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10th 世界が産まれる場所へ

作者: 遍駆羽御

世界が産まれる場所へ


詩:遍駆 羽御


準備が出来たら 風見鶏が嘴指す海へと行こう

ボクはパラソル片手にはしゃぎ廻る君をいさめない!

クールに装っているボクも 内心うきうき


明日の悩みなんて 加速する風の軌道の彼方に放り捨てよう

上半身裸で空に向かって 意味不明な雄叫び挙げよう

それがボクらの花火さ それがボクらの自由さ


熱い砂浜にオープンカーのタイヤを埋まらせて 君は後先 考えろ!って

笑う 微笑む はにかむ 舌をぺろっと出して

so cute!!!


熱いから砂には三秒も足は着かないってルール

ムリじゃない? って言ってるのに君はアカンベー!

クールを君の前で演じている? ボクも破顔


明日の不安なんて 揺らめく海の軌跡に混ぜ合わせてしまえ

産まれたままの二人に 現世の苦しみなんて必要ない

それがボクらの歌さ それがボクらのSEX(自由)さ


遙か遠い距離に在る星に視姦されながら ボクと君は軌跡を描く……夜

舌を 乳を 世界の始まる地を 互いに愛して

自分の在処を知る……


風に乗る二人の交わる青さの香り 風に乗る海の塩の香り

この時はもう 二度と訪れない

鎖骨にキスをして 君はお返しとばかりに首筋を甘噛みして

幼い愛はしかし 深い 深い 触れ合いにより――

幼い愛はしかし 何気ない 言葉と言葉の交換の果て――


夏の暑さのように熟成していく


それがアナタ(自分)(君)(ボク)(世界)(全て)


だから 愛することを恐れないでね




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