超超超～歯科恐怖症の女の子
超超超～歯科恐怖症の女の子
2月11日 建国記念日 祝日
お昼 2時に
中学2年生 13歳 女性
が 母親と 左下の歯の激痛で 当院へ来院
虫歯で 歯に大きな穴が開き
神経をとる処置の必要性を説明
「死ぬほどの痛みが 100％だったら
今 現在の君の痛みは何％ですか？」
と聞くと
「120パーセント！！！」と答えた。。。
『MAX 100％ なのに・・・』
と僕は思った
でもまあ それほど激しく痛むという事
しかし いざ 治療を開始しようとして
麻酔をしようとすると
激しく泣き叫び 暴れ始め
「怖い 怖い！！！」
と大声で叫び始めた。。。
重度の歯科恐怖症の人だった。。。
時々 こういう人は来るが
ここまで頑固なひとはそうそう
なかなか いません。。。
時々こういう人が 治療に来ると
正直 ドッと疲れ果てる。。。
小さなお子さんとかが多い
しかも 夜間の部。。。
夜9時を過ぎると
幼児は 眠いのと 歯の痛みで
滅茶苦茶 機嫌が悪くなり
狂暴になり 超音波な高音で
泣き叫び暴れまくるので
日々 疲れ果てている僕の肉体や精神は
ドッと疲れ果ててしまいます。。。
たまに 暴れまくって
気をぬいていたら
幼児から 激しい力で 僕の手を噛んできたり
僕のお腹やあそこを思いっ切り
蹴っ飛ばしてくる子もいる。。。
だいたい親に
「お子さんはいつから痛みを訴えていますか？」
と聞くと
「1週間前から。。。」
と平然と言う親もいる。。。
僕は内心
『こんな夜間に来るんじゃなくて
もっと早い時間帯にこいや！！！』
と毒ついている。。。
それくらい 夜間や深夜帯に
幼児を診るのは 正直 しんどい。。。
歯科は 切った貼ったの外科処置と同じで
何らかしらの 処置をしないと
保険点数が取れない
こういう 歯科処置のために
口を まったく開けてくれない
歯科治療に協力してくださらない患者さんには
埒が明かないということで
当院では(ぼくの中のルールでは）
2回 治療を拒否する態度
(小さな子ならば 口に両手を押さえる行為
暴れまくる 泣き叫ぶ などの行為）
一度 僕の話術で なだめまくり
優しく諭し 応援しても
2回 上記の拒否行動をとれば
強制的に治療中止しています
そして こう言います
「本日は当院では 処置はできません
無理やり 治療を行おうとすれば
暴れた際に 歯を削る器械が 思わぬところに当たって
ケガをして 医療事故に発展する恐れがあります
また 僕はカウンセラーの資格を持っているのですが
無理やり 押さえつけて強引に治療をしたりすると
歯科治療に対して トラウマになって
大人になってからも
歯科治療に行かなくなる恐れがあるので
僕の歯科医院では
無理やり歯科治療を強制することは致しません
しかし 中断した場合 病院の外を出られて
一度 帰宅されたのち
やはり痛みに耐えきれず 当院を利用された際は
もし 治療が再度できない場合は
保険診療による保険点数が取れません。。。
しかし今回の この1回目の最初の初診は
治療ができなかった
痛みを おとりすることができなかった
ということで
治療費のお金は 全くいただきませんが
再度 当院に再来院された場合
つまり 2回目は
もし 今回のように 『イヤイヤ』
されて 治療ができなかった場合
保険診療の点数が取れないということで
1時間ごとに 千円＋(税金）
つまり 1時間ごとに 実費で 1100円
いただくことになります」
とお伝えしています
今までに こういう形態で
治療費はいただいたことはありませんが。。。
まあ 再度 治療ができなかったということで
以後 他院に行くなど
当院を利用されないだけかもしれませんが。。。
僕は正直 こういう患者さんは
ドッと疲れ果ててしまうので
あまり 診たくない。。。
ただ 医療法で
｛応召の義務｝というのがあって
治療を求められたら 正当な理由なしに
治療を拒否してはいけない
という決まりがあるために
治療を求まれれたら 拒否できません。。。
なので 僕は
『こいつは無理！！！』と判断したら
僕の スーパー話術 で
なるべく 当院ではなく
ほかの病院に行くように仕向けます。。。
しかし 深夜帯は 当院の近所は
どこも診療をしていないので
今回の女の子の場合は 激痛で
彼女のお母さんが
「何とかこの子の歯の激痛をどうにかしてください」
と言われるものだから
僕も 決意して 「頑張ってみましょう！！！」
と言ったのが 運のつき。。。
滅茶苦茶ひどい大変な目に あってしまった。。。
今思い出しても ゾッとします。。。
二度と診たくない患者。。。
詳細を書くと
お昼2時から
その日は祝日で 急患が
ガンガン次々とお見えになっていたので
15分くらい その女の子を
診療室の治療チェアーに座らせて
根気よく 「頑張ろう 頑張ろう」
と地味に応援するのだが
治療しようとは してくれない
なので いったん待合室に戻ってもらい
(診療室の治療チェアーに座らせたままだと
患者さんの恐怖心が和らぐことができないから）
次の急患を入れて 治療を終わると
また女の子を入れて
15分くらい コンコンと優しく 説得。。。
その間に 時々 来るベトナム人(男性）が
知り合い(男性；初診) も連れてきていたが
病院の外や待合室まで この女の子が
「ぎゃ～ぎゃ～」泣き騒ぐ声で おののいたのか
おそらく
『この歯医者 へたくそかも・・・』
と思われたのか
二人とも 受付処理 をさせていただき
僕はなるべく待ち時間がないように気を使い
「君たちを先に 治療しますよ」
と言ってみたのだが
二人のベトナム人は
「いや 今日はいいです また来ます。。」
と言って帰宅してから
もう 二度と 来なかった。。。
この女の子のせいで 患者を失ってしまった。。。
しかし気を取り直し 何度も
15分くらい 説得したが
あっという間に 夜8時になり
僕の 精神も 体も 腰 も 覇気も
やられてしまった。。。
今日 2022年7月31日(日曜）も僕は
朝から深夜まで お仕事で
今日も疲れ果てているのだが
久しぶりにこの動画を
SDカードのデータ内から 見つけ出し
動画の編集作業 をしていたのだが
動画を観て この女の子の鳴き声を聞くと
あの時の 嫌な地味な疲れを思い出し
激しい嫌悪感と疲労が どっと出てきて
体や肩 腰が妙に痛くなる。。。
動画を観ていたら
最近 超～～～穏やかな 僕も
ムカムカ イライラ してきて
『なんであの時 僕の中のルールの
2回 歯科治療を拒否られたら
速攻 治療中断 しなかったんだろう。。。」
と思ってしまう。。。
中学2年 にもなって
歯が激痛なのに 歯医者が怖いという理由で
少しも 歯科治療に協力しようという
勇気をもたずに
僕の 長時間にわたる(約6時間！！！）
優しい説得に
まったく耳を傾けようとせずに
(動画を観ると 僕が「頑張ろう！！！」
と言って 女の子の口を こちら側に向けようとすると
僕の手をはたいた。。。
今考えれば
人の優しさをわかろうとしない
僕の『何とかしてあげたい』という
思いやりとか親切心を全く
理解しようとしない
自己中心的なものの考え方の
この女の子のために
ここまでして 長時間優しく 頑張らずに
強制的に治療中断してもよかったのではと思う。。。
まあ 歯が激痛ということで
1回目の診療で 何とか痛みを楽にしてあげたい
と思ってしまったんだろう。。。
で 結局 治療中断。。。
お昼2時から 夜8時の
約6時間もねばって。。。
はっきり言って 無駄な時間でした。。。
まあ 歯が激痛ということで
1回目の診療で 何とか痛みを楽にしてあげたい
と思ってしまったんだろう。。。
で 結局 治療中断
お昼2時から 夜8時の
約6時間。。。
今思えば 歯科治療強制終了か
3時間くらいたったところで
「ここからは もし お母さんが 本日の
当院での娘さんの治療を強く希望されるならば
治療ができれば 保険診療で。。。
もし できなければ
僕は いつまでも あなたたちに
お付き合いしますので
治療をせずに 説得するのみ では
保険診療の点数 が取れませんので
実費で 1時間に対して 1100円
いただきますけど よろしいですか？」
と言えば この娘さんも
もっと頑張って 治療をしようと
決断してくれたかもしれないし
「じゃあ お金がもったいないから
今日は帰ろう」
と もっと早い時間に 終了していたかもしれない。。。
こ
の動画を改めて 確認すると
『僕の優しすぎる 弱い性格が
結果 僕自身を 苦しめてしまってたなぁ～』
と判断しました。。。
これからはもっと ビシバシ と
強く 判断しようと
思いました。。。
2022年7月31日(日曜）PM22:12
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超超超～歯科恐怖症の女の子
