{第143話}大雨特別警報
2020年7月6日 (月曜日)
今日は朝から 外では 非常宣言 のサイレンと
非難を呼びかけるアナウンス が鳴り響いていた
と言っても僕は 前半の部は休みました
家の外の川は氾濫しそう
僕の愛車 おベンツちゃんが心配なので
時々 川が氾濫してないか 家の2階の窓から確認していた
昨日はニュースで 熊本の人吉市 が大変になっていると知って
僕の友人に電話した
3階建ての家で 1階は 病院の駐車場
2階は診療室 3階は住宅 とのこと
1階が 全て沈んで 友人と奥さんの車 2台が水没して
終わったとのこと
でも僕は「車は残念だけど
診療所と 命が助かってよかったやん」
と慰めたが 彼の声は 少し沈んで
「うんそうだね」と答えた。。。
「ま 大変だけど 頑張って!!!
また電話するよ」と言って電話を切った
そして今日 病院で読んだ新聞には
人の高さもある 泥で 沈んでいるという写真付きの
ニュース。。。
本日 後半の部 病院に行こうとすると
激しい雨
最近 飼っている カメの カメ吉くん のお水を変え
餌をやってから病院に向かった
病院が水没していないか ドキドキしながら確認
だいじょうぶ。。。
外は激しい雨と雷雨
患者さんは来ない
僕は不安になると 激しい筋トレをはじめる
その後 電話
急患か? と思いでると
看板屋さん
「先日 看板 無事 設置し終わりました」
「それではもう 製作費と設置料の 10万円 プラス消費税 分 は用意できているので
領収書 と共に そちらの都合でよろしいんで こちらに
取りに来てください」 と伝えた
その後も患者さんが 来ないので
ふと思い立って 夜PM20時ころから
kanさん の 愛は勝つ を歌った
外から さかんに
「今この地域には 大雨特別警報 が発令されました
警戒レベル 5 に達しています
地域住民の皆様がた の 命の危険が差し迫っています
なるべく早く 避難をお願いします!!!
地域住民の皆様
命を守るための最善の行動を お取りください!!!」
と しきりに 避難勧告が聞こえてくる
外は激しい雨音
病院の外の川も少し 確認
まだ大丈夫そう
あ 電話
「歯が激しく痛いので 今からいいですか?」
PM 21:29
あ 患者さんがきた。。。
PM 21:37
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警戒区域
設定した区域への立ち入りを制限、禁止またはその区域から退去を命ずるものです。
従わない場合、罰金または拘留の罰則が科せられます。
避難指示
避難指示(緊急)。人的被害の危険性が非常に高い状況です。直ちに避難しましょう。
外出することでかえって命に危険が及ぶ状況では、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
避難勧告
避難場所などの安全なところへ速やかに避難しましょう。
避難準備
避難準備・高齢者等避難開始。いつでも避難できるよう、非常用持ち出し品を用意し家族や近所の人と連絡を取るなどの準備をしましょう。
避難に時間を要する人(ご高齢の方、障害のある方、乳幼児をお連れの方など)は避難を開始しましょう。
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氾濫発生情報
河川の氾濫が発生。命を守る行動を
氾濫危険情報
いつ氾濫してもおかしくない状態。身の安全を確保してください
氾濫警戒情報
一定時間後に氾濫の危険がある状態。避難情報を確認してください
氾濫注意情報
河川の水位上昇が見込まれる状態。最新情報に注意してください
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大雨特別警報は【警戒レベル5相当】で、
とるべき行動は「命を守るための最善の行動」とされています。
レベル4の段階までに避難をすることが基本とはいえ、もし間に合わずにレベル5に相当する状況となってしまった場合、どのように行動するべきかを防災・減災の専門家に取材しました。
大雨警戒レベルとは
気象庁が大雨や台風などの際に発表する特別警報や土砂災害警戒情報などの他に、各自治体から発表される避難指示や避難勧告など、気象状況や各自治体での災害の状況に合わせて発表される情報がいくつかあります。それぞれの情報には、警戒レベルという情報も一緒に付与されます。
「警戒レベル3」は避難準備・高齢者等は避難、「警戒レベル4」は全員が避難すべき段階です。
最上級の「警戒レベル5」はすでに災害が発生している状況で、避難所などへの避難が難しいため「命を守るための最善の行動」が求められますが、具体的にはどうしたらよいのでしょうか。
まだ可能なら避難する
「警戒レベル5を待っていてはいけません。本来は警戒レベル5が出る前に避難している必要があります。もし、避難をするとするなら、警戒レベル5が出ても、基本的には警戒レベル4の避難と変わりません。
ただし、すでに災害が起こっている、あるいはすぐに起こるかもしれないので、避難する場合は最大限、注意を払って対応する必要があります」と語るのは、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センターの関谷直也准教授です。
洪水と土砂災害では異なる対応が必要
警戒レベルは、洪水・高潮・内水氾濫・土砂災害の危険がある場合に出されます(津波はレベル区分になじまないため対象外)。
ただ、避難の判断や命を守るための行動は、河川氾濫など洪水の場合と土砂災害の場合では異なります。
洪水害 あらかじめ浸水リスクの確認を
垂直避難のイメージ
「河川災害に関するレベル5は、氾濫が発生した段階、つまり浸水区域について浸水していてもおかしくなかったり、まだ浸水が進展したりするかもしれない状況で出されます(氾濫発生情報)。河川近傍で上階まで浸水する地域の場合はそれでは間に合わないわけですから、基本は、警戒レベル5を待っていてはいけません。ただし、場所によります。
自宅が浸水してなければ、もしくは避難できる余裕があるなら警戒レベル4と同様に自宅から離れて避難してください。
しかし、避難する余裕がない、あるいはすでに浸水が発生しているなら、家の上階に行くなど少しでも高いところに避難します」(関谷准教授)
いわゆる垂直避難です。室内の水位が上がれば上階に逃げる、上階に水が来れば屋根に登って助けを待つのです。ただ、それ以上に浸水する場所ならそのような対応もできませんので、ハザードマップを確認し、自分の家がどのくらい浸水するかを確認しておくことが必要です。
土砂災害 崩れやすい場所から遠ざかる
ハザードマップの確認を
「土砂災害に関するレベル5は、土砂災害危険個所で土砂災害が発生していてもおかしくないとき(大雨特別警報)、もしくはその地域ですでに発生した場合に出ます(災害発生情報)。
石流やがけ崩れなどの土砂災害は、発生してからでは避難出来ませんから、基本は、警戒レベル5を待っていてはいけません。ただし、区域全体の全ての場所で同時に土砂災害が発生するわけではないので、場所によります。自宅周囲で土砂災害が発生してなければ、もしくは避難できる余裕があるなら、レベル4と同じように避難します。
しかし、避難する余裕がなかったり、すでに周囲に土砂の流入や浸水が始まっているのなら、少しでも助かる可能性がある家の上階、山や崖の反対側に行くことです」(関谷准教授)
土砂災害は起きてからでは避難はできませんから、ハザードマップを確認し、早目に土砂災害の危険がない場所に移動することが必要です。
洪水害、土砂災害それぞれについてのリスクを把握し、なるべく早く危険の少ない場所に避難するようにしてください。
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発達した積乱雲が線状に形成される「線状降水帯」の影響で
数時間にわたって猛烈な雨が続いており、
大雨に伴う災害が既に発生している可能性が高くなっています。
警戒レベル5に相当する状況で、財産や生命の危険が危惧される状況です。
最大限の警戒をしつつ、生命を守るための冷静な行動をお願いします。
日本海に停滞する梅雨前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込み、発達した雨雲が流れ込む状態が続いています。この後も猛烈な雨が数時間に渡って続くため、河川の氾濫や土砂災害の発生に最大限の警戒が必要です。
速やかに避難の準備を進め、最寄りの避難所の位置と経路を確認してください。避難をする場合は複数人数による避難をしてください。避難が難しい場合はお住いの中でできるだけ安全な場所に移動をお願いします。近くに急な斜面や河川がある場合は2Fなど高層に移るほうがより安全です。
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警戒レベル 市町村が発令 気象庁が発表
5 命を守る 災害発生情報 大雨特別警報
最善の行動 氾濫発生情報
4 避難 避難指示(緊急) 土砂災害警戒情報
避難勧告 氾濫危険情報
高潮特別警報
高潮警報
3 高齢者などは避難 避難準備 大雨警報
他の住人は準備 高齢者など避難開始 洪水警報
氾濫警戒情報
高潮注意報
2避難行動の確認 大雨注意報
洪水注意報
氾濫注意情報
高潮注意報
1 心構えを高める 早期注意情報
(警報級の可能性)
「特別警報」は、「警報」の発表基準をはるかに超える数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表され、対象地域の住民の方々に対して最大限の警戒を呼びかけるものです。
また、気象庁では気象警報等の防災気象情報について、取るべき行動を直感的に理解出来るよう5段階の「大雨警戒レベル」での表現を提供しています。レベル5は既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況です。
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大雨特別警報を聞いた時に必要なこと:命を守る身近な災害心理学
■特別警報とは
「特別警報」は、2013年からスタートしました。大雨、暴風、高潮、波浪、大雪、暴風雪の6種類があります(地震、津波、噴火については、これまでの警報レベル以上のものを特別警報と言う)。
「これまでに経験したことのないような」「数十年に一度」「50年に一度」と、表現されるような事態です。
■今までの経験が役立たない
何十年に一度の出来事です。だから、ご年配の経験豊富な人にとっても、始めてのこともあります。普段なら役に立つこれまでの経験が、逆に適切な避難行動の邪魔になることすらあります。
年配の人は、災害も経験しているのですが、同時に大丈夫だったことも経験しているからです。時にはその大丈夫だった経験が、適切な避難行動の妨げになることもあるのです。
■柔軟な発想を
自分の経験に頼れば、「ここは大丈夫」とか、「この川は大丈夫」と感じてしまいます。「ここは洪水になったことはない」などとと考えてしまうのです。
避難の際にも、いつもの決まった避難所に向かうといった行動しか思い浮かばないこともあります。
しかし、これまでに経験したことがないことが起きています。これまでの経験に基づく判断だけではなく、命を守るための柔軟な発想が必要です。このような柔軟な考え方を、心理学では「認知的複雑性」と呼んでいます。
柔軟で複雑な見方考え方ができないと、「ここは大丈夫」といった認知(考え方感じ方)が偏った「正常性バイアス」にとらわれてしまうこともあります。
一定の避難場所にすぐに行くことにこだわると、かえって危険性が増すこともあります。
経験があるからこそ、自分の判断は他の人の判断より正しいと感じる「平均以上効果」が起きてしまうこともあります。
とは言え、かなり広い地域に出ている警報や避難勧告避難指示は、不確実性が高い状況です。どのように行動することが正しいのか、判断は難しいものです。
特に水害は、避難が難しく、正しい行動の選択が難しい災害です。雨の中の避難は、「心理的コスト」(抵抗感)が高くなります。地震のように突然のことには、人は強く反応しますが、次第に水かさが増すようなゆっくりとした変化に、対応が遅れることもあります。
<水害はなぜ逃げ遅れるのか。ではどうすれば良いのか:命を守るための災害心理学>
だからこそ、柔軟さが必要であり、みんなの知恵と力を合わせることが大切です。
■みんなの力で
高齢者の心の落ち着きを、避難の遅れではなく、家族の安全のために活用しましょう。また、本人の経験はなくとも、両親や祖父母から災害の話を聞いているかもしれません。大昔の災害の歴史を知っているかもしれません。
若い人の決断力と好奇心を、川を見に行くような「ネガティブな冒険者」としてではなく、自分とみんなを守るために使いましょう。情報を積極的に取りに行き、若い力と、学校で習った最新の防災知識を活かしましょう。
優しい人の不安と恐怖心を、ただ怯えて震えるだけではなく、恐怖を活用して安全を守る行動につなげましょう。あなたの心配性が、みんなの命を救うかもしれません。
せっかくの特別警報、避難勧告避難指示です。この情報を、自分のために、みんなのために、活用しましょう。