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2章 1話 三度目の人生の始まり

梓は…気が付くと…

また、生まれ変わっていた。

自分を梓と認識し始めてから…過去を少しずつ思い出していく…

梓には、2回分の過去がよみがえってきた。



三度目の梓は、裕福な家庭に生まれたようだ…

大きな家に、高級外車…家の中には高そうな物ばかり…

父は大手の商社の社長で、母も裕福な家庭に生まれたお嬢様だった。

そして…

兄は…元夫の渉だった…

兄は5歳上で、二度目の人生の父とは全く違い…すごく頭が良くて…優しい人。


元夫の渉とは、すぐ会えるのに…

なんで…

元とは会えないのだろう…

今度こそ、元と愛し合いたい…

ま、兄妹で生まれるよりはいいか…


今回も、過去と前世で関わりのある人が分かる…

良かった…

これがないと、元と出会っても分からない…

でも、前回の人生のような出会い方だと、愛し合えることも出来なかった…

かといって…早く出会う方法も分からない…

ただ…会えるのを待つしか…私にはできない…



梓と兄は、厳しく育てられた。

毎日、習い事に家庭教師…

前世でもこんな生活をしたことがなかったから…

時々、息が詰まりそうになる…


そんな時…いつも兄が優しくしてくれた…

兄は、気晴らしをしようと、いつも外で一緒に遊んでくれた。


梓の気持ちを和らいでくれる…もう1人のひと…

それは、祖父だった。

祖父は、1度目の人生の父だ…そして前の人生では園長先生だった人…

祖父は面白くて…いつも梓を笑わせてくれる…

父の会社は、祖父が築いた会社だ。


そして、もう一人の私の癒し…

それは、叔母だった。

叔母は、1度目の人生の母で、前の人生の川野先生だ…

叔母は、すごく優しくて…

私のことを本当に可愛がってくれる人。


そして更に…

叔母の子ども、いわいる従弟が…1度目の人生の私の長男…

まだ生まれたばかり…


こんなにも早くに…

過去に関わりがあった人たちと会えるなんて…

今回の人生は、前の人生に比べて幸せだな。


しかも、食べるものにも困らないし…

綺麗な服が着れて、裕福な生活が出来る…


ま、その分…

裕福な家庭なりのルールが多すぎて嫌になるけど…


まだ、幼稚園の梓にとって…

そして過去の記憶を持っている梓にとっても…

毎日が拷問のように感じた。

幼稚園も名門と言われるところ…


そして、もうすぐ…

お受験というのがある。

兄も名門と言われる小学校に通っている。


―――私も、お兄ちゃんと一緒の学校に通いたい…


毎日、鬼のように勉強をさせられた…


母は家事が全く出来ない…

家のことは、お手伝いさんがやってくれている。

だから、母の家庭的な姿を見たことがない。


父は、いつもいないし…

正直、怖い存在。

母は、父を怖がっている。


なんか、母の手料理をたべたことがないってのも…寂しいもんだな。

お金持ちは、お金持ちで…色々あるんだ…


叔母は、母と違って家庭的な人で…

お菓子を作っては持って来てくれた。


―――流石、私のお母さん…


それを、食べると…1度目の人生の母を思い出した。

いつかまた…母として出会いたいな…


弱音は吐いていられない…


とりあえず今は…大きくなることだ。

成長して広い世界に行く。

元と出会うために…



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