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常識紳士による簡潔な自己紹介
私は常識紳士である。
私は時や空間、世界線を越えて存在している。
しかし私の生まれや年齢、また常識紳士とは何なのかに対する答えは無い。
なぜなら私は長く生きすぎたことで過去の記憶が曖昧になっているからだ。
私から言えるのは、私が常識紳士であるという事実だけだ。
次に今回このような文章を書いている理由を述べたいと思う。
先に書いた通り、私は全ての記憶を保っていられない。
そこで私の経験を記録しておこうと考えたのだ。
ここでは私が移り住んだ世界の記録を読者の皆に紹介しようと思う。