『リアル男の娘やってましたが? とても痛い子だったよ。』
男の娘という単語が出る前から、ゴシック・ロリィタ・ファッションに身を包んで女装とかしていたんだけど、マジで女になりたかった。自分の事、性同一性障害だと思っていたし、今でも、半分それを疑っている。
女友達が少なかったせいで、メイク道具適当に調べて、適当に付けていたんだけど、今でも自分が痛々しいと思っている。
(※此処で、幼児性愛のロリータと服のロリータを区別する為に、ファッションの方はロリィタと呼ぶ。これってよく知られている事だと思っているけど。違うのかな?)
自分の容姿に謎の自信があった為に、堂々と着て歩いていたんだけど、マジで今考えても痛々しいし、恥ずかしいと思う、田舎でやるな。
ちなみに、地元の同人誌即売会はコスプレ会場と化していたので、当然、ゴスロリとかピンクのフリフリのロリィタとか着て参加していたんだけど、随分と女性受けが良かったと思う。その同人誌即売会では、質の悪い女装の人が多くて、総体的に私が美人だと認識されていたように思う。……なんかダーク目のゴスロリ・ファッション着ると、私、写真に撮ったら、絵になるし、リップ・サービスかもしれないけど、男性の方からも、美人って言われた事あるのですが、……なんか性格が悪そう、というかキツそうなイメージ出していました。
大阪の地下鉄歩いている時に、ちょっとゲイな男性の方にナンパされて、ホテルに誘われたりしたのだけど、地下アイドルの女性と会う予定だったので、丁重に断った。何気に嬉しかったのは秘密である。
ニューハーフや男の娘が集まるイベント会場で、なんかその時は孤独で寂しかったので、私の方から他の女装っ子に声を掛けて見て、その女装っ子から唇付近にキスをされて、我々はイベント会場を出てホテルを巡ったのだけど、……ぶっちゃけ、だんだんその女装っ子が不細工で嫌になってきて、適当に朝まで時間を潰してやり過ごす事にした。自分で誘っといて、性格悪いなと思う、私。
後は、たまに連絡する友人のオカマゲイの人の家に泊まって、同じ布団で寝た事もあったな。抱き締めてみて、口付けをせがまれたけど、結局、止めにした。
……何が言いたいかと言うと、結局、自分の恋愛対象、性的対象は女性だった事。
中々、両性愛者になる事は難しい。
これは肌質とか手触りで触って、何かその気になれなかったというのもある。
でも、自分の性自認は中性でXジェンダー(どちらの性でも無い)寄りで、自分が男だと思えない事が正直、多い。タロット・カードを引いたり、紅茶やパフェが好きだったり、アロマが好きだったり、パスタが好きだったり、女性的な趣味も多いしね。
今でも服は大切にしていて手放す気にはなれない。
赤いワンピースとか私に似合わないし、どうしよう。
私、黒のドレスが似合うとか言われるので……。性格的な暗さや黒さが雰囲気に出ているんでしょうね。たとえば、女子高生の制服とか似合わないわけですよ。セーラー服はともかく、ブレザーは絶対似合わない。……普通の女性服もそんなに似合わないと思う。なんか、ダークな奴じゃないと自分の内面を出してなくて、似合う気がしない。
色々あって、去年、セーラー服を着てみたんだけど、その時は、メイク出来なかったので、メイクしたいなあって思った。後、なんか体育会系の女子っぽいなあとか思った。メイド服は昔、ゴシック・ブランド系列で試着した事がある。後、やってみたいのは、巫女服かなあ。一回やれば飽きるだろうから買わないだろうけど。
そもそも、自分の容姿は良い方だと思うけど、そんなに女顔ってワケでも無いしな。
ちなみに肩幅とかの関係で、ブラウスなんかはとても着るのが難しいし、ジャンパースカートとか本当に大変。後、脚が汚いと思うのでタイツ付けていた。……永久脱毛なんて本当にお金が掛かる。それから、デザインの良いコルセットを持っているのだけど、合わせる服が無くて、飾りと化している。
しかし、和ゴス服も持っていたけど、質の悪いコスプレ・ブランドだったので、ヤフオクで売りました。でも、ちゃんとした着物は欲しいです。昔、知人の女の子から借りて、着付けを教えて貰って、赤い着物で一緒に歩いた事があります。その時の写真と一緒に撮ったプリクラは今でも何処かに保管している筈。
二十歳前後は本当に女装がしたくて、仕方無くて、女性的な容姿のキャラとか、今で言う男の娘とかが出てくる漫画とか執拗に集めていたなあ。……多分、強い変身願望だったのだと思う。
私は自分で着ていたので、ゴシック・ロリィタに関しては物凄くうるさい。
漫画や小説などで、生半可なゴスロリキャラなんて出そうものなら、結構、減点ポイントになる。ゴスロリキャラが出るんなら、退廃的でゴシックな世界観じゃないといけないんじゃないの? くらいの偏屈さはある。
今でも、メイクの練習みっちりして、ゴスロリ着て外出たい事が多いんだけど、中々、機会が無いんだよな。その手のイベントも小さくやっているっていう噂も聞くけど、そんなテンションが今、持てないかな。それから、ネットで男の娘とか女装とかで検索すると、私よりも遥かにクオリティが高い人がゴロゴロ出てくるから、なんか劣等感を抱くし、私の希少性も無くなったし、対抗意識を燃やしても勝てないの分かっているからなあ。……それから、クオリティが高かったら高かったで、男性から変な性的目線で見られる事が多いらしくて、それもキモいと思ってしまう。私は普通に恋愛対象が女性と分かったので。
でも、今でもゴスロリ着て、普通に生活したいと頻繁に思います。
メイクも脱毛も大変だし、周りから好奇な眼で見られるのが、正直、耐えられなくなったので、パンク・ファッションみたいなので落ち着いていますが。
そもそも、V系の女形みたいなファッションのつもりでいたので、自分では女装っていう思考じゃなかったんだ、やっぱり本当に自分でも頭がおかしいと思う。
それにしても、私は服も本もトレーディング・カードなども処分出来ない性格なので、ダンシャリという概念がちょっと存在しない。これは本当に面倒臭い性格である。頻繁に家の中を掃除して、家の汚部屋の侵攻を防ぐ事を頑張っていたりする。
たまに美人でスレンダーで、黒髪長髪が似合う頭脳明晰な女性に生まれたかったと思うけど、転生したら、そんな女性に生まれ変わりたいなと思う、今日、この頃であった。
……小説家は嘘付きだから、話半分で読んでくださいw
本当の事、書かれているか怪しいよ?w