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恋詩集  作者: ひよく
3/8

怯えた少女のまま / 白いたんぽぽ

『怯えた少女のまま』


共に歩んでくれなくていい

道の途中で時折すれ違えればいい


私は自分の弱さを知っている

無意識にあなたの陰に隠れようとする幼い弱さを


ずっと一緒にいてくれなくていい

思い出したようにたまに連絡をくれればいい


怯えた少女のまま

私は年をとりたくない




『白いたんぽぽ』


「なんの花が好き?」

そう訊いてきたあなたに

私は「たんぽぽ」と答えた


あなたはちょっと困った顔をしていたね


もうすぐ私の誕生日

花を贈ろうとしてくれたんでしょ?

花屋で買える花を言ってほしかったんだね


でも私は好きなの


可憐な花が

柔らかな綿毛が

アスファルトの割れ目にでも芽吹く力強い根が


昔あなたと遊んだ公園にも咲いていたね

もうあの公園はつぶされて

道路になってしまったけれど


もし私に花を贈ってくれるなら

私は白いたんぽぽがいい


純白のたんぽぽを探しに

二人で探検に出掛けよう


なくなってしまった公園をもう一度見つけたら

そこに白いたんぽぽが咲いている気がするの

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