表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕達に与えられた使命。…と、新たな日常。  作者: イイコワルイコ
チョコレート戦争
74/443

第??話「オヤブンのモーニングルーティン」

※お休みのお知らせ

この数日…頭痛で更新するのが厳しく…さらに…2月28日、飼っていたインコが亡くなりました。

万が一楽しみにしてくださっている方がいたら申し訳ありませんが、少しの間更新をお休みさせていただきます。

今は悲しみと頭痛の苦しみでいっぱいなのでとても更新できそうにありません。

とはいえ、いつまでも下を向いてはいられません…必ず復活し更新を再開しますので、待っていてもらえたら嬉しいです。

お休みを宣言した今回は、サラの使者であるオヤブンがメインです。

特別編ではありますが今後にも影響するお話になっています。…のくせに短いですが。

楽しんでもらえたらと思います。






天才のワイの朝は早いんやで。




「んみゃぁ〜…!」



そこら辺の猫と同じように可愛らしく鳴くこともできるんや。

まあ寝起きとか眠い時とかぼーっとしてる時なんかは、人間の言葉を喋るのが面倒だったりするんやけどな。



「んぐごごごごご……んごごごっかぁっ!……すぴー…」



ワイを創造した代行、サラや。

普段はうるさいくらいの元気が売りの女なんやけど、いびきがありえへんほど激しいねん。

ちょっと地響き感じるくらいや。



本来なら浮気して逃げた父親を探すためにすぐにこの国を離れなあかんねん。

でもな、サラは新しい友達が出来て別れるのが惜しいからもう少し日本に留まることにしたんや。


毎日笑顔でワイを連れて遊び回っとる。

とはいっても、ホテルに戻ってくるとオカンに電話するし父親の行きそうな場所を予想して世界地図に印を付けたりしてるんやけどな。


サラがもう少し大人になるまでや。

成長したら、また父親探しの旅に出るんやろなぁ。




ガチャ。



「ほな、ちょっと行ってくるわ」




早朝。サラが寝とる間にワイはお散歩するんや。

ホテルで働いてる見習いの料理人が、ついつい野良猫に餌付けをしてるんや。

その野良猫達に紛れて朝飯…と、おったおった。

ワイが一番乗りやんけ。





「みゃぁーおぉう」



「あ、おはようございます。ボス」



こいつが見習い料理人の前田。付けとる名札にそう書いてあんねん。まえだってふりがなまで丁寧に書いてあんねんな。



「どうぞ」


「みゃう」


こいつはワイを見て勝手にボスってあだ名をつけたんや。

ま、オヤブンってワイの名前と似た意味らしいから悪い気はしないんやけどな。


今日の朝飯はまぐろや。

包丁でトントンして細かくして、少しだけ油をかけてぐちゃぐちゃにした美味い食い物や。



「みゃうみゃうみゃうみゃう…」


「ボス。お味はいかがでしょうか…?」


前田は猫と話せてる気でいる珍しい人間やねん。

ま、その期待に応えてやらんこともないんやけど。


「うみゃぁ〜」


「おおお!ありがとうございます!」



さて、飯が済んだら次は人助けや。




ホテルからしばらくまっすぐ歩くと墓地があんねん。


ここには毎日のように何人も人間が来て、死別した家族に祈りを捧げるんや。


ワイを見てそれぞれ色んな反応を見せるんやけどな。

不吉だとか、可愛いだとか、あなたも誰かを亡くしたの?だとか。


どれも無視や。天才のワイはそんなんちゃうねん。




「………」



「おったな。お前、なんで死んだんや」



ワイが助けるのは、行き場を失った魂や。

そいつの背景なんてどうでもええ。

でも放っておくのもなんか違うねん。


だから声をかけて、


「………」


「あの婆さんはお前の家族ちゃうやろ。関わっても怖がられるだけや。やめとけ」


「………」


「キョロキョロしてどうしたんや。…そうか、お前の墓はここにはないんやな。どこか遠くからここに流れ着いたんか」


「………」


「もうええねん。ワイがお前を楽にしてやるからな」


「………」


「んあっ!…んぐんぐ…」



喰ってやるんや。

ワイは魂を喰える。

喰われた魂は本当の意味で終わりを迎えられるんやで。

死んだだけじゃ終わらんねん。体が無くなるだけなんや。

魂の居場所を見つけるか、いつまでもどこまでも彷徨うか…どっちかしかないんや。


ワイならそういう苦しみから解放してやれる。



ちなみに、喰わずに体の中に保存することも出来るんやで。

1個までやけどな。もしかしたらワイが成長すれば変わるかもな。



……さて、そろそろサラが起きる頃やな。さっさと帰ろか。

あいつは夜遅くまで起きてるのに意外と朝は早く起きるんや。

睡眠時間は大体3時間。そんな無茶ができるのはまだ若いからやで。




ガチャ。



「おー!オヤビン!勝手に部屋出ちゃダメでーす!心配しました!」


「ホンマに心配してたんか!?めっちゃ笑顔やんけ!」


「グッモーニン!おはようでーす!」


「…はいはい、おはようさん」


「朝ごはん食べたら今日は」


「知っとる。ミケネコってとこに行くんやろ?」


「うっふふー!」


「…下手やな」


友達のナギサの嬢ちゃんの笑い方が可愛いからってたまに真似しとんねん。

全然似てへん。



「オヤビン!"それ"は?」


「こいつか?サラが寝てる間に部屋に入ってきたんや」



じゃあ、そろそろお前ともお別れやな。

ワイのお散歩に付き合わせてやったんや。少しは楽しかったやろ?



「ゴーストハント!オヤビン、カモーン!」


「おう!やったるで!」




ガシュッ………。









………………………to be continued…→…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ