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{第143話}大雨特別警報  作者: 健白歯
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重度の症状の急患さん

重度の症状の急患さん

5月30日(日曜)PM21時すぎ 来院 紹介状作成

4日前から 高熱 倦怠感 激しい頭痛

右側 顎 口唇 頬 眼下 こめかみ

にかけて 激しく水疱・痂皮 形成

結構 重症


4日間 食事もろくにとれてないとのこと

水疱が結構破れて 黄色の膿汁が垂れていた


無理にでも 食事や水分補給を行い

飲酒を断ち たばこを1日 2箱 吸っているとのことで

「命にかかわる」と脅して できるだけ 0本 を強制

その部位は極力 気になっても触らない

本日はお風呂に入らないか シャワー程度


眠れなくても ひたすら 横になって

強制的に安静にしておくよう指示


応急処置をして 口腔内と水疱形成している皮膚部を

徹底的に 清掃・消毒

抗生剤 鎮痛剤 処方


患者さんが 帰宅後

今回の症状について調べまくった


その結果に恐怖心が出て この男性の携帯電話に

PM23時頃 電話

本人が出たが 奥さんに変わってもらった

僕「もしかしたら 

集中的に 抗菌剤を点滴で投与するために

1週間ぐらい 緊急入院 になる恐れが

あるかもしれませんので 

そのようなことになるかもしれないという

心の準備をされて

明日 紹介状先の病院へ行かれてください」

と お伝えした


次の日(月曜)お昼0時 に この方の携帯電話に電話をしたが

出られなかった


その日の 夕方6時に電話したが

また 電話に出てもらえず 返信もなかった

『入院されたのか?』 と心配した

奥さんの携帯電話番号を聞いておけばよかった

と反省


それから様子見


3日後

6月2日(水曜)PM20時過ぎ

当院へ来院

僕からの電話の着信は気づいていたが

起き上がれなくて 電話できなかったとのこと


紹介先の病院から

抗生剤 を内服 で対応

通院でよかったとのこと

抗菌剤 ではなかったとのこと


ただ服用してから 半日で

熱感や頭痛は軽快したとのこと


病名は 僕は 痂皮性膿痂疹 か 蜂窩織炎

かと思ったが 

ヘルペス だったとのこと


結構 高熱が出て 倦怠感 と 頭が痛かった

ということで心配していたが

数日で 水疱創 も極端に 消失して

お肌も結構 きれいになって よかった と安堵しました


こういう症状が やばそうな急患さんが来ると 

症状が落ち着くのを確認できるまで

僕は ずっと心配してしまうので

今まで 肩こりや首コリがひどくなってしまっていた


紹介先のドクターから

「先生(僕)の事前の 処置対応が とても よかったので

今回 こんなにすぐに良くなったのでしょう」

と 言われたそう

そして患者さんから 

「紹介先のドクターが{先生(僕)の歯科医院は 有名}って

おっしゃってましたよ」

と言われた


患者さんの笑顔を見て

僕は今 ほっ としています


重度の症状の急患さん

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