効きづらい 局所浸潤麻酔薬
効きづらい 局所浸潤麻酔薬
いま 30代 男
やくざ(土建屋の社長) と
ぎゃ~ぎゃ~ 揉めてました。。。
PM21時50分ごろ
赤ちゃんと 真面目そうな
正看護師の 奥さんが一緒に来ていて
奥さんが 目の前にいるのに
雑談で 激しい痛み から
まずは 気をそらしてあげよう と
「君の楽しみは何ですか?」 ときくと
「風俗!」と 大きな声で答えた。。。
僕は
「君~ 奥さんが目の前に いるのに
そんなこと 平気で 答えていいの?」
と びっくりして聞くと
「いいんだよ!
俺は
風俗の経営も 過去にしていた!」
と答えた。。。
「仕事が忙しく なかなか 歯医者に行けずに 激しい痛みがあるから もう 抜歯をしてくれ」
という話になり
局所浸潤麻酔を 患部に 打とうとすると
局所麻酔薬 1本目 の 5分の1 を打ち込んだところで
「いたっ!」と叫んで
僕の 手を激しく はじいた。。。
何とか 話術で 1本目 の 3分の2
まで入れたところで
「痛い 痛い 麻酔を打つ前より
今 滅茶苦茶 痛い!」
と 激しく 切れだした。。。
いろいろと 言い争いの末
埒が明かないので 待合室に 待たせていた
もう一人の右下の半埋伏の親知らずが
痛む急患 を先に 抜歯させてもらい
その人の 帰宅後 30分間 くらい
「前 違う歯医者で 親知らずを
2回 抜歯したが
こんなに 痛くなかった!
入れ墨 を体中に 入れたときも
こんなに痛くなかった!
もう帰る!」
と言いだした。。。
僕は 正看護師の 奥さんに
助けを求めようと
「奥さん!
激しい痛みのある時 急性症状のとき
麻酔が効きにくいのは わかるよね!
理解できますよね! もっと痛みが出るかもしれないから
奥さんから 旦那さんに 説明してあげて!」
と言ったが
赤ちゃんが激しく泣き始め
「このまま 帰ろうね。。。」
と言い出した。。。
僕は内心
『こいつ! 似たもの夫婦か!?』
と 内心 叫んでいた。。。
この男性が 痛みが出だしたのは 約3日前だったので
僕は
『そんな言い方するなら 前の歯医者に 行けや!』
と内心 叫んだが
後で めんどくさそうなので
グッと我慢して こらえた。。。
({激しく痛い!} と
しつこくくどく
言う割には ひたすら
よく グジグジと しゃべりまくっていた。。。)
僕は
「今の君の 歯の根っこ には
膿がたくさん溜まっていて
激しい痛みがあるから
痛みの感覚が 敏感になりすぎて
しかも 膿は 強い酸性で
アルカリ性の麻酔をまだ
3分の2 しか打ってないから
痛みが 落ち着きにくい 麻酔薬が 効きにくい と思われます。。。
しかも 君は 土建屋で 力仕事をするから
体が がっちりしていて 骨も硬く
浸潤麻酔しか使えず 歯科は麻薬が使えず
なかなか 麻酔が効きにくいようです。。。
でも このまま 激しい痛みがある状態で 御帰宅するのではなく
僕を なんとか 信用してもらって
あと 合計2本 浸潤麻酔を
頑張って 打ち込みましょう! 」 と言っていたが
あ~だこ~だ 難癖 つけられて
ひたすら 不毛な 言い争い
が 続いた・・・
「このまま 痛いままで 帰るくらいなら
僕に対して 不信感を持ったままでいいから
なんとか 麻酔を 頑張って
合計2本くらい 打ちまこみましょうよ!
それで 痛みが無くなったら
ラッキーじゃあ ないですか!」
と しつこく言ったが
結局 帰った。。。
なので 最後 その人と奥さんに
「僕の歯科治療の 技術力が拙くて
(へたくそ・未熟者)
君の痛みを 取り除けずに
大変 申し訳ございませんでした!」
と わざと 大きな声で叫んで
深々と お辞儀をして
玄関先まで お見送りしました。。。
で お会計時
「僕は 裏表ない 頑固な人間です!
今回 最終的に
君の痛みを 取り除けなかったので
今日は 治療費は いただきません!
君たちには 赤ちゃんもいるので
君が お金持ち かどうかはわからないけど
今日 本来 僕に支払うはずだった 治療費で
明日 僕より 治療が 上手な
別の歯科医院のところを見つけて
治療してもらってください!」と言ったが
初診料と 投薬代 で 千円台だけ 支払って
帰って行った。。。
激しく 疲れ果てました。。。
今日の 夕方
当院のネット上の 口コミに
高評価の いい口コミが あり
喜んでいると すぐに
「調子に乗るなよ!」という
神様の思し召し か
すぐに 難しい悩まされる
患者さんが 来る。。。
その繰り返しの 独立開業してからの
今年で 20年目です。。。
ふぃぃぃ~~~・・・
2024年7月27日
深夜 AM0時02分
気温 29.9℃ 湿度 54%
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1【強い炎症や痛みがある場合】
強い炎症や痛みがある歯に麻酔をする場合
歯の周辺組織のpHが酸性に傾くため
麻酔が効きにくいこともある
歯医者で行う浸潤麻酔が作用するときに
影響を与えるのが
治療する歯の周辺組織のpH
麻酔薬は
pHが酸性に傾くと
効きにくくなる性質を持っています
炎症が起きている歯や
虫歯で痛みがある歯は周辺組織が
酸性に傾いています
麻酔薬の性質から
炎症や痛みがあると
麻酔が効きにくいのです
例えば
抜歯予定の歯の周りの歯茎に
強い腫れがあった場合
その日に抜歯できないケースが多いです
対処法としては
抗生物質などを処方し腫れが落ち着いてから
後日 抜歯を行います
虫歯が進行し痛みが強いときも同様に
内服薬の服用で症状が落ち着いてから
後日改めて神経を取るなどの治療を進めます
2【下顎の場合】
下顎は上顎と比較すると
骨の密度が高く麻酔薬が歯まで浸透しにくいため
麻酔が効きにくくなります
下の歯の中でも
特に麻酔が効きにくいのは奥歯
口腔内でも
1番硬く分厚い骨に覆われているのが特徴です
「下顎の親知らずを抜歯するときに
麻酔が効きにくかった」
というのは比較的起こりうることですが
1番麻酔の効きにくい場所であるためですね
ですので
麻酔しようとしている歯に炎症や痛みが強く
かつ下の奥歯である場合は麻酔が
なかなか効きにくいと言えるでしょう
できるだけ炎症や痛みが強くなる前に
治療を受けることをおすすめします
3【緊張している場合】
歯医者での治療に不安があり
緊張している場合は麻酔が効きにくいことがあります
例えば以前治療で痛い思いをしたり
トラウマがあったりする方もいますよね
そういった過去の経験やトラウマから
治療に対して不安が強くなると
痛みを敏感に感じてしまいます
意識するほど痛みに敏感になるため
麻酔前に深呼吸したり
できるだけリラックスするようにしましょう
歯科医師や歯科衛生士に
治療に対する不安やトラウマを予め話しておくと
できる範囲で配慮してくれることもあります
4【体調不良の場合】
体調不良や睡眠不足などの場合
麻酔が効きにくかったり
普段感じないような違和感を感じることがあります
無理して麻酔を受け治療すると
思いがけない症状が出ることも あります
麻酔が効きにくく麻酔量が増えたり
麻酔後 気分が悪くなることもあるので
注意しましょう
体調が悪い場合は無理せず
体調を整えてから
治療を受けることがおすすめです
5【飲酒の習慣や内服薬がある場合】
普段から飲酒量が多かったり
抗うつ薬や鎮痛剤を常用している場合も
麻酔が効きにくくなります
麻酔薬をはじめとした体に取り込まれた化学物質は
肝臓で分泌される酵素の働きにより
分解されます
お酒に含まれるアルコールや注射
内服薬に含まれる成分も
肝臓で分解されている化学物質です
普段から飲酒量が多かったり
抗うつ薬や向精神薬
鎮痛剤を長期間服用していると
化学物質を分解する酵素が増え
分解速度は速くなります
麻酔薬が速く分解されるため
効きにくくなってしまうのです
抗うつ薬や鎮痛剤に限らず
常用している内服薬がある場合は
お薬手帳を常備して受診しましょう
日本歯科麻酔学会では
このように書かれています
患者さんの体質により局所麻酔薬の効果が
影響を受けることはありません
しかし
歯や歯肉(歯ぐき)の周囲に強い炎症がある場合
骨が固く麻酔の注射が浸透しにくい部位
下の奥歯
膿が溜まっている部位などでは
局所麻酔薬の効果が
十分に得られない場合があります
また
治療中に痛みを繰り返したり
緊張が強い場合などでも痛みに対し過敏となり
局所麻酔効果が得られにくくなることがあります
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麻酔が効きにくい大半の原因は
強い炎症や痛みによるものや下顎であることです
少ししみるくらいの虫歯や歯茎に違和感があるなど
軽度の症状のうちに受診し治療を受けられれば
麻酔が効きにくくなることは回避できます
できるだけ早めに受診したり
定期的なチェックを受けたりすることを心がけましょう
効きづらい 局所浸潤麻酔薬