僕の 落ちこぼれ の 過去
{僕の 落ちこぼれ の 過去}
昨日 夜
200キロ先の県外から
歯が激痛と
息子 高校一年と
一緒に来た 38歳 男性
最初 電話で
他の患者さんがいたけど
その人は いい人だったので
約15分くらい
電話口で
僕のいろいろな話術で
時間を稼ぎ
催眠術をかけたら
うまくかかり
痛みが 80%から
10%になった
と驚いてた。。。
なので 僕は
電話で相手に対し
「200キロと かなりの遠方だし
借金も 自宅のローンが
3500万円 も あるというし
子供さんが 4人もいるというので
僕は あなたから お金を
搾取しよう と思わないので
今日は この電話のみで
今 痛みが楽になったのならば
僕に 恩を感じてもらったり
遠慮はされないでいいので
お見えになられなくて
結構ですよ!
普通の 平日のお昼のお時間に
行かれた方が
治療費はお安いですよ!
でもまあ 明日は 土曜日
あさっては 日曜日
そして月曜日は
予約がいっぱいでしょうから
お宅さんの近くの歯医者さんで
予約を取って
診てもらえるかはわかりませんが
今日はとりあえず
様子を見て
もし明日 あさって
やはり お痛みがあれば
僕は 土日も 診療していますから
その時 もう一度
お電話されて
お見えになられてもいいですよ!」
とお伝えしたが
やはり来るとのこと・・・
その電話は 夜7時過ぎだったが
一応 伺う といわれ
高くテンション を維持していたが
なかなか 来なかった・・・
しかし やっと
夜10時ごろ 当院に来院
高校生の 息子から
急に 電話があり
高校に 迎えに行って
遅くなったと言われた。。。
当院に来る途中で
将来について
話し合っていたということで
僕も 少しアドバイスした。。。
もうすぐ 親を含めた
3者面談が あるということだ。。。
昔 僕は
通信簿が オール5 だったが
高校2年生の秋
僕が尊敬していた
歯科医師だった 僕の祖父が
末期がんで あっさり亡くなり
葬式のあと
「うちには お金が無いから
お前は 幼稚園の頃から
歯科医師だった
おじいちゃんの後姿を見て
歯医者さんになると言っていたが
もう お前は 歯科医師にならなくていい
このお屋敷は 国道に
当たったので 取り壊し
ついでに 連結してある
歯科医院も取り壊す
歯科器材は離島に寄付する
この先 お前が 将来
歯科医師になっても
何も基盤も
応援してくれる人もいない
だから これから先は
お前の好きな道をいけ!」
と言われ
それからの僕は
人生に迷い
奇行が始まった。。。
化粧をして V系のバンドを組み
ライブハウスで活動
漫画を描きまくって
週刊 少年ジャンプの 手塚治虫賞
を狙っていた。。。
俳優も目指し
オーディションを 受けまくって
無事 受かったが
父親に言うと
殴られ蹴られた・・・
それから 燃え尽き症候群になり
成長期もあってか
いつも眠たくなっていた・・・
高校で 授業中
先生が授業していて
黒板を見ていると
夢遊病のように
現実から逃れようと
空想が激しくなっていた僕は
僕が描こうとしている
マンガのお話が
いっぱい 映像として
目に見えていた・・・
その頃から
実は 僕は 1秒も
勉強せずに 漫画ばかり描き
昼休みには
図書館に行き
手塚治虫先生の漫画
火の鳥 を読み漁っていた・・・
一気に 成績が 落ち始め
3年生の頃は
全ての教科 が赤点
それを知った母親が
焦って
一気に いろいろ動いてくれた。。。
薬院の 河合塾
通信の 進研ゼミ と Z会
家庭教師
近くの小さな塾
しかしその頃の僕は
ひねくれて
家庭教師以外
全部 さぼった・・・
河合塾 のチューター
九州大学の学生 が
うちに電話して
おそらく 高校3年の時は
一回も 河合塾には行かなかった・・・
僕の時代は
滅茶苦茶 学生がいて
大きな教室で
大学の教授ように
なんだかよくわからない やる気のない
先生が ふにゃふにゃ
説明しているだけ・・・
河合塾は 基本から教えるのではなく
たとえば 数学などは
問題集を 自宅で 解いて
それを 河合塾の先生が
ふにゃふにゃ 授業中
説明するのみ・・・
途中から脱落した僕は
その問題も解かずに
熟に行って
先生が 黒板に書く 内容を
ただ書き写すのみ
今の僕だったら
書き写すのではなく
先生の説明を聞いて
その授業中のみに
集中して 授業内容を
すべて 理解する という
態度で 望む
でも ふと後ろを見ると
『黒板 見えているのか?』
と言うくらい
教室の後ろ は
カップルたちが イチャイチャしていて
その頃 陰キャ の僕は
彼女が できうるはずもなく
授業内容も
よくわからず なんだか 河合塾に行くのが
だんだん 嫌になってしまったのだ・・・
ほとんどの試験 が 赤点になり
僕の進学高校で
初めての 留年者か?
と言われた・・・
ある日 めちゃ美人の若い
英語の先生に 僕ひとり
廊下に 呼ばれた
そして試験の点数が
悪いことを とがめられた・・・
そしてその先生に
「あなた!
私の 話しを
真面目に聞いているの?
何をのんきに へらへら
笑っているの!(激怒)」
と真面目に怒られていた・・・
僕は笑っていたわけではないが
もうどうしようもなくなったら
人は 笑うしかなくなるのだろう・・・
もう 積み重ねの基本が
おろそかになってしまって
頭のいい級友たちには
ついていけなくなっていた・・・
僕は 小学低学年から
公文もしていて
常に 学年トップ
全国模試も 常に
100番以内で 僕の名前が
公文 の全国版の
冊子 にも 常に 載っていた。。。
うちの高校は 進学校で
数学が 常に
県内トップクラスで
全国模試 の成績表を
たまたま 友人に見られ
「お前が うちの高校の
平均点数を落としている!」
とバカにされ
漫画を描いて 高校に持っていくと
皆の人気者になれたが
結構 仲の良い友人が
高校3年の夏
大学受験で
一番 内申書に響くころに
「お前 アホだろ?
この大切な時期に・・・」
とバカにされた・・・
そして 秋ごろ
授業中 物理の問題の解答を
指名されて
答えられずに
立ったまま 黙ったまま
固まっていると
周りの級友たちが
「うひゃ~~~
今のこの時期に あんな問題
わからないって・・・
終わっとるね・・・」
とざわざわ くすくすと
皆に笑われてしまう始末・・・
その頃 僕の母は
僕の成績が ガタ落ちして
精神的におかしくなり
やせ細り
担任の先生に
「お前の 母親
大丈夫か?
かなり お痩せになったな・・・
やつれているよ
お前 歯科医師だった
おじいちゃんの 遺志を継いで
歯科医師になるんだろ?
いったい 毎日
自宅に帰って
何を しているんだ?」
と聞かれたので
「金八先生の 再放送を
見ています」
というと
その先生は
「あんなもの 理想論だ!」
と 吐き捨てた・・・
俳優のオーディションで
面接官から
「君は どんな俳優さんを
リスペクト しているの?」
と言われたので
即座に 自信をもって
「金八先生をしている
武田鉄矢さんです!」
と伝えると
その面接官のおっさんは
ふふふん・・・
と鼻で笑い
「あれは 大根役者だ」
と言っていた・・・
『このバカチンが~~~!!!』
と僕は心の中で叫んだ・・・
その頃 僕の実家では
二階に 僕の部屋があるのだが
(中学の頃に 父親が
頑張って 自宅を建て
市営住宅から
引っ越したのだ!
それから 近くの小さな
塾に行きはじめ
勉強が楽しくなり
ギフテッド(神から与えられし子供)
に気付き 目をつむると
一度見た 教科書が 見えていた・・・
それで 通信簿が
オール5 !
しかし 高校2年生の時に
歯科医師にならなくていいと
言われたとたん
しかもその頃 本が好きな
友人に オーヘンリー短編集を
3冊 借りたら
本を読むことに 目覚め
活字中毒になり
一気に 勉強に対する
興味が薄れ 気が抜けて
燃え尽き症候群になり
記憶力が 想像力に変わってしまって
ギフテッドの力 も
きれいさっぱり 消え失せた・・・
そして 高校3年生の夏から秋
3者面談があったころ
成績が悪すぎて
僕の母親が 気が狂い始めて
「どこも歯科大学が受からん
って言われるのが怖いから
私は 行かない!
ふぇぇぇ~~~~(激泣)」
となり
父が 来てくれていた・・・
まあ 高校一年の時は
東京医科歯科大 も
全て 合格率が オールA 判定
だったが
その頃は 松本歯科大学などの私立歯科大も
全て C~E 判定だった・・・
その頃の僕は 開き直って
夜 すぐ寝ていたら
朝 起きたら
母親が いつものように
めそめそと泣いていて
朝ごはんを食べて
高校に行こうとすると
(一応 高校は
3年間 休まずに
行って 皆勤賞!)
僕の後姿 に向かって
「昨日は もう 夜8時に寝ていて
お前の部屋は 電気が消えていた~~~
ふぇぇぇ~~~~(激泣)」
と 嫌味のように
泣かれる始末・・・
その頃 もう僕は
人生をあきらめていて
漫画ばかり描いていて
父親が 帰ってきて
ドスドス と二階の 僕の部屋に
上がってくる音がしても
開き直って
漫画を描いていたら
父親が ノックもせずに
僕の部屋に入ってきて
ひょろっと
「勉強しているか?」と
僕の机を見る・・・
しかし僕は漫画を描いているので
「この大切な時期に
なんばしよっとか~~~!!!(激怒)」
と ボコボコに ぐ~パンチで
殴られまくる・・・
また別の日には
夕方から寝ていると
また
ドスドス と二階の 僕の部屋に
上がってくる音がして
いきなり僕の部屋のドアを開け
母親に 言われて確認しに来たのだろうが
「おい! なんで
勉強もせずに こんな
早くから 寝ているんだ!(激怒)」
と怒鳴って 僕を
またまた 顔を ぐ~パンチ!
僕は ころころと 転げてしまい
壁に 頭をぶつける始末・・・
僕は その頃
バットを 振り回し
家中をめちゃくちゃに
叩き壊してやる!
と思っていたが
元来 貧乏症なのと
理論派なので
もし壊したら
テレビ 洗濯機 テーブル
などなど また お金がかかってしまい
両親に迷惑を かけちゃうな~
と どこか 冷静で冷めた考えで
思いとどまった・・・
もしそういう行動をとってしまっていたら
警察にお世話になり
精神科に 強制入院させられて
薬漬け になり
今では 廃人生活を
送っていたかもしれません・・・
数年前に
ふと 僕の母親が
僕に向かって こう漏らした・・・
「あの頃は あんたは
気が狂っていた・・・
(僕の内心:勉強してないだけ・・・)
あんたを 精神病院に
連れていこうと思っていた・・・
(僕の内心:学業の成績が
落ちただけやん
なんでやねん・・・)
あんたを殺して
私も死のうと思ってたんよ・・・
(僕の内心:ゾゾゾ~~~・・・)
しかし 高校現役では
国公立が落ち
私立も全滅・・・
高校3年が終わり
卒業し 歯科大学が全滅したとき
僕のお爺さんの 仏壇の前に
正座をさせられ
「お前 来年どうするんだ?」
といわれ 僕はもともと
お金持ちになりたかったので
土下座して
「やはり
おじいちゃんのように 立派な
歯科医師になりたいです!」
とお願いして
1千万円 用意してもらい
博多の 医学予備校に行った。。。
結局 数年前に 母親に 言われたが
「あんたが 歯医者さんになれたのは
お爺さんのおかげ よ!
こう言ったら
お爺さんに失礼だけど
ちょうどいいときに 亡くなったから
遺産が入ってきたから
あんたは 今 歯医者になれたのよ!
お爺ちゃんに 十分 感謝しなさいよ!」
そして 1年の浪人生活 後
翌年 無事
歯科大学に合格。。。
そして今に至ります!
そんな 自分語り もしながら
少年の 将来についても
アドバイスしてあげた!
結局 雑談
治療内容の説明
歯科治療も含めて
夜10時から 深夜1時まで
約3時間
頑張って対応・・・
そのかわり 今日は朝から
滅茶苦茶
体中が痛く 肩が凝りまくり
首が痛い。。。
その人が 今 確認すると
ネットの口コミに
星5 の 高評価を
書いてくださっていた!
あんまり
ネットの口コミに
何も 書きそうにない
男性のよう だったので
びっくりしました。。。
でも 星5 の 高評価
うれしかったです!
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「知識不足・感情的判断・過度なリスク・目的不明確」
これらを避ければ
悲惨な結果になる可能性は
グッと減る




