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1. ヒロインをラスボスにする話

というわけでノリと勢いで頑張ります。 もしかしたら不定期になるかも。


お金がガッポリ稼げたら更新頻度は上がるかも(白目)

 もしも「運命」というものがあるのならば


 人は生まれた瞬間から「生き方」を決められているのだとしたら


 私は神様を恨んでやる









 とある国のとある街 そこでは2年半前に戦争が起きていた。


 戦争の理由はなにか? 答えは国の防衛であった。


 この国は侵略戦争をしかけられていた。故に、国を守るために戦った。街に被害なども出ていたが、戦争はこの国の勝利で終わり平和が訪れた。


 なぜなら この国には奇跡を見せる 「聖女」 がいるのだから


 そうして戦争が終わって2年の月日が経った今、まだ完全には言えなくても、この村は平和になり人々は笑いあいながら過ごしている。



「・・・・・・」



 たった1人の彼女を除いては、


 彼女は周りの人のような、明るく、楽し気な雰囲気とは違い、暗く、思い雰囲気を体に纏わせていた。


 まるで他人の不幸を全部、自分が吸収してるようだと彼女は思った。

 そんな彼女は、たった1人でリンゴを売っていた・・・・・・ただし村の人々は誰1人として彼女のリンゴを買おうとはしないのだが。

 いや、それどころか人々は彼女を「いないもの」として扱っていた。


「いないもの」として扱われている彼女が商売をしたところで村の人々には意味をなさない。よって彼女がリンゴを売れる相手は・・・・・・


「やあ、お嬢さん。このリンゴを買ってもいいかな?僕は観光で初めて、この先にある「聖女がいる街」に行きたいのだが小腹が空いてしまってね。リンゴを2つほど欲しいのだ。」


 彼女のことを知らない人がターゲットである。


「ありがとうございます。」


 彼女は淡々とリンゴを2つ渡す。


「ああ、ありがとう。それじゃあ早速いただこうかな。どれどれ。」


 観光に来た男はリンゴをひとかじり食べる。その様子を見た彼女は、これからとるであろう男のリアクションを容易に想像すると目線を男から逸らした。


「むしゃむしゃ・・・・・・な、なんだこれは?!すごくマズイ?!こ、これは本当にリンゴなのか?!」


 彼女の視線に気づくことなく男は笑顔でリンゴを食べていた。観光、つまりは旅行であり男はウキウキな気分だったので気持ちがハッピーだった・・・・・・リンゴを食べるまでは。


 リンゴを一口かじる。最初は甘い!うむ、これは私の好きなリンゴである!!

 咀嚼する、あれ?あんまりサッパリとしてないぞ?

 咀嚼する、なんか甘くないぞ?

 咀嚼する、か、噛めば噛むほど甘みが消えてしかも舌に残る不快感!!不味くなっていく!まるで消しゴムを食べているようだ!!!!


「リンゴです。」


「な・・・・ふ、ふざけないでくれ!!こんなの詐欺にー----」


「お金は返しません。」


「ー---ッつ?!」


 あまりのリンゴの不味さに怒った男はリンゴを彼女に返して、払った金を取り返そうとしていたが、それを分かってたかのように彼女は代金を返却する意思がないことを先に伝えた。


「ちょっと、そこのアンタ。」


 そんな2人の口論と言えるかは分からないが、言い争いに発展する1歩手前で女性が観光の男性に声をかける。


「あ・・・い、いや、これにはワケが・・・!」


 男性は声をかけられて動揺した。

 なにせ周りから見れば、自分は「リンゴを買って食べた!けどマズイから金を返せ!!」と文句を言っている風に見られてもおかしくない態度と思ってたからだ。


「災難だったねアンタ。でも、この子と関わるのは止めといたほうがいいよ。なんだったら、アンタが買った分の代金を私が払ってあげようか?」


「えぇ?!いえ、そこまでしていただくわけには・・・・・あの、彼女は一体?」


 男は驚いた。

 なにせ自分は非難されるものだと思っていたら、まさか自分に同情されるる言葉をかけれれるだけでなく、リンゴの代金も恵んでくれるというのだ。男にとってこの展開は予想外で困惑するしかなかった。

 だが、それ以上に目の前の少女の存在が気になってしまった。


「そのリンゴ、よく見てみると分かるわよ。」


「リンゴを?・・・・・な、そんな?!このリンゴ、()()がないじゃないか?!」


 男は手に持ってるリンゴを凝視すると、リンゴに魔力が1ミリも宿ってないことに驚く。


 魔力、それは()()()()において「当たり前」のように存在し、命の次に大事なものといっても過言ではないエネルギーのことである。


「そう。この子の近くにある魔力は ぜんぶ吸われちゃうのよ。」


「魔力が吸われるだって?!そんなの聞いたことが・・・・・いや そう言えば聞いたことがある。2年半前の戦争でこの国の首都が攻められた時 たった1人で敵の部隊およそ100人の魔力を吸い取って倒したが それと同時に街の人々の魔力も無差別に吸収したという・・・・・・まさか この子が あの 「死神」 なのか?!」


 男は目の前の少女を見て驚く。

 18歳くらいの彼女が敵も味方も無差別に巻き込んで多大な被害を起こした張本人には見えなかったからであった。

 だが 目の前のリンゴの魔力が一切ないことが 男の本能に「この女は死神だ。関わるな」 と警告していた。


「そう。だから悪いことは言わない 彼女から お金を取り戻そうとは思わない方がいいわ。」


「ッツ!・・・・・・」


 女性の言葉に「死神の少女」は文句を言ってやろうかと思ったが思いとどまる。

 自分の悪口を言われたことに怒っているのではない

 いや 確かに その部分も少なからず入っているかもしれないが それ以上に村の女性が100%の善意で言ってることに憤りを感じた。

 私に対して嫌悪を抱いているなら まだ怒るだけで済ましてやる。

 だけど 私が悪いのが()()()() という認識に対しては もう怒りを通りこして殺したくなってくる。

 ふざけないで。 

 望んで こんな呪われた力を手に入れたわけじゃない。

 ただ生まれた時に たまたま私の魔法が「周りの魔力を吸い取る」ことだっただけなのに。


「そ、それじゃあ私は聖都に行かなければならないので・・・・・行くとするよ。」


 観光の男性は悪魔の少女から気まずそうに そして逃げるように その場を離れていった。

 買った1つのリンゴを残して。

 そして村の女性は少女に視線を向けることなく何事もなかったかのように その場を離れた。


 ふざけんな


 死神の少女は胸を かきむしりたくなる衝動に駆られた。


 そして少女は自分の手首を指の爪で引っ搔き始める。

 ()()()()()()()()()・・・・・・・・・正確には()()()()()()()()()()()()()()周りの人の目線が冷たくなり 日々のストレスが溜まっていくなかで唯一 この自傷行為だけが精神を安定させてくれるからであった。

 でも魔力があると あまり痛みを感じないので 自分で自分の手首周りの魔力を吸い取り 防御がガラ空きになったところを無茶苦茶に引っ搔きまくるのだ。

 そうすると傷ができ そこから血が流れ落ちていく。

 それを見ると自分の胸の中にあったストレスや殺意が 血と共に流れていくような感じがして落ち着くからだった。


「ッつ・・・・イッ!!・・・・・ハァ ハァ。」


「あ、ちょっといいかな?」


「!・・・・・・なにか用?」


 突然 話しかけられて死神の少女は頭が真っ白になり動揺しまい 目線を手首に向けたまま相手の顔を見ずに返事をしてしまった。


「さっき男の人がリンゴを2つ買って1つ店に置いていったリンゴ もらってもいいっすか?」


 声色からして男の声だろうと判断した。

 ただし先ほどリンゴを買った男性の声ではなかった。

 顔を上げて男の顔を見た。


 歳は同じくらいだろうか。

 その男は笑顔だったが どこか張り付いたような笑顔 仮面みたいな表情だった。


 一言で言えば 胡散臭い男だった。

ちなみに女主人公はリンゴを売ってた少女


男主人公は胡散臭い笑顔の少年です


なんかファーストコンタクト最悪では?

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