バイトでの出来事。
入学式を終えた後、バイトに向かうななみ。
だがバ先では店長に呼び出され、、、、
今回は少し長めですので、余計に文章の乱れが目立ちます。
ご了承ください。
夜23時頃のことだった。店長がいきなり話があるといって私を呼び出した。クビだったらどうしようと考えながらも、店長の後についていく。
「ななみちゃんいきなり呼び出してごめんな。」
「いえ、お気になさらないでください。」
「はは、相変わらず固いね。ななみちゃんは」
「すみません。」
店長はいい人なのだが、いつも前置が長い。
「それじゃあ本題に入ろうか。ななみちゃんね、君働きすぎだよ。あと、年齢偽ってるよね。」
嗚呼、やっぱりクビかもしれない。
店長の言う通り私は年齢を偽っていた。本来は16歳だが、19歳として働いていた。もちろん犯罪になることも知っていた。
「ななみちゃん?」
「すみません、本当に、ごめんなさい、すべておっしゃる通りです。」
「そうなんだね、本来なら、これは警察や親御さん学校に連絡しなければいけないことなんだ。」
当たり前のことだ、いつかはばれるに決まっていたのにやめなかったのは私だ。
「そう、ですね、」
「でもね。ななみちゃん、僕はそうしたくないんだ。」
一瞬、店長の言っている意味が分からなかった。それは訴えないということなのだろうか
「もちろんこれには条件がある。」
「お願いします、何でも呑みます、その条件とは何ですか、、、?」
正直、少し怖かった。体で払え。なんて言われたらどうしよう。でも深く考えずに言ってしまった。それだけ私にとって大切なことだからだろう。
だが私の一瞬の不安は無駄だったようで体を要求されることはなかった。
「ななみちゃんがどうして偽ってまで働いているのか、詳しく教えてくれえないかな、こちらとしても常に真面目に仕事をこなしてくれているのに。と考えると、頭ごなしに解雇するのは違うんじゃないかと思ってね。
場合によってはこちらでできる限りの言はしようと思っているんだ。」
「私の理由、ですか、」
言ってしまえばいいのだろう。だが、人の優しさに甘えすぎるのもよくない気がする。それに、警察にばれたら店長が捕まってしまう。
私の考えを察したのか、店長は「たまには甘えてみるといいんじゃないかな」と優しくいってくれた。私は、いいのだろうか、人の優しさに甘えても。
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私は、店長の優しさに甘え、親戚に冷遇されている事、お金を家に入れなければ住まわしてもらえないこと、そんな状態のため、家に帰りたくない現状。それらをすべて打ち明けた。
店長は本当にできた人だ。私が言葉に詰まった際にも急かさずに待っていてくれた。
結果的に私は、クビにならずに済んだ。
表では22時までしか出してもらえないが、事務作業ならばやっていて構わない。給料もいつも通りで出す。等いろいろな配慮をしてくれた。
店長には足を向けて寝ることはできない。
1時にバイトが終わり、帰宅。
今日はほんとに長かった。親戚の人たちは寝ているだろうか。
そんなことをぼんやりと考えながら一日は終わった。
明日は土日か、バイトに勉強。どうしよう、終わる気がしない、
でも、私は頑張るしかない。
シャワーを浴び、夕食を作る気力もなく、寝ることにした。
そういえば、もう何年も一日に一食しか食べない生活をしている気がする。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが。