奇妙な電話
奇妙な電話
先週 夜間しか来れないという中年女性の
自費診療 150万円 の処置を 夜PM20時 からしていた
ただ 事前に この女性には 夜間の診療に関しては
他に激痛などの急患さんが来院されたら
治療を中断して 多少 御待ち時間が出ることの説明をして
納得を得てもらい
この女性は 家族への夕飯 食事 家庭の事
明日の準備などを事前に 済ましてきてもらうように
お願いしていた
帰宅時間は 深夜になるかもしれないと
かなり遅くなることも事前に伝えていた
しかし 治療を初めてから 30分後くらいに
高校生男子が 部活 野球で ボールを顔面(特に口）に
まともに食らい 上の前歯 4本ぐらいがぐらついていた
近隣で 他の病院が開いていなくて
中年女性 がいい人だったので 許可を得て
少し待っていただき 急患対応した
そしてまた PM21時ごろ
中年女性の自費診療 を再開
すると また30分後
当院に電話
これが ｛奇妙な電話｝ だった
「すいません お宅の歯科医院に
＃＃＃＃ という女性が 2年前の
2019年の12月4日 と5日
2日 続けて 深夜0時ごろ 治療しに来ましたか？」
と男性から電話があった
僕は 「2年前の深夜？ 今更？」
と いぶかしく思い
「どういうことで？」
と聞き返すと
「今 裁判を起こそうと思っていまして。。。」
男性の説明が 簡略化 されすぎていて
僕は一気に 恐怖心と 自己防衛反応 の気持ちが作動し始めた
「僕が何か してしまったのか？」
今 難しい 自費診療をしていて
この日のために 数日前から 脳内でシュミレーションしていて
テンションを上げていたのに 喉が渇き 冷や汗 が出始めた。。。
でもよく聞くと 当院に来たかどうかの確認をしようとしている
ある女性の弟で
離婚しようとしていて 元旦那と裁判で争っているということだった
つまりは 2019年の12月4日 と5日 の夜間に
探偵か メールか などで疑念が出ていて
その時間帯に 浮気か何かで
誰か男に会いに行ったのかの確認をしているということで
女性の弟が 心配して 当院に 確認電話をしてきたのだった
僕は 自分についての紛争発展ではなかったことに安心して
当院のレセプトのパソコン上で 女性の名前を検索した
すると 保険での請求は レセプトコンピューター には
無かった。。。
自費のカルテ室を探してもカルテはなかった
『コンピューターに保険請求 データ 入れ忘れか？』 と思い
保険のカルテ室でカルテを探したが
なかった
それを 電話口で 弟さんに電話で伝えたが
「それでは 苗字 を変えて ％％％％ という名前では
どうですか？」
と聞かれ また保険分 自費分 のカルテを探したが
無かった。。。
しかし僕も 何か興味が出てきて
「申し訳ないんですが カルテを探したんですが
やはりそのお名前でもありません
結婚前の旧姓 ですかね？」
と聞くとそうだった。
「結果 当院には 診療された形跡は なかったんですけど
本当に 当院にお見えになられたんですかね？
違う歯科医院ではないんですかね
2年前のことですから 何か記憶違い があるかもしれませんね
お姉さまに 再び 確認をお願いします
でも 僕のこの回答によって
お姉さまはこれから どうなるのでしょうね？
不利になるのでしょうかね。。。」
「う～～～ん そうですね。。。」
「すいませんが 僕のこの回答によって
お姉さんから 『私は本当に あの歯医者に行った！！！
僕の病院が 嘘をついている！！！』
と逆恨みされないように 言っておいてくださいね
僕は きちんと確認しましたんでね
お願いしますよ
弟さんも心配でしょう
大変ですね」
と 気を遣う 寄り添う姿勢 も見せた発言もして
電話を切った
「すいません 今日の夜はなんだか 忙しい夜で。。。」
と 自費診療をしている 中年女性に
謝罪して
また 全集中 して 自費治療 を頑張った
結果 深夜0時30分頃に終わった。。。
「本日は お待たせさせてしまいまして
申し訳ございませんでした」
と謝罪して 終了した
診療後 深夜 夜間 長時間 全集中して
頑張って自費診療を頑張って
疲労困憊して 朦朧とした脳みそ で
ふと 今日の奇妙な電話の 浮気を疑われている女性
について
「どうして僕の病院に行ったと
浮気の偽証のために 嘘をついて
僕の病院を利用してんねん！！！」
と少し むかついた。。。
奇妙な電話
