ある週末 の夜の 騒動。。。
ある週末 の夜の 騒動。。。
ある週末の夜
病院で気合いを入れて待機していると
86歳のお婆さん
(持病がたくさんあり
日頃から お薬も たくさん飲まれている)が
右下の 顎が腫れまくり 痛がり
右側 顎下 蜂窩織炎 で
60代の娘さんと 当院に来院
過去に 同じような年齢で
同じような症状の患者さんが
同じように夜間に当院に来院され
その時の 僕は
患者さんが
「忙しくて 大学病院とかには行けない。。。
なるべく 今日 ここの病院だけで
治療を完結させてほしい」
と言われたので
「僕 自分一人で 対応してやる!」
と意気込んで 頑張って処置したが
翌日 救急車を呼ばれ
大学病院に緊急手術をされ
お見舞いに行くと 家族の人に にらまれ
その後 来なくなり
その患者さんの緊急処置をした大学病院の
口腔外科の先生に 状況を伺うと
「君 いったい 何をやっているの?
ああいう患者さんは すぐに
大学病院など 専門のところに つなげないと!
あの患者さん 命にかかわるほど
重症だったんですよ!
もっと 勉強しないといけないですよ!」
と上から目線で 言われ
馬鹿にされた 苦い経験があったので
今回は 前と 同じような過ち をしないように
そのお婆さんは 病院嫌いで
僕のおかげで 「痛みは楽になった」
といわれはしたが 安全を確保するために
「気持ち的に 嫌なのは理解できますが
命にかかわるかもしれないので 今からすぐにでも
大きな大学病院で 抗生剤の点滴を
打ってもらった方がいい」と 本人やその娘さんに 丁寧にお伝えし
近くの大学病院や 救急でやっている 大きな病院 を
60代娘さんと 一緒に 彼女のスマートフォンで 探しまくった。。。
しかし 夜10時から11時までの間
1時間かけて 5件 近隣を探したが
全部 受け入れ拒否。。。
『こんなにも あっさりと
こうして今 苦しんでいる人がいるのに
大きな専門んの病院でさえ 治療拒否をしてくるんだ!?』
と 今更ながら びっくりしてしまいました。。。
たらいまわし問題。。。
2024年 医師働き方改革。。。
(医師の働き方改革は2024年4月施行)
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医療の2025年問題とは~
高齢者の増加や医療の担い手の不足により
日本の医療体制が維持できなくなることです
医療を必要とする患者さんが増える一方で
医療従事者や医療施設が減少する恐れがあります
~~~~~~
最近ネット上 や 巷で
よく見聞きする救急車での 救急隊による
救急患者さんを 病院から
搬送要請を拒否されまくる事件 も思い起こされて
『夜間に 受けつけて下さる病院を探すことが
こんなにも大変なのか~
夜間・深夜・土日祝日に
やばい病気やけがをしたらどうなるのだろう。。。
助かる命も助からないよ。。。』
と思った。。。
当院でも
昨年の12月31日
深夜に20代前半の男性が
階段を顔から転げ落ち
左頭 左目 眼窩底骨折 で
深夜に行った個人外科病院では
「うちでは この応急処置以外
対応は 無理だから よそへ行ってください」
と言われ 包帯と絆創膏しか貼られていなくて
顔も怪我し 歯も いっぱい折れて
唇も 激しく裂傷していた。。。
1月1日は 5件の歯医者さんに
全部 受け入れを 断られたそうだが
僕は 今年の1月1日に 彼からの電話で
すぐに受け入れ 唇の裂傷と
折れまくった歯の対応・処置に
お昼12時から夕方6時まで
他の急患さんも診ながら
同時進行で 対応した。。。
その間に 彼の友人たちが
必死で 眼窩底骨折を診てくださる病院を
電話で探していたが
他県も含めて 15件探したが
その日は結局 全部断られたそう。。。
しかも今年は 黄金の9日間
と言う 休み期間の長い年末・お正月休み で
今年は 令和7年1月3日が 金曜日で
4,5日は 土日だった。。。
そして 週が明けた 月曜日 6日は
どこもお正月休み明けで
予約が すでに いっぱいと言われたらしく
早くても 検査だけでも 1月7日~10日くらいまで
お待ちくださいと言われたらしい。。。
それを聞いて僕は
『そんな 1週間も 様子を見ていたら
複視や失明 になってしまう可能性あるじゃないの!』
と内心 思ったが
患者さんが不安に感じたらいけないと思い
黙っていた。。。
次の日に 彼が 処置後の消毒に来たが
笑顔で 1件だけ 後日見てくれる外科の病院を見つけたと
報告してくれた。。。
そんな感じで
『大きな総合病院でも そういう対応なのか!!!』
とびっくりしてしまった。。。
『例えば 自分の親だったら どういう対応するの!?』
と思った。。。
『世間の皆さんは 皆 ビジネスライクだな~
しょせん 他人事か。。。』
となんだか 悲しくなった。。。
しかし たらいまわし問題は
1990年代後半に ある事件が起き
一生懸命に ある緊急の患者さんの出産で
妊婦が亡くなり 遺族が
深夜に一生懸命に対応した医師を 告訴してしまった。。。
その後 10年くらい 裁判で争うことになったが
最後は 医師側の無罪判決で終了。。。
数年前にも
深夜に 緊急搬送された妊婦の出産に
立ち会った高齢の医師が その後
その旦那さんから 「飲酒して 泥酔状態で 手術した!」
と訴えたそう。。。
そのため
産婦人科・小児科・救急科 は
患者さん側から 訴えられる事件 が続出し
その科は医師たちから 敬遠され
今の少子化の時代では
「せっかく苦労して 医師になったんだから!」
と言って 2年の研修医期間が終わると
すぐに お金を稼ぐことの出来る
美容整形に 行く
直美になる人が多い
と言う問題が出て来たそうだ。。。
僕も 研修医時代
大学病院の 口腔外科で
月 3万円。。。
今はそういうお給料形態
はないと聞くが 今 考えても
この給料は おかしいな・・・
と思っている。。。
今では 搾取されたんだろうな。。。
と思っているが
あの頃の 苦しさがあったから
異常にハングリー精神が爆発して
今の 成功した僕がいるから
良しとしよう!
と自分に言い聞かせている。。。
ネットで見ると
医師の 大学病院でのお給料は 10万円台くらい。。。
なので 彼らは 肉体・精神を酷使し
夜間 睡眠時間を削って バイトに行って しのぐ。。。
勤務医で 2千万円台。。。
病院経営者で3~4千万円。。。
しかし美容整形では 5~6千万円
稼ぐことができるらしい。。。
しかし 医師になった人たちが 皆
このような 安楽な方の 稼ぐ道 を行けば
需要は 都会部に集中しそうだから
皆が 同じ動きをすると
都会部での 美容整形は 超激戦になり
短期間はよくても 長い目で見ると
そんなに稼ぐことができるのかな?・・・
と言う話になり
またまた 患者さんのためではなく
目先の お金を稼ぐことばかり を考えるようになり
医療事故 訴訟問題も 増えそう。。。
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話を戻し
蜂窩織炎のお婆さんは 電話をかけまくった
最後の1件で 何とか
抗生剤点滴をしてくださる病院を見つけ
そこに なんとかお願いして ねじ込みました・・・
その時点で 夜11時ころ。。。
電話で そこが決まるときに
前に当院にきた
シングルマザーが4歳の男の子と
「今の時間しか 歯医者に 来れない」
と夜10時過ぎに 電話もなく
いきなり 当院に突撃してきた。。。
この子は 保育園で
「この子は集団生活ができない
IQテスト を受けてください」
と言われるほど ギャーギャー 騒ぎ動きまくり
病院を壊しそうな勢いで 暴れまくり
対応が 超~大変だった。。。
僕も 子供と同じレベルで
大騒ぎして 終わると ドッと疲れ果てました。。。
超~ふらふら になってしまいました。。。
その超~~~やんちゃな子供に
蹴りをくらわされたり
僕の おちん珍 をにぎられ
おしりを触られ 大変だった。。。
この日の土曜日は 本当に 疲れ果ててしまいました。。。
そして 次の日の日曜日 病院に来ると
当院の受付の 留守電に
昨日のお婆さんの 60代の娘さんから 電話で
{2,3日 抗生剤点滴で大きな病院に
緊急入院している}とのこと。。。
そういえば 書き忘れていたが
土曜日の 深夜3時過ぎに
激しい疲労で 朦朧としていたら
歯が激痛 と言う30代男から
死にそうな声で当院に電話。。。
すぐに母親に変わり 状況を聞いていると
{その人たち には 車がなく 当院に来る手段がない}
とのこと。。。
{こういう非常識な ヤバイ奴 結構多い。。。
来れないなら なんで電話をかけてくるんや!(激怒)}
でもこういうヤバイ自己中な奴でも
たとえ深夜でも 優しく対応してしまう僕。。。(泣)
さらに状況を聞き出していると
スマホのスピーカーで
本人も母親と一緒に説明を聞いていたのか
僕は超~疲れ果てていたが
大きな声で対応していると
催眠術 がかかったのか
(大きな声で グダグダと 少し早い口調で話すと
痛みが けっこう楽になる人が多い。。。
しかし 最近 この方法を使いまくっていると
結果 その日の対応・処置が 薬のみ の対応になり
最終的に 治療費が稼げない。。。
最近の 夜間・深夜・土日祝日に
痛みで当院に初診で来た急患の 約85%・・・)
しかも あまり皆 僕に対して
感謝を感じていないような 受けとらえ方
に見える。。。
例えば 時間をかけて
雑談しても 痛みさえ 楽になれば
途端に もう処置はせずに すぐにでも
帰宅したいそぶり を見せる。。。
僕は その人たちに
必ず こう説明している
「今回はあくまでも
一時的に 痛みが楽になっているだけ
根本的には 何も治療されていません
もし ここを出て
また 当日中にも
また痛みが ぶり返したときは
{相談・質問・今の痛みの状況を
僕にお伝えする内容・治療費
などの質問の電話は 絶対にしないでください!
当院へは今から 必ず すぐに来る
と言う電話のみしてください!}
とお伝えしている。。。
そして 説明・雑談などの
お話だけでは 保険診療は 取れないので
初診料に 歯ぐきの検査・お掃除で
土日祝日でも 夜間・深夜帯でも
2千円台半ば で 終了。。。
➡ 最近 こういう歯の痛みで
初診で当院に来院されている急患ばかり。。。
なんだか 僕の指の隙間から
かなりの 何かが すり抜け
こぼれ落ちているような気がします。。。
当院では 応急処置しかしていなくて
「今日中に また痛みが再発する恐れはありますよ!
きちんと治療した方がいいですよ!」
と伝えていても
「今からすぐに 当院に 来る
という電話しか してはいけませんよ!」
と そう きちんと説明しても
当院に 来院したその日に
痛みが再発しても ほとんどの人は
その時に すぐに来る気はないのに
当院に来院した 当日中に
再び 痛みが出れば
{自分の痛みの再発と 今の痛みの状況を知らせる}
電話を 深夜でも かまわずに
当院に 電話してくる。。。
相手の 気持に立ってみる
という 当たり前の心が無い奴が多い。。。
例えば
先日の日曜日の 夕方6時すぎ に来た
教師をしている 男性 38歳。。。
痛みが 80%で 当院に初診で来たが
僕の催眠術が 無事かかり
「当院は 平日はもちろんのこと
土日祝日でも 夜間でも 深夜でも
君が望むなら
やっつけ仕事 ビジネスライク
ではなく 鎮痛剤だけ出す応急処置ではなく
本日は 激しいお痛みがあって
藁にも すがる思いで
当院に お見えになられたのでしょうから
君が 納得するまで
たとえ 時間がかかっても
君に寄り添って しっかりと
対応・処置 させていただきます!
なので 今は 日曜日の夕方6時ですが
何時までに 御帰宅されたいですか?
この病院を 出る必要がありますか?」
と質問したら
「痛みが 楽になるまで
帰宅時間は 別に 何時になっても
かまいません!」
と答えたのに
雑談していると
約30分くらいで 何も処置せずとも
痛みが ほとんどなくなり
「あの~ 家に
小さな子供が 2人いるので
早く 帰宅したい」
と言う始末。。。
いよいよ 最近 僕は 思い悩んで
もう雑談は 一切 省いて
すぐに 治療の内容に入り
僕の処置により 痛みが楽になれば
多少 治療費が高くても
患者さんは 納得するのでは?
とも思うが いまだに実行に移せない。。。
それは 自分の歯科医院を独立開業したときは
6千万円の大借金を 返済するため に
その イケイケガンガン の治療をしていたが
その頃 けっこう
「ぼったくり!」とか言われ
トラウマになった 経験が
僕の脳裏に あるのでしょう。。。
だから 今のような
その患者さん自身が 強く
何らかの治療を 望まない限りは
僕からは 進んで 治療をする
という 行為はしなくなったのだと思います。。。
そしていつの間にか
夜間や深夜 土日祝日に
歯の激痛で 当院に 来院したにもかかわらず
「お金がない!手持ちがない!」
と言う非常識なヤバイ奴があるとき急増し
お金の件で 揉めることが多い経験をし
僕は 苦肉の策で 今の方法を
編み出したと 考えています。。。
しかしあまりにも
鎮痛剤の投与 のみの
対応 という 急患の返答が多く
最近の僕は 経営・利益獲得
と言う面で 悩んでいるのです。。。
話を戻し
土曜日の 深夜3時過ぎに
激しい疲労で 朦朧としていたら
歯が激痛 と言う
死にそうな声で当院に電話してきた 30代男
彼の母親と 15分くらい 話したところで
彼女に「もし 当院に来れないのでしたら
お痛みで 大変でしょうから
1万円くらい支払って下さったら
訪問歯科の道具を持っていきますよ」
というと 途端に 母親が躊躇した声になり
すぐに本人(男性)に代わり
「今は 80%の痛みが 10%になった」
と言ってきたので
「僕は強制しませんが
これからは 今から 絶対に来れる
と言うときのみ当院に電話してください」
と伝え
「もし 今日はもう
治療はしないでいいというのであれば
今までの約15分の 電話での対応により
お痛みが楽になったのですから
痛み止めを お渡ししますので
自費として 千円は 支払ってください!」
と言って その人の家の近くまで
僕のおベンツ号で 向かい
鎮痛剤を渡し 千円をいただきました!
電話で 集合場所を決めて
(僕は スマートフォンを持っていない。。。
携帯電話は僕の奥さんに管理されて
普段 携帯電話を持ち歩かない。。。)
車で向かって 集合場所は何もない
道路沿いで 車を停める場所もない
田舎の道だったのだが その道は狭く
何度も迷い その患者さんに会うのに
何度も集合場所がわからず
うろうろしてしまい 約15分 ロスした。。。正直疲れ果てていて 僕の脳みそが ぶわぶわしていて 僕は車の運転があまり得意ではなく 何度も 事故を起こしそう。。。』と泣きそうになっていた。。。 なんとか 暗闇の中で突っ立っている 患者さんを見つけ出した。。。(深夜3時45分ごろ こんな深夜に 僕は何をやっているんだか。。。)エンジンを付けたまま 急いで 車から降りた。。。後続車に跳ね飛ばされないように ハザードランプを点灯させながら 外は真っ暗で くそ寒かったが 僕の車にその人を乗せたくなかったので 外に出て 保険証を確認したのち カロナールを2錠 渡して 車のヘッドライトで その人の口の中を見せてもらって 問診表をそこで書いてもらって 千円もらって 帰ったという話。。。この日は本当に なんだかやばかった。。。
ある週末 の夜の 騒動。。。