。
それに対して可憐さんは、それでも知ってる事を知りたいらしい·····。
私も知りたいから聞き耳を立てる。
私の友人も他のクラスメイトの半数も同じみたい。
「さっきも言ったけど、なんでアレを今やってるのかは知らないよ? ただあの頭なでなでは、して貰うと何故だか幸せな気分になるし、癖になるんだよ。」
「······何よ、それ?」
「言ったろ?何故たがって······。理由は分からん!!」
可憐さんが喰い付いてたけど、私も同じ意見。意味分からん。
でも、聞いててアレ?って感じた。
「ねぇ、山口君。その言い方だともしかして体験済み?」
「うそ!?マジ!!?」
「そうなの?」
「ほんと!?」
「ん?ま、まぁな······。」
照れくさそうに頭をポリポリと掻きながら、そう話す山口君。
でもそれはどことなく嬉しそうだけど、残念そうな顔もしてる。
それにしても······まさか山口君が体験済みとは思わなかったなー。
それに対しては、皆が驚いてたし。
「で、俺は男だから当然それ以上の事は知らんけど、女子の方は前々からハグはして貰ってたな。まあ、偶にだけどさ。でな、それがなでなで以上にいいんだと。何でも抱きつくといい香りがして、心が落ちつくし癒やされて幸せな気分になるんだってさ。だから3組の女子は皆、虜さ。」
ゴク······。
どこからかそんな音が聞こえた気がした。
何よそれ?
可憐さんの様に、そんな風に思わなくもないけどあの3組の様子を見るからにそうなのだろう。
あんなにもご満悦な表情をしてるから。
鈴宮このはさんか······。
今やこの学年······いや、学校中で知らない人はいないかもしれない、そんな人。
少なくとも入学して2ヶ月経たない1年生にもかなり浸透している彼女。
私は彼女と関わり合いがないから、見た目の情報とうわさ話的な事しか知らないけれど。
銀髪のロングストレートの髪の毛。以前は白髪と聞いていたけれど、今はどう見ても銀髪にしか見えない。
そして宝石みたいに輝く赤い目。とっても綺麗。
この2つだけで遠目でも彼女と分かるし、世界で唯一の彼女だけが持ちうる物。
これだけでも羨ましいのに、更に抜群のプロポーションをしてるんだよね。
制服越しでも分かる、あの豊満な胸と腰のくびれ。奇麗な足のライン。
これで同じ日本人だよ?信じられる?私は信じられないよ?
寧ろ欧米人とのハーフですとかクォーターですって言われた方が、しっくりくるよね。
ここからは聞いた話だけど、性格も凄く優しくて面倒見が良いとか頼りになるとか······。
まぁとにかく、いい話を沢山聞く。
おまけに勉強も凄く出来るとかなんとか。
これって私のプレイしてるスマホゲーム風に言うと、可憐さんの完全上位互換なんじゃないかと思う。
あ!もしかして、さっきからやたら気にしてるのはそのせい?
んな馬鹿な······。
なんて思うけど、あの人プライドとか無駄に高そうな気がするし、もしかしたらそうなのかも······?
「そんな訳で俺から言えるのは、3組はあれで平常運転だって事だな。」
そう締め括った山口君。
あれが普通なのか〜と、驚きを持って改めて3組を見てしまった。
「何よ······。抱きしめて香りが良いとか落ち着くとか子供じゃあるまいし······。撫でられて幸せ? 馬鹿みたいっ!!」
ブツブツと呟いてる可憐さん。
プリプリしながら椅子に座り直した可憐さんを見つめながら、私は思った。
あぁ、これはマジで意識してるわ、と。
ちょっと面倒くさい人が更に面倒な事になったけど、見なかった聞かなかった事にすることにした私だった―――。
このはちゃんの謎の魅力を一部体験してしまったクラスと、全く知らないクラスの様子です。




