題1部 異世界?行くぜ 4
不定期投稿です。
よろしくお願いいたします。
4話 初異世界の女の子と初入街とギルド登録
「こんちわー!冒険者さん?」
話しかけてきたのは女の子、腰に短刀をぶら下げて片手には角兎を二匹持っている。
「こんにちは、ここは何処でしょうか?
気が付いたら岩場の下に寝そべっていて、自分の名前もわからないのですよ。」
「あらら大変だ、あたし街まで案内して上げるよ。」
気の優しい女の子だ、どうやら今日は狩りをもうやめて帰るつもりだったらしい。
「ところで、このレッドロゥカストは?」
魔物だったのか、虫にしちゃ大きいと思ったけど。
「寄ってきたから石投げて殺しちゃったんですよ。」
「正解!こいつそのままにしてると、襲って来て血を吸いまくるからね。
脚力もあるし、良く石で殺せたね。」
良く石で殺せたなぁ、良かったぁ強気な気分で殺れて。
下手したら殺されてたかぁ。
凌馬吃驚の巻きだった。
彼女の名前はミユ(16)人族
身長153cm 体重54Kg
スリーサイズ86-56-86
茶目・少したれ目な茶髪ポニーテール。
背中に弓と矢を背負い腰に短剣を携えている。
レザーアーマー・鉄の腕甲装備。
ユルフワなお姉さんて感じだ。
近くの農村の出で、冒険者に憧れて目の前の街に来たそうだ。
実家の農家には兄が跡取りでいて、妹が下に二人の4人兄妹、仕送りをしているらしい。
街の入り口まで来ると、門兵さんがミユに声をかける。
「こちらのかた、岩場の下に転がっていて記憶無いみたいよ?」
「あらー、災難だったな!
名前はわかるか?」
「はい、凌馬です。」
「そうか、名前だけでも覚えていて良かったな。
リョウマ、身分証あるか?
なければ市街に入る入試税と悪さをしないと言う保証金がいるんだ。
合わせて大銀貨3枚・それを払うと仮の身分証発行となる。
例えばギルド登録するとギルドカードが身分証になるから、仮の身分証を返却すると大銀貨二枚と小銀貨5枚返却になる。
仮身分証の期間は3日間、その間に出て貰うから注意してな!金は持っているかい?」
凌馬はポケットに手を突っ込みポケットから収納に接続して大銀貨3枚を出して渡すと仮身分証を渡された。
「ソラデへようこそ!俺の名前はヨシムだよろしくな!」
ミユとギルドに行き凌馬は登録へ、ミユは納品口へ獲物を納めに行った。
「冒険者ギルドソラデ支店へようこそ!
新規登録でよろしいですか?」
受付嬢は名札からブレンダさん。
茶髪おかっぱ大きめな丸渕眼鏡の優しそうなお姉さん。
うえから92-56-87と見た!
健全な15才だ!
「ではこちらの石板の上に手をのせてください。」
凌馬は言われるがままに手をのせて・・・
はっ!これってギフトとか裏スキルとかってアワをくった。
「はい、これで計測完了です。
カードと連携させるので、その間に冒険者ギルドのご説明します。」
ブレンダさんの説明では、
冒険者ギルドの構成
ギルド長 副ギルド長 受付嬢
となっていて、
冒険者:狩猟・採取等依頼を受ける者
ギルドで登録をするとギルドカード(身分証)を発行する。
発行時魔導具にて、前科・バッドスキル持ちを調べる。
(場合によっては加入不可や衛兵に引き渡される。)
カードには名前・ギルドランク等が記載される。
登録時はF級から
F・E・D・C・B・A・S級と上がる
F級は採取や村や町中の依頼事のみ
E・D級はプラス狩猟
C・B級はプラス護衛や討伐
A・S級になるとプラス街や国等の依頼
となる
その依頼を受けられるかは、
F・E・Dは受付嬢
C・Bは護衛が副ギルド長・討伐は受付嬢
A・Sはギルド長
の判断が求められる
昇格はF~Dは依頼達成数
D~Aは昇格試験か副ギルド長の推薦
Sは其れに見合う功績をあげたものが統括ギルド長から授与
討伐は討伐証明部位をもって完了とする。
獣や魔物の素材・ドロップ品は納品口にて買い取りを行う
注意事項
○生死は各自の責任で
○犯罪は犯さないこと
○受注した依頼期限を守り終了後は速やかにギルドに連絡。
○失敗・期限切れはペナルティー有り
(クエストによっては最初に保証金有り)
○危険が起こりそうな事案は必ずギルドに連絡する事
○ギルドカードは身分証明と共にお金の預け入れ機能がある
死んだ場合そのお金はギルドに廻されるが、死ぬ前に送金して欲しい場合はカードにマークを記載し、死亡時に名簿から送金される。
ギルドカードを無くした時は、速やかに更新を
○万が一其れにより犯罪に巻き込まれた時は当事者の責任です
○再発行後の紛失カードによる犯罪はギルドが証明します
○強制クエストがあります
ランクによっては都市壊滅レベルの災害時招集がかかります
生死に関わる状況の時に行われます
らしい、疲れた。
ちなみに、小冊子くれた。
まあ、読まないから教えてもらって良かったのだが。
読んでいただきありがとうございます。