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異世界でもふっと婚活  作者: NAGI
第三章 聖領編
120/210

魔獣との攻防、そして

それから洞窟を進んで行くに連れ、出会う魔獣は強くなっていった。それはまるで、進化の過程を見ているようでもあった。深層に潜るにつれ、魔獣も知能を持つ個体へと進化を遂げたようだ。

最初がミミズに似た魔獣で、次に現れたのがカマキリに似た魔獣だった。

こちらは体長二メートルくらい。二本の鎌を持っているのは昆虫のカマキリと同じだけれど、先が四つに分かれて回転し、尖った刃先は岩すら砕いて見せた。

そいつらが合わせて四体もいた。背中の羽音がけたたましい。

ど、どうするの?と、私が一人ハラハラしていたら、何と言うこともない。呆気なく倒された。

魔獣ってこんなに簡単に倒せるものなの?と、その辺の一般市民に問いたい。

エリーが精霊魔法で強烈な光を放つ。と同時に、クレイさんとダルボさんが手にした自分達の獲物でカマキリの首をスパッと切断したのだ。

それはほんの一瞬の出来事で、眩しっ!と私が目を閉じ、開いた時には、足元にカマキリの頭が転がっていた。

ひいいいっ!怖いから!人の頭くらいの大きさだから!

ついでにぶしゅうって切断された所から青い体液が吹き出していた…。

「ふう。手応えねえな」

って、クレイさん達余裕だね?

「こいつら程度なら、普段からその辺をうろちょろしているから、どうってことないさ」

「そうそう。考えるアタマもなけりゃ、強くもない。駆け出しの見習い連中にだって楽に狩れるぞ?」

冒険者ギルドって、思った以上に出来る組織みたい。ヴァンも積極的に駆除?する気はないようで、彼らに任せて自分は私を中央に置いて防御に徹している。

それはカイル達、護衛騎士達も同様だ。

「高い金を払って雇っているのだから、それなりの働きはしてもらうぞ」

そんな風にカイルが冒険者に向かって話すのが聞こえてきた。

今回、ギルドに支払われた代金は私のポケットマネー…ではなく、騎士団から出ている。名目は騎士団の下請け業者扱いである。

冒険者ギルドは存在しないものと扱われているが、どこにでも抜け道のようなものはあるんだね。

「まあな。今回が初めてでもないしな」

「え?そうなの?」

「大きな声じゃ言えないが、俺達はヒルダ様の御用聞きみたいなもんだから」

うんうん、とダルボさんまで頷いている。

ヒルダさんってば、ひどい!私には内緒でこんな楽しい人達と交流してたのか…。

「おいおい。誤解すんなよ。俺達はヒルダ様に会ったことなんて一度もないぜ。たいてい騎士団長経由だな」

「そうだな。あいつとも長い付き合いだよな」

「昔と較べて、随分と丸くなったよな〜」

騎士団長ってそうなの?私は顎髭を蓄えた、しかめ面しか浮かんでこない。

「あいつの家系は、レーヴェナータ様の守護騎士だった、ご先祖を持つ由緒正しい家柄だしな。頭の硬さじゃ右に出るものがないっていうくらいの堅物だ」

笑ったところなんて見たことない、何が楽しくて生きてるのかとんと分からないと二人して言いたい放題だった。

私は逆に興味が湧いたので、今度、お話してみようと心のなかでメモする。

「クレイ、前方注意〜」

「結構、おっきいよ〜」

突然、呑気な双子の警報が発令された。

彼らの言葉の通り、話ながら移動していた私達の前に次の魔獣が現れた。

あー、これって何だったっけ?カピパラ?地球上で最大級のネズミだって言う。

でもって、こっちのは象くらいの大きさだ。

サイズはともかく、ずんぐりとしたフォルムやピスピス言う鼻の動きがいいね。

あー、結構かわいいかも?

すると、カピパラもどきが、べって唾を吐き出した。汚っ!

あれ?唾のかかった地面から煙が昇っている…。

え?もしかして、これって酸?

べっと、再び、酸性の唾をこちらへと吐き出した。

《護 盾》

騎士達が各々、光る盾を作り出し、周囲を固める。私と双子達は盾の中に避難だ。

皆、頑張れ!

その時、黒い影が我々の頭上を飛んだ。

マニャだ。マニャはとんでくるカピパラもどきの唾を巧みに避け、その首へと食らいついた。

「キシャアアアア!」

ゴキと骨の折れる音が洞窟内に響き、カピパラもどきが倒れる。残りも冒険者達によって次々倒されていった。

冒険者も強いけど、マニャも強いね!

「よーし、一丁上がり!昼飯も取れたし、ラッキーだったな!」

ん?昼飯?

「こいつの肉は結構旨いぜ〜。な、マニャ!」

「ニャ!」

ちょ、あなた達、自分達のご飯のために戦っていたの?

「ニィ!」

うん。いい笑顔だね。好きにしたらいいよ。私はご遠慮申し上げます。


ま、負けた。カピパラもどきが焼ける匂いに負けた。そして、美味しかったです。

冒険者御用達の肉にかけるソースがこれまた…!焼肉のたれを果実で甘くした感じがカピパラもどきのジューシーな肉と合うんだよ!獣人を虜にしたのはもちろんのこと、品行方正な護衛騎士達すらも虜にする味だった。

洞窟内で焼き肉?と思われるだろうが、そこは魔法でちょちょいと細工する。空気の膜を作り、洞窟の外に煙を吐き出すのだ。

洞窟付近で待機している騎士の皆さん、ごめんね!匂いのお裾分けしか出来なくて。

腹ごしらえした後、サクサクと残りの行程を進んでいく。その間、魔獣に出くわすことがなかったのは自分達が食われると怯えさせたせいではない…、と思う。

「さ、取り敢えず拠点に到着したよ」

前日、ミグ姉さんが探索した場所までたどり着いた。ここには先々、困らないように物質や補給に必要なものを隠蔽の魔法で隠しておく。

ここで最も大重要なのは転移陣を設置することだ。個人の魔力で転移するのは簡単ではない。だが、こうした補助的な魔法陣を設置することで楽に転移出来る仕組みだ。

そして、ここから洞窟の外にある拠点まで繋がっている。

この先、未探索の場所での万が一のために逃げ道を確保するためだ。ただ、大人数での転移は出来ないのが問題点ではある。

「この先で幾重にも洞窟が枝分かれしているんだ。どこを行くのかは双子に任せるしかないね」

「うー。分かった〜」

「やってみる〜」

二人が手を繋いだ。こんな時になんだけど、微笑ましい。

《探 鳴》

索敵の魔法である。双子を中心に、魔力を帯びた波紋が静かに浮かび上がる。それは洞窟の形に沿って奥へと広がっていった。

「うーん。一番左の道を行くと大きな魔獣がいるよ〜」

「でも、竜じゃないと思う〜」

そっか。竜じゃないのか。

「他はどうだ?」

クレイさんが声を掛けると、波紋が消えた。

「んっとね。行き止まりとか〜、うようよ魔獣のいる道とか〜」

「あとね〜。水の匂いがする道もあったよ〜」

それだ!私がそう思ったように、皆も水の気配がする道が正しいのではないかと思ったようだ。

「まあ、出たとこ勝負だな」

「まあな。迷宮ってのはそう言うもんだ」

そうなんだ?でも、出たとこ勝負ってどうなの?


水の匂いのする方と言う、曖昧な方向決定に異論はないようで、進路が決定した。

「どのみち方向などあってないようなものですから、違うようなら戻ればいいでしょう」

「まあ、そうだな」

ヴァンの意見にカイルも反対はしなかったけれど、護衛騎士の何人かが不満そうなのが多少気にはなった。

彼らは最初から、カイルの人となりを尊敬している他の騎士と一線を画していた。護衛騎士の家にも格と言うものがあって、彼らはカイルと同等の家柄であるらしい。

騎士としてはカイルの方が優れているので下についているが、家来ではないと言っていた。

私は面倒くさいなあと思って、聞き流していたが。

巨大な魔獣はいないようだが、滅多矢鱈と数が増えた。派手に炎の魔法を使用して怒られたのでクレイさんも地道に倒していた。しかし、彼の武器が巨大な戦斧なのでどうしても派手な戦い方になるのは仕方がないのかも知れない。

「よっしゃあ!十匹目」

「にゃろう!こっちも負けてられるか」

どうでもいいけど、討伐数を競い合うのは止めて貰っていいかな?うちの子に悪影響だから。

「どうです!俺の方が大きいですよ」

ほら!ラベルが参加しちゃってるから!

「ふん。大きさじゃない。数で勝負だ」

ミグ姉さんも熱くならないで。

大きさではさっきのカピパラもどきに負けるが、知能はこっちの方が発達しているっぽい。

俊敏な動きと連携で翻弄している魔獣、もう見た目から魔獣としか言いようがない。強いて言えば、猿。でも、角やら牙やら普通のお猿さんにはないものが生えている。

そんな奴らとスライム達?が立ち塞がる。

ドロドロ、ブヨブヨしている中に消化器官や食べたものが半分溶けて見える。グロい。

形状は違うが、実写版のスライムってこんなのかって感じ。

狡猾なお猿さんとネバネバスライムの急所をただひたすらに破壊していく。

「こんな時に《煉獄のクレイ》がいてくれたら…」

心の声がだだ漏れた。

「え?いいのか?」

「駄目に決まっている!洞窟が崩れたら、どうする気だ!」

ヴァンに却下されてしまった。残念。


待つことしばし。お猿さんとスライムがあらかた倒され、残りも火属性ではない魔法で一層された。

魔法で倒せるなら最初から使えば?と思うだろうが、魔力には限りがあるので、この先何があるのか分からないので温存しておきたいそうだ。

「皆、お疲れ様!やっと終わったね」

数の多さに体力を奪われ、ダメージが凄い。護衛騎士達までもが座り込んでいる。

《治 癒》

エリーによって癒しが与えられた。怪我だけでなく、体力までも回復しているようだ。

《エリーもお疲れ様》

フロウがエリーの頬に体を寄せて主を労う。

「あ、いいな〜」

《ナツキにはあたしがしてあげる!》

そう言って、ぎゅうぎゅうと体を押し付けてくる。

セイラ、有り難いんだけど痛いよ?グリグリしないで。

妖精二人も姿を現し、興味津々だ。フロウはエリーの使う精霊魔法の補助を行うのが目的で、セイラは…。

《ネコー!》

と、言ってマニャに突撃していた。

うん、正しくは猫型の騎獣だけどね。ネコには違いない。

セイラの相手はマニャに任せておくとして、私達はこの先そのまま進むかどうかについて話し合いを行う。

と言うのも、この先の片側が崖になっているのだ。

「魔獣に囲まれると厄介だな」

クレイさんが顎を擦りながら唸る。

「崖側から魔獣が襲ってこないとも言い切れん」

タルボさんら、冒険者サイドは慎重だ。

「しかし、他の道が安全であるとは限らないだろう?同じ可能性もある訳だし。

このまま進んでみて、危険なようならば、引き返せばいいのではないか?」

と言う、カイルの提案に、

「危険だと分かってからじゃ遅い」

と、難色を示した。

「双子達はどう思う?何か感じるか?」

「うーんとね〜。この辺がザワザワする」

「何となく気持ち悪いんだけど、よく分からない〜」

ロキが胸の辺りを擦って見せた。

「は。ザワザワするって何だ。そんないい加減な言葉で我々を振り回そうと言うのか?」

元々、感じの悪い騎士が強い口調で双子を詰る。

「危険なのは分かる…。けど、何に対して危険なのかが分からない」

ロキ、あなた、ちゃんと喋れたんだ。私は変な所で感心する。

「何に対して?魔獣じゃないものか?」

「魔獣もいるよ。けど、それ以外に…」

「ふむ」

クレイがしばし、考え込む。

「どのみち進まなけりゃならないんだ。転移陣も設置したことだし、行ってみるか」

「行くの?」

ロナがクレイの服の端を掴んで問う。

「心配すんな。お前らは俺が守ってやる」

そう言って、双子の頭にポフッと手を乗せた。

え?私は?

「は?それだけの数の騎士にガードされてる奴を何で俺が守る必要があるんだ?」

そうだけど。そこは「俺が守ってやる!」って言ってもいいんじゃないかな?


片側が崖だといっても十分な幅はある。冒険者を先頭に私を挟んで騎士達、最後尾をエリーとマニャが守る。

ミグ姉さんは待機だ。隠密行動も出来るので一人でも大丈夫だとのこと。まあ、見るからに強そうだからね。でも、十分に気を付けて欲しいと思う。

 水の匂いがすると言う方向を選択し、しばらくは何事もなく進んだ。

「何か近づいて来てる〜」

「警戒、注意~」

そう言うが、前方には何もない。崖の方を覗いても変化なし。

どう言う事?

「何もないぞ?間違ってるんじゃないか」

小馬鹿にしたような顔をする、問題ありの騎士に向かってクレイが叫んだ。

「違う!地面だ!」

我々の周辺の地面がボコボコと浮き上がり、そこから魔獣が姿を現す。ウネウネと長い触手を持ち、本体は蜥蜴のような姿をしている。それが何体も次々に出てきた。

咄嗟のことに足元をすくわれ、護衛騎士の中には負傷した者もあった。そんな仲間を庇い、攻撃を加える。突然のことで、いつも通りの力が出せないように見えた。

もちろん私も恐慌状態だ。そこへ、エリーを乗せたマニャが飛んできて宙へと引き上げてくれた。

「大丈夫?しっかり掴まっていて」

うう。ごめんね。ありがとう!

魔獣は地面から出てくるのだから、騎獣の上ならば安全だ。

「ナツキ様!無事ですか」

少しばかり離れた場所から駆け寄ろうとしているヴァンの姿が乱戦する騎士と魔獣との間から見えた。

「平気だから、そっちに集中して!」

そう言ったが、ヴァンとしては守護騎士かつ、一の騎士として私を一人にはしておけないと考えたのだろう。何とかこちらへと来ようとするが、足元からは魔獣が溢れだし、カナンもいないので飛んで来る訳にも行かず、焦りの色が見える。

こっちは大丈夫って言ったのに、全くもう!

ラベルとゼーランは連携し、着実に魔獣を屠っていく。護衛騎士らもカイルの号令のもと、本来の冷静さを取り戻し魔獣に対処している。

冒険者の皆さんはと言うと…。

「おい、こいつは教授の言っていた例のヤツじゃないか?」

クレイの戦斧が上段から真下へと振られ、魔獣の頭を叩き潰す。

「違いねえ!肝が研究材料にかかせねえってヤツだろ?」

「頭は潰して構わん!胴体は確保しろ!金になる」

「ほいきた!」

え〜。こんな時にお金の話?ドン引きなんですけど。

私はフワフワとマニャに乗って、そんな駄目な大人達を見下ろした。

あれ?そう言えば、双子は?

壁際に寄って、震える双子を発見する。そんな双子に向かって、魔獣が迫りつつあった。

「く、来るな!」

「やあっ!」

わあああ!子供達が危ない!

「させるか!」

クレイさんが双子を庇うように躍り出た。

「マニャ、あんたは空中で待機してて」

「ニアッ!」

エリーも援護に向かう。

すいません。頼りにならなくて。本当は私だって戦える。魔獣は闇の生き物だから。しかし、私の光魔法はヒルダさんによって、使用が制限されている。

曰く、「強い力を持つことはそれだけで身を危険にさらすのです」とのこと。神殿内で十重二十重に厳重に警護されている自分のようになりたくなければ、あまり衆目にさらすのは懸命ではないと。

もちろん、いざという時は私だって戦うよ!

でも、出番はないみたい。二人によって魔獣が殲滅された。

あー、良かった。ただ一人、宙に浮かんで油断していたら、地下ではなく、洞窟の壁際から魔獣の頭が突き出してきて、マニャの足に魔獣の触手が絡み付いた。

ドサリと地面に投げ出される。むろん、私も一緒だ。

「キシャアアアア!」

怒ったマニャが魔獣の触手を噛みちぎり、飛びかかる。

あ、ヤバい。一番、戦闘力のない私が取り残された。

ボコッ。魔獣がまた一体、今度は私のすぐ側だ。

「ナツキッ!」

けど、大丈夫。私の守護騎士ヴァンが駆け付け、即座に魔獣に魔力を込めた剣を叩き込んだ。

「怪我は?」

マニャから落とされ、怪我をしたのではないかと私の全身を細かに点検する。

もう心配性だなあ。何ともないよ?

「とにかくここから一時離れた方がいい。転移の魔方陣を起動してくれ」

「分かった」

ナツキの肩を抱き、よそ見しながら歩いたのがいけなかったのか。ヴァンは足先が何かに拘束されたような違和感を覚え、前のめりとなった。その方角は崖だ。咄嗟にナツキの体を反対方向へと突き飛ばす。

結果、自身が受け身を取ることも回避行動を取ることも出来ず、慣性に任せるしかなかった。

「ヴァン!」

悲鳴のようなナツキの声が響く。

落ちると思った、その視界に転移の魔法に包まれたナツキの姿と仲間達の驚愕する顔が見えた。そんな視界の端に無表情に自分を見下ろす護衛騎士がいた。

「…何がナツキだ。不敬なんだよ、お前」

声にならない口元がそう言っていた。それを見たのを最後にヴァンは落ちて行った。

ナツキを巻き添えに出来ないと、ヴァンはその手を離したというのに、自分へと手を伸ばすナツキが身を乗り出すのを背後からラベルが抱き止める。

転移が発動したのか、ナツキとラベルが消えた。

良かった。これでもう、大丈夫だ。

ヴァンは底無しの崖から落ちながら、安堵のため息を漏らした。


 ラベルに抱えられるようにして戻った先で、ミグが驚いたように駆け寄ってきた。

「何があったんだい!」

その問いに返す者はなかった。私もだけど、ラベルも気が動転していたのだ。

ガクガクと体が震え出す。繰り返し頭のなかをヴァンが落ちていく姿が蘇っては消えた。

手を伸ばしたのに届かなかった!

深い悔恨とヴァンを失うかも知れないという恐怖に打ちのめされる。


ーヴァンを失う?そんなの絶対に嫌だ!


私は絶叫する。

「嫌あああっ!」

その叫びは虚しく虚空に谺した。










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