僕のトラブル回避法
僕のトラブル回避法
昨日の深夜
AM 2時から4時くらいまで 診療していました。。。
1週間前から 痛みがあるそうで
どうしても我慢できず
当院から 30キロ離れたところから来院。。。
1年前に インプラントを入れたが 激痛で
失敗されたらしく
最近 インプラントを 入れた歯科医院とは
別の歯科で除去しまくって いろんなところがまだ痛むそう・・・
なので 臼歯が まったくない。。。
残っている歯も 上の前歯の歯根の状態が 悪かったらしく
紹介で 都会にある 有名だと言われる
保険が使えない 完全自費の歯内療法のみの専門の歯科医院で
全ての上の前歯の 歯内療法をしまくり 150万以上
歯内療法 (歯の根っこだけの治療)
だけで 治療費が かかったそう。。。
その後 そこの歯科医院から
補綴 分野 (差し歯など)の これまた
保険診療の使えない 完全自費の歯科医院を紹介されて
今 通っているとのこと。。。
また 歯周炎で これまた
上記以外の 完全自費診療の歯科医院に
行かれていて 歯ぐきを全部 はぎまくって
歯周治療をしているとのこと。。。
なので 残っている上下 前歯はすべて
仮の歯 (プラスチックの状態・・・)
よくよく聞くと 全て
都会にある それぞれ別の完全自費の病院を
いろいろと たらいまわしされていて 今までに
それぞれの歯科医院に 100万円以上は払ったそう。。。
その前にも いろいろな病院を渡り歩き
僕に 平然と ある先生の悪口を言ったり
そうかと思えば 完全自費の先生を
めちゃくちゃ ほめちぎり
「ここの先生は 北欧に留学されていた。
ここの先生はカルフォルニアに留学されていた。。。」
といい
僕が聞くだけで ここ数年のうちに
5,6件の歯医者に行っていて
僕は恐怖を感じたが
彼女のことが なんだか可哀想になり
良かれ と思って アドバイスした。。。
「君 よくよく話を聞いていると
悪い言い方をすると
たらいまわし にあってるんじゃないかな。。。
君が納得しているのならば
それで いいのだけれど
めっちゃ お金を かけすぎていませんか?
本当に それでいいの?
よかったら もし 今後
新しい歯科医院に行かれた際には
今まで僕に 話した内容のような
インプラントや
君にとってはメインの歯科医院以外の情報は
新しく行く歯科医院では
{今までに いろんな歯医者に行った}
という表現は あまり言わないほうがいいですよ
例えば 僕がその内容を聞くと
僕は
『この人は ドクターショッピングをしやすい人。。。
少しでも 何か こちらが 君にとって
不快感と感じるような失態を起こせば
当院の悪口を 安易に言われ
ネットに悪評を書かれ
次回の予約を無断でキャンセルされ
簡単に 転院されてしまうかもしれない。。。
いろんな歯医者をうわさや
ブランドで みて 選ばれているけど
今まで なぜに
そんなにもたくさんの病院を渡り歩いているのか?
この患者さん自身 に 何か問題があるのではないのか?』
と思って身構えてしまい
君のために 親身になって
じっくり腰を据えて
治療にあたってくれなくなる
可能性が出るかもしれませんよ。。。
今までの君の話を聞いていて
僕は 君のことを
頭の回転が速くて 賢くて
裏表がなく 正直で
素直で 真面目で
いい子 だと思うけど
(一応 後で 逆恨みされないように。。。
ほかの病院の悪口を 平然と言う人は
当院の悪口も後で言われる可能性があり
それを防ぐために
わざとらしくないように 褒める)
いろんな先生が ある程度すれば
君を違う歯科医院に 次から次へと紹介している
ということは
専門性のこともあると思うけど
失礼な言い方をすると
違うかもしれないけど
それぞれの先生たちが
わざと君を 自分の病院から
遠ざけているように 僕には聞こえるよ」
というと
いきなり 彼女の顔色が さ~っ と悪くなり
咳をしだし「オエオエ」と言い出し
吐きそうな雰囲気になってしまいました。。。
僕は慌てて 吐く用に ビニール袋を手渡した。。。
少し 吐き気が落ち着くと
僕は 彼女に 飴を食べさせ 水を飲ませ 呼吸法と僕の話術で
しばらく 様子見。。。
(超~~~深夜なのに・・・)
完全に 吐き気が 落ち着いたのちに
「過去に こうなったことあるんですか?」と聞くと
彼女は 過去に ステージ3の 子宮がんになった時
医師から そのことを告知されると
絶望して 今回と同じように
吐きそうになったそうです。。。
僕は
「すいません
良かれと思って 君のために
今後のために アドバイスしたつもりだったんですが
僕のアドバイスの どの内容に 失言がございましたか?
何でもお伝えください」
というと
僕が 「君はいろんな歯医者さんに たらいまわしにされてるよ」
という内容で 絶望して 急激に 気分が悪くなったそうです。。。
飴を食べさせ 水を飲ませ 呼吸法と僕の話術で
しばらくすると落ち着いたけど
『こいつは やばい!!!(汗)』と感じて
戦略を変えて、ひたすら 気分転換という理由で
あたりさわりのない 雑談をしまくり
僕の早口の話術に長時間集中してもらったら
彼女の意識が 痛み や 気分の悪さ から それて
「かなり痛みが楽になった」ということで
その時点でかなり 時間がたってしまっていたので
保険診療で 歯ぐきの掃除だけさせてもらい
深夜で その時点で
2時間くらいかけていたにもかかわらず
初診料と検査料 歯ぐきの掃除 込みで
2千円半ば。。。
超~アナログすぎ。。。
超~~~ 効率悪すぎ。。。
非効率(泣)
しかし
ずっとおしゃべりをしていると
僕も めっちゃ 疲れ果てて
ランナーズハイ が来て
なんか 多幸感 があふれ出てきて
ハイになり 楽しくなってきました。。。
一応 彼女は 頭がよく
離婚されたり いろんなことを経験されていて
いろんなプライベートな内容のお話
ダーク寄り なのに 初診で はじめて会ってから
数時間しかたっていないのに
色々と喜々として お話されて
僕的には 失礼ながらも
とても面白く感じ 興味深かったです。。。
まさに
{事実は小説よりも奇なり}
です。。。
僕は 昔 漫画家にも小説家にもなりたくて
ドキュメンタリー番組が好きで
いろんな人の 色々な人生の話
を聞くのが好きです。。。
仲良くなり 僕に心を開いてくださった方の人生を
色々と聞きだして 楽しんでいます。。。
細かい作業の 歯科の治療だけ
ひたすらやっていると どうしても
精神的にも肉体的にも
消耗してしまいます。。。
普通には 出会えない人たちと
歯科を通して 出会い
痛みで当院にお見えになっていただいた急患は
処置して痛みが楽になった後も
他に患者さんがいなければ
説明し 患者さんの時間がよければ許可をとり
少し{処置後 最低30分くらい}(数時間のこともある。。。)
病院内に滞在していただく。。。
それはなぜかというと
過去のある嫌な体験による
トラウマ のせいである。。。
5年くらい前に
ある日曜日の夕方5時くらいに
やばめな40代 男 が 激痛で 20キロ先から
初診で 来院。。。
その人は 10年くらい 歯医者に行ってないそう。。。
口腔内は 全体的に悪い状況だった。。。
丁寧に対応し 痛みを楽にして帰宅させた
その日の 深夜1時すぎ
当院の電話が鳴り 今から来ていいが
また治療費がかかることを伝えると
激怒
「お前が 治療した歯が また短時間の間に痛んでるんだぞ!!!
なのにお前はまた 金をとるのか
お前のところは ぼったくりか!!!」
と脅された過去があった。。。
そのことを反省し
処置後 痛みが楽になり
納得の上で 病院を出た後
また歯が痛むときは 再来院していいが
また治療費がかかります
でも 当院を出る前なら
また痛みが再発すれば 無料で対処します」
という説明のもとに
処置後 痛みが楽になっても
患者が希望すれば 病院に残っていただき
いろんなお話をして
本当に痛みが無いと確認 納得ののちに
御帰宅いただいている。。。
そうすれば 再度 痛くなっても
ここまで時間をかけて 納得して帰宅しているのだから
再度 治療費がかかるのは納得できると思うので
以後 こういう 面倒くさい問題 は 無くなった。。。
僕は 一度でも しくじった内容は
深く反省し 対策を練り
再び 問題が 再発しない ように
しっかりと 戦略を立てる。。。
その代り
「過去に こういったこと(問題・クレーム)がありました!!!」
という 今後 起こりうること を
患者にしゃべりまくると (説明しまくると)
たくさんの内容を 説明しまくりたくて
(あとで 悪い内容のクレームになり
その対処をするのが 大変なので・・・)
必然的に しゃべりが早くなり
マシンガントークになってしまいます。。。
ただ 処置後 痛みが楽になった後
再発しないかの 時間稼ぎのために
いろんな人の いろんな人生の話を聞いていると
たまに感動的な内容もあり
『へぇ~~~ こんなに頑張っている人もいるんだ!!!』
と勇気をもらい 『僕も頑張ろう!!!』
という活力をいただいてもいるのです。。。
昨夜来た 急患の女性と
いろんな話を聞いていると
ちらほらと
「私はこういう 偉い人と知り合いよ」
という自慢話めいた内容を
楽しそうに 目を輝かせて 顔色をよくさせながら
しゃべっていたので
僕は 『そこが キーポイント だ!!!』と判断し
僕の話術で
その内容を盛り上げていき
おしゃべりにつきあい
僕の 好印象 を高めていった。。。
人は 些細なくだらない内容でも
自分の好きな話ができると
その話をきちんと聞いてくれる人物を
好印象でとらえ 脳内に強く印象付けられます。。。
しかし それに加えて
全ての話の内容から判断し
『この人とは あまりかかわってはいけない』と
僕は判断して
「君は当院から かなり遠い場所に住んでいるので
深夜に 何かあったら また当院に相談されていいけど
電話での質問は避けてくださいね
疲れちゃうから。。。
当院への電話は 必ず {当院に来る!!!}
という時のみ 電話をお願いいたします
うちは 夜の時間帯は 激痛の急患しか診ない
救急の歯科医院 だから
普通の処置のお昼の時間帯は
あとは 君はいろんな歯医者を回るのではなく
本当に信頼できる歯医者さんを見つけたら
そこでじっくりしっかりと
時間をかけても治療したほうがいいですよ」
と説明して
痛みがないことを 最終確認して
それで終了させました~
一応 彼女は 痛みもなく
笑顔で御帰宅されました。。。
2022年9月9日
深夜AM1:10
僕のトラブル回避法




