題1部 異世界?行くぜ 2
2話目いきまーす!
2話 クロトワのプレゼントと・・・計画
凌馬の質問攻めに顔を下に向け青くする。
「今、女神様が出てきてノーパソと神様のとこ繋がってるみたいだから・・・、
大声で叫んだら聞こえちゃうのかな?」
『すいません!そんなつもりでは、私が悪う御座いました。
どうか御許しを。』
クロトワに土下座させた凌馬。
クロトワの肩にポンと手を置き、
「これに懲りたらゲームコーナーに置かず、きちんと話してからソフトを手渡ししなさい。
お布施が欲しかったら、きちんと話して向こうのお金に換金する手数料で貰いなさいよ。」
『赦していただけるのですか?』
「それは別でしょ?」
ヒーンと泣くクロトワ。
凌馬は少し悩み、
「向こうに行くのはOK!
帰れないから、貯金から財布の金まで向こうのお金に換金して、お布施は1%ね。
もう、無限収納使える?無限収納って時間経つ?」
急に前向きな凌馬の気が変わらないようにハキハキと
『使えます、時間経ちません!』
凌馬はアパートの物全てを収納した。
「よく異世界物って、急に行くから大家さんとか困るよねきっと。」
等と一人言。
「さて、準備は調った!
で、女神様は賠償をどうしてくれるかなぁ?」
あーっ、終わってなかったぁーと思うクロトワ!
『すみません、どうしたら言いか逆に言ってください。』
悩む凌馬、
「まず若くしてもらえれば、出来る?」
『出来ますよ、15才でどうです?
あちらで成人ですよ。』
「では、それで!
後、読み書き出来るようにしといて。」
『はい、万国読書を裏スキルに入れておきました。』
「そうだ、野営に便利なテントとか?」
何故かここでキラーンとするクロトワ。
『では、私から神界取って置きの一軒家をどーんとプレゼントします。
扉の出し入れの魔力が1日1ポイントの先払いなのですが、中は神通力で使えるの便利ですよ。
扉を閉めると神界の私のスペースに移るので安全安心!
神通力は神界で無尽蔵なので使い放題♪
扉開けると同じ場所に戻れます。
因みに、神界には出れませんよ!』
クロトワの大盤振る舞いに焦る凌馬。
「じゃあお礼に、これを受け取ってよ!」
凌馬は母の遺品のネックレスを渡す。
「子供の頃に死んだ母ちゃんの遺品。
惚れた女に渡せって言われたけど、女神様につけてもらえたら母ちゃんも喜ぶだろうしね?
なんか代々伝わるものらしいけど、まぁ、女神様ならいいや、もうアコギな真似は駄目だよ!」
まさか母親の形見を渡されるとは思わなかった、しかも嫁用?
ここからクロトワの壮大な?計画が始まった。
『そんなつもりは無かったのですが、リサーチ不足でした。
では私からはこちらを差し上げます。』
凌馬は指輪を貰い左薬指に填められる。
『何か良いことがあるかもしれませんよ?』
クワトロから指輪を貰い、準備できた凌馬。
クワトロは凌馬のおでこにキスをする。
『特別です!貴方の額に宿しましたので、後でステータスで確認してください♪
凌馬さん、あなたに出会えて良かった。
下手したら神界で大目玉でした。
では、凌馬様、善き神生を!』
「善き人生かぁ。」凌馬は旅立った。
『クスッ!善き神生を!』
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