表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界冒険譚  作者: 陸奥海 空
1/16

題1部 異世界?行くぜ 1

初めましての方も、

以前作品を読んでいただいた方も、

陸奥海 空 です。

どうぞよろしくお願いします。


不定期投稿多いですが、ご勘弁を。


*投稿当日 凌真と凌馬の名前が混在してしまい凌馬に統一しました。

温めすぎたために、手直しした時凌馬に一部変わってしまいそちらに統一しました。

ご容赦を。

1話 女神クロトワと凌馬


「ただいま~♪」

誰もいない2DKのアパートに習慣の如く呟く主人公、佐賀許(サカモト) 凌馬(リョウマ)

ゲームの世界に夢見て休みを過ごす、23才のサラリーマンだ。

彼は今心が病んでいた。

会社は残業が多く断ることも憚られ、休みも休出で、1週間前に初めて出来た彼女に・貰ってももらえずに振られる、童貞まっしぐら。


「やっとできた休みがゲームかぁ。」

ノートパソコンに今日買ってきた聞いたこともないゲーム 異世界冒険譚 を入れて立ち上げる。


「最初はジョブか、選べるのは剣士・拳士・魔術師・盗賊か。

初期だから4択かな?

拳士は装備楽そうだけど、ジョブチェンジ出来るみたいだし盗賊にしようかな?

投擲とか隠岐は初期で欲しいし、よし盗賊ポチっ!


次はプロフェッション、兵士・教会信者・商人・村人・冒険者、これで職業スキルが入るのかなぁ?

先ずは商人かな?鑑定とか欲しいな、収納とか。

無限収納とかあるのかなぁ?まぁいっか?


次は加護?枠が3つ迄・組合せにより貰えるのかぁ、あー、経験値2倍・HP自動回復(1秒1P)・無限収納!良し!3つ取れた。


プレゼント?後から入るのかなぁ?


これでスタート!・・・

ん?暫くお待ちください?重たいのか?」

凌馬が不思議に思っていると、画面から光輝く女性の姿が這いつくばる様に出てきた。


『出辛いですわねぇ!

ノート型はキーボード触れないように出ないといけないから嫌いですわ!

送り出す前に設定変わってクレームされても困るし。』

「あの~、そこから出られるのなら浮いて出ることも出来るのでは?」

凌馬の突飛な質問に

『出来るのですが、この出方が此方の作法では?』


どんな作法だよ、それってホラー系?

凌馬の突っ込みは声に出さずに終わる。


「どちら様で?」

そう!凌馬は伝説のあの質問をした!

『あたしゃ神様だよ!』

凌馬は感動し、握手を求める。


『バカな事を言わせないで下さい。

・・・はっ!』


女神は凌馬を見つめる、女神として派生して此の方、周りのリア充神達に苛つく日々だったが理想の顔に出逢った瞬間だった。


『んっん~!

私は女神クロトワ、あなたの意思に則り転移システムの希望通りに異世界に転移させます。』


凌馬はハテナ顔している。

クロトワはハテナ顔している。


『あなた、と失礼お名前は?

凌馬さまですか、素敵です・あっ!いえ。

凌馬様はパッケージを読みましたか?』


凌馬はウンと首肯き、パッケージを読む。

「"あなたは異世界で冒険をして世界を楽しく正しく導く・さぁ!旅立とう♪"

ですが?」


『では間違いありませんね?』

「はっ?」

『えっ?』


凌馬は怒り心頭でも無表情に、

「ゲーム売り場に有ったんですが、これってゲームですか?ですげーむって奴ですか?

死んでもやり直せるんですか?

痛くないんですか?

やめたい時にやめてこの世界に戻れるんですか?」


凌馬の怒濤の質問にクロトワは、

『いえ、ゲームではないです、死んだら終わりです。

直ぐになら蘇生魔法使える人がいれば生き返れるかも?』

「かもぉっ!?」


『ヒッ!あ、すいません。

痛みもありますし、この世界には戻れないし、』


「あーぁ、もぉいっすよ!やーめた。」

『いえ、凌馬様にはもう転移していただくしか、』


クロトワの悲痛な顔に凌馬は、

「ああー!なにそれ酷くない!?

ゲーム売り場にあって金も出して買って、ゲームじゃない?やめられない?

どう云う事?買ったお金って女神様の懐って事?お布施なの?詐欺なの?詐欺だよね!?」

読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ