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純白の聖者

ちょいと時間を進めます。

この期間にあった事は、どこかで書くかも知れませんがとりあえず保留で。

ってか、ここら辺を省略しないと二章が一章の二の舞レベルに長くなってしまう……。

 あれから一ヶ月程が経過した。

 大きく変わった事は三つ。


 先ずはカケルがリッチになった事。ワイトからグレーターワイトを経て、リッチにまで上り詰めていたのだ。

 その結果、使える魔法の種類は大幅に増えており、特に花火の加工を手助けする魔法はかなり重宝していた。


 勿論スキルも増えており、不死者創造(クリエイトアンデッド)不死者支配(ドミネイトアンデッド)不死者強化(エンハンスアンデッド)生命強奪(ライフスティール)等など凶悪な物が増えていた。

 不死者創造(クリエイトアンデッド)はその名の通り、死体からアンデッドを作る事が出来るスキルで、頑張ればアンデッドの軍勢を作る事が可能だ。

 不死者支配(ドミネイトアンデッド)は対象のアンデッドを支配し、命令を与えて行動出来る様にするスキルだ。

 これが無ければ先程のアンデッド生成は、あまり意味の無い物となる。

 勿論自然発生下アンデッドも支配下に置けるのだが、支配対象のアンデッドは自分よりも格下である必要がある。

 不死者強化(エンハンスアンデッド)は仲間のアンデッドの能力を底上げ出来るスキルだ。

 基本的にパッシブスキルで、アンデッドの軍勢を支配すると非常に効果があるスキルである。

 そして、最後は生命強奪(ライフスティール)だ。これは文字通り命を奪うスキルで、格下で且つ耐性が無い者なら即死させる事が出来る。

 しかも、マナドレインよりも徹底的にマナを奪うので、食べる予定が無ければ便利なスキルである。

 但し、このスキルを使うとカルマ値が一気に下がってしまう。それは聖域で暮らすカケルにとっては致命的なデメリットだった。

 その為、便利ではあるがカケルは二度と使うと気が無かった。


 こんな凶悪なスキルの他にも、魔力の運用を助ける物も加わっている。

 一つ目の洗練された魔力と言う名のスキルは、体内での魔力精製を助けてくれるらしく、非常に扱い易い魔力にしてくれる。

 その為、魔法の発動速度や威力の上昇に繋がっていた。

 もう一つに魔力吸収速度上昇と言うスキルもある。

 これは魔力の回復速度が早まるスキルだ。例えば、五刻で魔力が全回復するところを四刻で魔力が全快になるようになっていた。

 此方もパッシブスキルで、魔法を多用するカケルにとっては非常に有用であった。


 進化の次は料理の質が著しく向上した事。

 セレナがかなりの料理の腕前だった為なのと、新しい部屋を幾つか巡った結果である。

 特に顕著なのが調味料で、元は塩と胡椒しか無かったのが現在では、塩、胡椒、砂糖、味噌、醤油、酢、酒、コンソメ、鰹節、昆布、スパイス類と多岐に渡っていた。

 正直相当凝った物でなければ、殆どの料理を再現出来るだろう。

 本来酒や醤油等の発酵系の調味料は、非常に造るのに時間が掛かる。

 だが、時間を進める魔法等を多用しゴリ押しで完成に漕ぎ着けていた。

 ここら辺の調味料を作ろうとしたのは、カケルとセレナが二人で暴走した結果である。


 例えばお酒だが、魚を調理する際に臭み消しとして使えればなと言うカケルの呟きを拾ったセレナが、それはどう言う意味だと詰め寄った結果造る事になった物である。

 基本的にセレナはベジタリアンではあるが、魚なら食べられない訳ではない。

 だが彼女の場合生臭さに滅法弱い為に、食べられたとしても基本的には火がしっかり通った物のみだった。

 そして、生の状態で出される料理も結構あったので、その度に恨めしそうに皆の食事を見ていたのである。

 食べられない原因であるその臭さを消せると聞いて、セレナの強烈なお願いにより速攻で造る事が決定したのだ。

 そして、魔法ゴリ押しで造ったそこそこの品質の酒で魚を調理した結果、セレナは作ったカルパッチョを三切れ食べる事が出来た。

 が、それ以上は気持ち悪くなってしまって無理だったらしい。

 酒が出来る前は、同じ料理でも一切れ食べれなかったので大進歩ではある。

 その後に魚のソテー作って上げると、そっちの方が好きと言っていたのであまり意味は無かったかも知れない。

 残った酒は今、主にツィードの飲み酒として消費されてたりする。


 因みに、セレナは未だにほぼベジタリアンであった。

 と言うのは、ソテーを非常に気に入った後に彼女が数日間同じ物をパクパクと食べていると、突然苦しみ出して倒れたのである。

 その後、ミミの診断の結果ではそもそも体質的に肉や魚を受け付けなかったらしく、彼女は肉や魚の過剰摂取が禁止されてしまった。

 彼女は再びベジタリアンへと逆戻りし、今でも食事時には恨めしそうな表情で皆の事を眺めていたりする。


 他の調味料もセレナと協力して造った物が多く、特に力が入っていたのが野菜へのドレッシングである。

 肉や魚が体質的に厳しいと分かったセレナは、最高に美味い野菜をカケルに求めた。

 そこで零したドレッシングのワードに食い付いたセレナは、カケルと共同でかなりのレベルのドレッシングを開発していたのだ。

 味的には、胡麻ダレ、青紫蘇(あおじそ)、和風、シーザー等など。セレナが飽きないように、複数の味を開発していた。


 残りの最後は生活環境の向上だ。

 今の聖域を始めとする生活部屋は、様々な魔道具で(あふ)れかえっている。

 例えば保存庫や空調制御機、自動クリーナー等がある。

 保存庫は収納ポーチの巨大版で、収納容量はほぼ無制限。単に時間停止しているだけでなく温度と時間の進み具合を調整可能な優れ物だ。

 しかも、この調節は保存庫内部の一部分のみでも行えるので、発酵を促したり物を冷やしたりとかなり重宝する。


 空調制御機は要はエアコンである。但し、どう制御してるから不明だが温度や空気の入れ替えを狭い範囲で行えるらしい。

 狭い範囲と言うのは、一立方センチメートルの一つ目の空間は暖かくして、その横の一立方センチメートルは涼しくすると言った意味が分からない精度である。


 自動クリーナーは前の二つに比べて地味だが、かなり便利な代物だ。

 これは、部屋に置いておくだけで臭いや雑菌を除去してくれるのだ。

 空気清浄機と違う点は、空中のゴミを除去するだけでなく、洗濯機の様に人が着ている衣服やその人自身も綺麗にしてくれるのだ。

 つまりは、これさえあれば風呂も洗濯機も要らないと言う事である。気分さえ無視すればであるが……。


 これ以外にも細かな魔道具が増えており、生活環境は著しく向上していた。

 しかも、この魔道具だがミミとカケルを初めとする皆で意見を出し合いながら、ガチで作ったせいかほぼ永久機関になっていた。

 元々エネルギー効率が良く、エネルギーが枯渇する前には辺りに漂う魔素を確保するので、ミミ達を始めとする魔物が垂れ流す、僅かな魔素だけでも十分に可動するのだ。


 そんな一転した環境でカケルは、今日もいつも通りに魔法の練習と花火玉の作成をする筈だった。だが、そうはならなかった。

 その始まりは、ミミが上げた疑問の声からだ。


「ん? これは……?」

「ミミ、どうしたの?」

「いえ、大した事ではないのですが、嘆きの洞窟外の魔の森に人間が一人近付いてるみたいです」

「人間が……?」

「はい、後どうでも良いと思いますが、怪我をしているようですね」

「いやいや! どうでも良くないよ!?」


 カケルの脳裏に浮かんだのは、魔物との戦闘で怪我を負い息絶え絶えになった剣士の姿。

 カケルの妄想通りなら、じきに屍を(さら)してしまう事だろう。

 そんな妄想に引っ張られたカケルは、人間を助ける事を提案した。


「はぁ……。分かりました。ですが、基本的に私は手出ししませんよ?」

「うん、移動だけ助けて貰えれば、後は僕が何とかする!」


 未だに移動のスピードはそこまで速くなかったカケルはミミへと頼み込み、嘆きの洞窟近くの魔の森の中へと転移した。

 そう、転移である。


「え? 此処は?」

「魔の森の中ですね。転移を行いました」

「転移!? いや、今はそんな事気にしてる場合じゃないか……。ミミ、その人の場所に案内して!!」

「畏まりました」


 転移が出来た事に驚いたカケルだったが、今はその事を聞いている場合じゃないと人間の場合へと案内を促した。

 そんなカケル達が暫く走って行くと、森の終わり付近の大きな木に(もた)れ掛かっている一人の男を発見した。

 その男の全身は持っていた剣も含めて赤く染まっており、魔物の血なのかその男の血なのか判断が出来なかった。


「あの! 大丈夫ですか!?」


 その姿を見たカケルが思わず声を掛ける。

 男はカケルの声に反応して、振り返りながら返事をした。


「もしかして人か? 良かった……。助かっ……て無い!?」


 カケルの姿を見て驚いた男は、最後の力を振り絞るかの様に剣を杖に立ち上がった。

 そして、カケルへと剣を向けると自らを奮い立たせる様に叫んだ。


「クソ! まだ、魔物が居たのか……。だ……、だが俺は……最後まで諦めねぇ!!」


 一方のカケルは内心頭を抱えていた。


 やっちゃった……。

 今の僕はアンデッドの魔物だっての! せめて、姿を隠して会うべきだったなぁ……。

 まあ、ミスった物はしようがない。

 何とか治療を施してから帰って貰おう。


「あのぅ……。武器を収めて、僕の話を聞いてくれませんか?」

「スケルトンが喋った!?」

「いやいや、最初にも話し掛けたじゃないですか!?」

「…………?」


 男性は何言っているんだコイツと言う顔をしていたが、途中で気付いたのか驚愕の表情を浮かべた。


「俺スケルトンと喋ってた!?」

「それはもう良いですから……」


 カケルは話が進まないので、彼に事情を説明して傷を治させてくれないかと聞いた。


「ま、魔物の言い分など……聞くものかっ!!」


 それに対して男性は完全拒否の姿勢を見せながら、カケルに攻撃を仕掛ける。

 とは言え、死にそうになっている男性の攻撃でカケルが仕留められる訳も無く、カケルはどうしたら良いだろうかと考えながらも全ての攻撃を避けていた。


 だが、元々男性の体力は限界だったのだろう。

 暫く剣を振っていた男性は、地面に突き刺して膝を付いてしまった。


「あのぅ……。本当に大丈夫ですか?」

「クソ! お、俺が万全なら……スケルトン如きに遅れを取らなかったのに……」


 いやぁ、僕スケルトンじゃないんだけどなぁ……。


 そんな風に考えていたカケルの服装は、実は前回よりもパワーアップしている。

 前はジャケット型のネタ系の毛皮の服だったが、現在は非常に滑らかな手触りのローブを羽織っており、下に着込んでいる服装も相当に品質が良い。

 相変わらずのセレナ作の服装は、ツィードの糸をふんだんに使っており見た目重視以上に機能が充実していた。

 因みにベースの色は純白で、非常に清潔感がありどこぞの偉い司祭が来ていそうな物になっている。但し、中身は骨であるが……。


 そんなネタ装備からパワーアップしていたカケルに男性が何かを呟いた。


「え?」

「こ、殺せ! 俺は、もう戦えねえ……。どうせ殺されるなら、一思いに殺してくれ……」


 全くの勘違いだった。

 流石に聞き流せないと思ったカケルは、懇切丁寧に再度助けたいと言う事を説明する。

 それに対して男性は訝しげな表情を隠さずに、スケルトンが治療を本気でする物かと口にしていた。

 結局男性の方が折れたのだが、その理由が――。


「どうせ、俺は此処で死ぬんだ。俺の死体を弄びたいなら好きにしろ」


 等と言う、思いっ切り信じて無いセリフだった。

 それでも、抵抗を止めてくれたのはカケルとの会話や先程のやり取りで何か感じる事があったからなのか……。

 どちらにせよ、カケルにとっては都合が良い。


「じゃあ、お言葉に甘えて……。”ライトヒール”! ”クリーン”!」

「…………なっ!?」


 暖かな光が男性を包み込んで、彼の傷を癒やしてく。そして、血塗れの状態が怪我をする前の様に綺麗になって行く。

 魔法の光が収まると、男性は腕や足を動かして状態を確かめた様だ。


「どうですか? 実際に他人に掛けたのは初めてなので、違和感があったら言ってください」

「――驚いた……。本当に治ってやがる……。まさか、スケルトンが光魔術を使うとはな……」

「違和感は無さそうですね」

「ああ、問題無い。さっきは疑って済まなかったな。ありがとう、助かった」


 彼は先程とは打って変わりぶっきらぼうだが、しっかりとカケルにお礼を述べた。

 それから、カケルは男性に話を聞くことにした。

 彼曰く、彼は中堅の冒険者の一人で、元々は荒野に特定の魔物を依頼で狩りに来たらしい。

 だが途中で有り得ない魔物に遭遇し走って逃げていたら、魔の森の手前まで来ていたのだと言う。

 その魔物は魔の森まで男性が逃げ込むと、悔しそうに一鳴きして離れて行ったらしい。

 先程の怪我は逃走時の攻撃や、逃走経路に居た魔物のせいで怪我した様だ。


「それは大変でしたね……」

「ああ、アンタが居なかったら死んでいるところだ。何か礼をしたいんだが、生憎と今は何も持ってねえんだ」

「いえ、気にしないで下さい」


 カケルはそう言った物の、男性はそうはいかない言って、次に会ったら必ず礼をすると約束して街の方へと帰って行った。

 カケルは次に会う事が出来るのだろうかと疑問に思いながら、魔の森の方向へと(きびす)を返した。


「主様、終わりましたか?」

「あっ! ミミ! 何処へ行ってたの?」

「其処の木の上に潜んでいました」


 カケルが会話してる時、ミミは全く姿を現さなかったのだ。

 カケルがその理由を聞いても、はぐらかされるだけだった。


「それより、そろそろ帰りましょうか」

「また誤魔化したね! まあ、帰るのは賛成だけど……」


 そうしてカケルは、渋々ミミと一緒に嘆きの洞窟へと戻って行くのだった。


 ◇ ◇ ◇


「戻って来れたのか……」


 西門まで戻って来た俺は、思わずそう呟いていた。

 だけど、それも仕方無いだろう。今回はマジで死んだと思ったもんな……。

 俺はそんな感慨に耽るのを抑えながら、報告を行いに総合ギルドへと向かう。


「エルティナ、ギルマスを呼んでくれ」

「ディクさん? どうしたんですか?」

「西の荒野と魔の森の事で、報告する案件があると言ってくれ!」

「分かりました。伝えて来ます」


 俺は出て来たギルマスに対して、西の荒野と魔の森にてついて言おうとしたが、手で止められて部屋へと案内された。

 俺の表情から、重要な案件だと考えたのだろう。


「報告を聞こうかの」


 部屋に入ると、改めてそう言われた。

 俺は西の荒野でオーガに追い掛けられた事と、魔の森に入り込んだ時にスケルトンに助けられた事を伝えた。


「西の荒野でオーガか……。これはニアが会ったオーガと、同じ群れの可能性があるかのう……」


 ニアって言うと、たまに来るあのちっこいウサギ耳のガキか……。

 そう言えばオーガを見た奴が居るって噂があったが、ソイツが遭遇してたのか……。


「そして、スケルトンか……。助けられた状況を教えてくれるかの?」


 ギルマスの言葉に頷いて、状況を出来るだけ詳しく話す。

 オーガに追い掛けられたいた事。道中で他の魔物の攻撃にあった事。魔の森のに入ると、オーガが追い掛けて来なくなった事。魔の森の入り口の木に寄り掛かって居ると、スケルトンが近づいて来て魔術で治してくれた事。

 それ等の情報を伝えると、ギルマスが難しい顔で唸った。


「うーむ、俄には信じがたいのう……」

「嘘じゃねぇって!」

「分かっておる。じゃが、スケルトンが言葉を話して、何より光属性のライトヒールを使ったんじゃろ? そう簡単に肯定出来る内容では無かろうに……」


 改めて言われてみると、信じられない情報ではある。

 特にアンデッドであるスケルトが、光属性の魔術を使っている事は……。


「一番可能性が高そうなのは、幻術でお主に幻を見せた事かのう?」


 ギルマスの話によると、幻術を使えばそもそもオーガを見た事や怪我した事自体も誤認させる事は可能だと言う。

 つまり何か? 俺は魔の森へは行っておらず、オーガとの遭遇もスケルトンに助けられた事も全て幻だと?

 そう問い詰めると、ギルマスは飽く迄も可能性の一つだと言った。

 もしそれが事実だとしても、それ程の幻術使いが俺に幻覚を見せる理由が分からないのだと言う。

 まぁ確かに、俺なんかを騙して何を得ようとしてるか分からねえよな。


「まぁ、どちらにせよ警戒は必要じゃろうて」


 結局今回は西の荒野での、オーガの目撃情報の注意喚起に留まる事となり、スケルトンの情報は秘匿される事となった。


 だが、それから暫くして再び何回もスケルトンの情報が齎され、魔の森には死んでなお人々を癒す聖者が居ると言う噂が広がったのだった――。


純白の聖者はカケルでした。


あ、因みに新キャラってディクの事じゃないですよ?

あれはモブです。

本当はラヴァンの方を書く予定だったんですけど、カケルの方の時間経過が遅れ気味になりそうだったので急遽こちらにしました。

多分、次こそ新キャラのハズです……。

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