カロナール(解熱鎮痛剤について)
カロナール(解熱鎮痛剤について)
今日 Youtubeで
予防医学ch /医師監修 ウチカラクリニック
意外に知られていない
ロキソニンとカロナールの違いを徹底比較!
効能や副作用・ワクチン接種の対応について医師が解説!
を観て こちらの口コミに
僕が書いた口コミの内容
私は歯科医師です。
この動画は大変 勉強になりました!ありがとうございます!
今から書かせていただく 私の このコメントは
決して この動画に対する 批判ではありません。。。
私 一個人の 考えを述べさせていただきたい
ただ 真実であろうことを
述べさせていただきたいだけで
書くか迷ったのですが 今回 私の信念に基づき
正直に 書かせていただきたいと思います。。。
私の歯科医院は 朝から深夜まで診療しているのですが
たまに 妊産婦さんが 当院へ歯痛で急患として
予約なしの飛び込みで 来院される方がいらっしゃるのですが
その女性が通われている産婦人科さんで
{歯が痛む時は カロナールは 飲んでいいと言われた}
と言われて 安易に服用される方がいらっしゃいますが
私は処方しません。
生まれてくる赤ちゃんに 何かあったら 一生問題です。。。
(サリドマイド事件・アスベスト事件などを勉強されてください)
あまりに もう耐えられないほど死ぬほどの激痛の場合は しょうがないと思いますが
歯に痛みは 脳みそに近いので 我慢できないでしょうが
一時期の 痛みから解放されるためだけに
安易に カロナールを服用されるのは 一度 立ち止まって考えてください!
私の歯科医院にお見えになった患者さんで
カロナールなど鎮痛剤を希望されたり
当院に来る前に 歯の痛みで カロナールを服用してきた
と発言された 患者さんには 私は必ず
注意勧告として 以下のことを 説明します。。。
解熱鎮痛剤
カロナール錠200・300
CALONAL Tab.200/300
(アセトアミノフェン錠)
昭和薬品化工株式会社(Showa)
の カロナール薬の 箱の中に 封入されている
説明書 を 必ず 見せて
説明します。。。
その内容に
{使用上の注意}
1. 慎重投与
(次の患者には 慎重に投与すること)
(8)気管支喘息のある患者
(症状が悪化する恐れがある。)
4. 副作用
(1)重大な副作用
3)喘息発作の誘発(頻度不明)
4.副作用
(2)その他の副作用
6.妊婦.産婦.授乳婦等への投与
(1)妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので
妊婦 又は 妊娠している可能性のある婦人には
治療上の有益性が 危険性を上まわると
判断される場合にのみ投与すること。
(2)妊娠末期のラットに投与した実験で
弱い胎仔の動脈管収縮が報告されている。
と書かれています。。。
つまり 歯の激痛の場合は
あまりにも歯が痛いと
歯の痛みはもちろんのこと
頭もいたくなります。。。
早産の恐れもあります。。。
なので そういうリスクよりも
カロナールなどの 鎮痛剤を服用することによって
多少 痛みが和らぎ 患者さんにとって有益であれば
たとえ その後 起こりうる デメリットがあろうと
しょうがない という考え方で
カロナールを 服用しなさいよ
という内容です。。。
しかし
{妊娠中の投与に関する安全性は確立していない}
という文言を軽く考えてはいけません。。。
この動画では あくまで
ロキソニン と比べた カロナール という内容で
語っていると 考えたほうが 私はいいと思います
しかしどちらも クスリは薬です
私は どちらも 安易に
服用してはいけないと 考えます!!!
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動画 8:34
{妊婦やお子さんでも安心して使用できます}
そもそも 高熱でどうしようもなければ
仕方のないことですが
私は歯科医師ですので 歯科としていわせていただければ
将来 妊娠し 母親になるのであれば
そうなるまでに きちんと 歯の悪いところは
事前に治療すべきだと思います。。。
妊娠している方は 私は
X線レントゲン写真 は撮りません
局所麻酔薬も打ちません
そして カロナールなど 鎮痛剤は処方しません。。。
どうしても それらが必要なときは
かかりつけの産婦人科の先生の許諾書 をいただいてからのちに
処置します
しかしそれが夜間・深夜帯の急患として
歯の激痛に対する処置が必要な場合は
上記のデメリットを なるべく専門用語を使わずに
わかりやすく 説明し
(深夜帯に歯の激痛で飛び込んでこられる場合は
重度の歯科恐怖症の若い女性が多く
あまりの歯の激痛で ギャーギャー泣きわめかれて
こちらの話や説明をよく聞いて下さらない方も多く
処置後や出産後 お子さんに何かあって 後から
「そんなデメリット聞いてない」などと
理不尽に 逆恨みをされ 揚げ足をとられては
嫌ですし大変なので 私の場合は
喘息の既往の有無を聞き
処置の前に必ず
{この局所麻酔薬 カロナールなどの鎮痛剤
等により 思わぬマイナスなこと
お子様に何かがおこっても
当院には一切の非は無い
責任はない ということを 納得して
貴院の処置を受けます}
という内容の書面に サインを必ず いただきます。。。
その書面を出すと たまに
「え!? この内容に
サインを書かなくいてはいけないんですか?
私の行っている 産婦人科さんは
いいと言っていましたよ!!!」
と こちらに対して 不信感を持って
不機嫌な 怪訝な反応で言ってくることがある。。。
その時は 僕は 真面目な低い声で淡々と諭すように
「まあ 今 こんな深夜に 歯のお痛みがあるときに
説教をしても しょうがないですけど
いったい そのような状態になったのは
誰のせいですか?
ここまで 歯のお痛みが激しくなるまで
いままで 歯医者に行かれずに 放置されたのは
あなた自身の責任でしょう?
最後に歯医者に行かれたのはいつですか?
え!? 小学生の頃
歯医者で嫌な目にあって 歯医者が超~怖いから
虫歯があるのはわかっていたけれど
15年以上 行かれていない。。。(ある25歳の女性の話)
そして 妊娠している今
こうして激しい歯の お痛みで
こんな深夜帯に 当院に飛び込んで来られたんでしょう?
母親になるというならば
自覚が足りないですよね。。。
妊娠する前に すでに
大きな虫歯があるとわかっていたんだから
将来 生まれてくるであろう お子さんのためにも
本当は きちんと 妊娠前に
しっかりと 虫歯の治療をしておくことが
母親になるという 本当の責任なのではないのですか?」
と諭すと 怒りだす人もいるが
歯は痛いし 深夜帯で どこの歯医者も開いてなくて
治療をするために しょうがなく
しぶしぶ サインを書いてくださる方が多い。。。
私は 『まあ 自業自得でしょ』
と思って 冷静に 粛々と 対処・処置します。。。
それくらい 私は 慎重に それこそ 石橋を100回くらい
叩きまくって 確認して前に進むことをするくらい
リスクに対して 慎重に対応します。。。
何度も書きますが
{一時期の痛みのために
安易に カロナールを飲んで
もし万が一 生まれてくるお子さんに何かあったら
その子にとっては 一生涯のことだと 思うので
安易に たとえ ロキソニン・ボルタレンのような強い効用のある
鎮痛剤ではなく 軽い作用のカロナールだとしても
薬は薬です!!!
必ず 効用もあれば デメリット・副作用も 必ず あります!!!
妊産婦は特に デリケートな状態の体なので
その大切な体に とり入れるものなので
胎児・お子さんのことを考えるのならば
安易にカロナールであろうと 服用すべきではない!!!}
と私は 考えます!!!
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動画 8:35
カロナールは
アスピリン喘息を引き起こす可能性は
かなり少ないとされていますし
(僕の考え➡ ゼロではない)
妊婦やお子さんでも安心して使用できます
ここに カロナールの方が処方されやすい
万人に対して 安全性が 確立されている
(僕の考え➡ ロキソニンに比べて・・・)
{効果が強いのはロキソニン
多くの人が安全に無難に使えるのが カロナール}
(僕の考え➡ 結局 飲まなければいいのであれば
飲まないほうが 良いと考えます)
2023年9月12日 PM21時54分
気温 29.8℃ 湿度 49%
ちょうど この文章を書き終わった
不妊治療している 38歳 女性
来週 妊娠しているかどうかの結果が出るという女性が
歯痛で 今から来院されます。。。
もうひと踏ん張り!!!
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総称名 ➡ カロナール
一般名 ➡ アセトアミノフェン
欧文一般名 ➡ Acetaminophen
製剤名 ➡ アセトアミノフェン錠
薬効分類名 ➡ 解熱鎮痛剤
カロナール(解熱鎮痛剤について)