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3章 6話 復帰

梓は、暫らく実家に帰っていたけど…

自分の家に帰ることにした。


父は、実家にいる間…

光が可愛くて仕方ないようで…


「もっと、家にいればいいじゃないか」


って言ったけど…


「一人に慣れておかないとね。何かあった時は、お願いするから、よろしくね」


そう言うと…父は寂しそうだった。


両親にとって、光は初孫だった。


姉も兄も、まだ結婚していない。

二人とも、県外でバリバリに仕事をしている。


でも、両親もまだ現役の教師…

迷惑をかけるわけにもいかない。


自分の家に帰って…

一人でする子育ては、大変だった。

旦那さんの協力があるところはいいなって羨ましいと思うこともあったけど…

でも、旦那さんの協力がない家だってあるんだから…

頑張らないと…と自分に言いきかせた。


幸い、私には育児休暇もあるし…

光が1歳になるまでは、二人の時間を過ごせる…


梓は、その時間がすごく幸せだった。

光の顔を見ていると…時々、渉を思い出す。

光は、渉に似ていた。


でも、もうその頃には渉の存在より…光の方が大きくなっていて…

私には、光がいてくれたらいい…

そんな気持ちになっていた。


光は、どんどん大きくなっていく…

それを、そばで見られる幸せ…

そして時々、実家に帰ると…

両親が光を可愛がってくれる。


光を連れて公園に行き…

公園デビューもした。

最初は、ママさんたちと話せないでいたけど

毎日行ってるうちに話せるママ友もできた。


光が1歳になる前に、保育園を探しておかないと…

なんとか、家の近くの保育園に入園できることになった。


これから、忙しい毎日が始まる。

子どもが小さいうちは、夜勤のない勤務にして貰うように頼んだ…


ある程度、大きくなったら

夜勤の日は、実家に頼むしかないな…


そして…

光が1歳になる少し前から

保育園に入園して…

慣らし保育が始まった。


最初は、梓が帰ろうとすると…

光は大泣きしたけど…

少しずつ慣れてくれた。



梓は、職場復帰をした。

久しぶりの職場…

大丈夫かなって不安だったけど…

仕事を始めると…

慣れた職場…

こんなにも、仕事が楽しいなんて…


でも、早く光に会いたい…


仕事が終わって、光を迎えに行くと…

光は、私のことを見て…嬉しくて泣く。

もう、可愛くて可愛くて…


光が歩けるようになった時は、感動して泣いたし…

動画を撮って、母に送った。

ホントに親バカだ…



光が熱を出したと保育園から連絡があった時は

どうしようかと思ったけど…

周りは協力的で助かった…


光の夜泣きがひどい時は、寝不足で仕事にいかなきゃいけなかった。

いいことばかりではない…


職場の後輩は…


「梓さんを見ていると…早く子どもが欲しくなります。この病院は、理解もあるし…安心して子どもが産めますね」


確かに…この病院は、理解もある。

この病院に勤めていて良かった。

この病院だから光を産むと決意できたのかも…


そうやって…梓は、安心して子育てしながら…

日々、過ぎていった。


光は、すくすくと育っていった。

毎年、光の誕生日には両親も来てくれてお祝いをしてくれる。

最初の人生の父と兄の、叔父と従兄も時々来てくれて光を可愛がってくれる。

従兄は、まだ独身だから心配にはなるけど…


光は、じいじとばあばが大好きだ。

光と一緒に撮る写真を見ていると…

私は、すごく幸せに見える。


私の決断は、間違ってなかった…




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