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ブギーテイル ~異世界豚鬼英雄譚~  作者: 陽海
第二章 会縁鬼縁編
44/83

【第15話】  魔宴

【注意】


 今回のお話には残酷な表現が含まれているので、

 耐性のない読者様はお気を付けください。





 日の暮れ始めた森に、獣と鬼の叫び声が響き渡る。


「くたばれボケカスどもォおおおおおおっ!」


 赤鬼ブルオーガの雄叫びとともに、ズガン、と波及する轟音。発生源は地面に叩きつけられた大槌であり、巨大な金属塊の直径は二メートルにも及ぶ。


「〈大地破撃/アースインパクト〉!」


 衝撃魔法が発動。魔獣ごと大地を穿った一撃は地面を蜘蛛の巣状に割り砕き、衝撃はさらに拡散。伝播。ブルオーガを取り囲んでいた魔獣たちの内部にまで浸透していく。体内を駆け巡る激痛に、魔獣たちは絶叫をあげて硬直。その間隙を以て破槌士は魔獣たちを、次々と挽肉へと作り替えていく。


「うぉおおおお危ねぇ!」

「信じられねぇ!」

「あの野郎、俺たちまで魔法に巻き込もうとしやがった!」


 魔力によって伸縮する大槌を用いて暴れまわるブルオーガ。そんな彼に恐れを抱くのは魔獣だけとは限らない。彼とともにこの魔獣の発生地にまでやってきた冒険者たちもまた、暴虐なる赤鬼の戦闘に慄いていた。


 そう、ここはプレト大森林の最奥。

 活性期の魔生樹が際限なく魔獣を生み出し続ける巣穴の、地上部である。


「喚くなルーキーども! だから言っただろうが、戦場で三馬鹿に近づくなって!」

「ふ、ふざけんな!」

「同業者に殺られるなんて、酒場の笑い話にもならねぇよ!」

「おい馬鹿、そっちには──」


 ブルオーガに巻き込まれることを恐れ、小鬼ゴブリンたちの制止を無視して距離を取ろうとした数名の冒険者たち。だがその先では、暴風が荒れ狂っていた。


「アハハハハ! アハハハハ!」


 暴風の中心には、魔法杖を掲げた青鬼チルオーガ

踊るように、流れるように、狂ったように振るわれる杖の先端では絶え間なく風撃魔法が発動しており、彼に近づこうとした魔獣は漏れなくその餌食となっていた。


「いいねいいね! キミたちみんなステキだよ! そんなに僕と踊りたいのかい? だったら僕も張りきっちゃうよ! そぉれ──〈切り裂き竜巻/リッパーストリーム〉!」

「伏せろ!」


 チルオーガの魔法圏内に入っていた冒険者たちを、あとを追いかけてきたゴブリンたちが飛びついて地面に伏せさせる。


 直後に頭上を舞ったのは、真空の刃。その数はゆうに百を超える。獰猛な鎌鼬が駆け回り、手当たり次第に引き裂く。断ち切る。斬り刻む。吹き荒れる凶刃の嵐に、身を守る術を持たない魔獣たちは血飛沫を撒き散らして切断されていく。


「ああもう、これだからトリガーハッピーってヤツは!」

「おいルーキーども! ああなりたくなかったら、勝手に動くんじゃねぇ!」

「は、はい……」


 すっかり委縮してしまった冒険者たちを引率し、ブルオーガたち魔法圏内から離脱していくのは冒険者クラン〈乱痴鬼団/リトルボーイ〉に所属するゴブリンたちだ。背丈こそ一般的な人族の子ども程度しかないものの、全身を包み込む肉の密度は高く、重ねられた経験は深い。混沌とした戦場においてまるで揺るがぬその背中に、あとに従う新米冒険者たちは自然と彼らの指示を仰ぐようになっていた。


「おい、そっちはどうだ?」

「まあまあだな。中堅どもが手堅く立ち回ってるよ」

「それよりもやっぱり問題はあの三馬鹿だ。あいつら、加減ってもんをわかってねぇ」

「だってアイツら馬鹿だもの」

「馬鹿に連携を求めるだけ無駄だって」


 今やこの戦場の司令塔となった〈乱痴鬼団/リトルボーイ〉の幹部【ガガン】【ギギサ】【ググリ】が、互いに情報を持ち寄って戦況を分析する。


「だけど寄せ餌としちゃあ一級品だ。アイツらにはこの調子で、どんどん魔獣を引き付けておいてもらおうぜ」

「そんでルーキーどもの子守はオレたちの仕事ってか? ったくめんどくせーなぁー」

「だけどそれも、もって一時間ってところだぞ? 本当に『あっち』は間に合うのか?」


 ガガンたちの指摘する『あっち』とは、

 ここにはいない『別働部隊』のことだ。


 基本的に活性期の魔生樹への対処法は、

 大きく分けて二つ。


 魔生樹が安定期に入るまで耐える『守り』と、

 原因である魔生樹を討伐する『攻め』。


 そして『攻め』のなかで、いま彼らが行っているのは『釣り』と呼ばれる手法。あえて地下に魔生樹が巣食っている地上部分で戦闘を行い、魔獣たちの危機意識を刺激して彼らを巣穴から引きずり出す。そうして手薄となった魔生樹を、隠密潜行する別働部隊が討ち果たす、といった作戦だ。


 当然、この作戦はリスクが高い。

 地上の陽動部隊は可能な限り魔獣たちを巣穴から引きずり出すために長時間の危険な戦闘を強いられ、また潜行部隊にも魔獣たちに気取られないため少数精鋭で地下を探索し、最奥に待ち受ける守護獣たちを討伐するという個々の技量が求められる。通常であればよほどの安全保障マージンでもない限り、まず選ばない方法だ。


 ただしそうしたリスクが高い反面で、

 メリットが大きいことも事実である。


 まず、現地で新鮮な魔獣の素材が大量に手に入る。それを生活の糧としている冒険者にとって、その魅力は大きい。何よりそうした『実績』や『経験』は、ギルドにおいて自らの名声を高める効果的な武器だ。それを得られる可能性に命を賭けることもまた、冒険者としての生き様なのである。


「とにかくオレたちは時間を稼いで、魔獣どもの注意を惹く。無理なら逃げるだけだ」


 請負人や傭兵屋と違い契約に縛られていない彼らには、最悪『逃げる』という選択肢が存在する。たしかに報酬や名声は魅力的だが、それらは命あっての物種だ。彼らの選択を責める冒険者はいない。


 だとしても、


「けどまあ……ああいう気合の入ったガキどもは嫌いじゃねぇ。できる限りのことはやってやるさ」

「だな」

「うっし、いっちょ気合入れるか!」


 魔獣の巣穴に潜った同業者たちのため、

 冒険者たちは地上での戦闘を継続する。


        ◇◆◇◆◇◆


「ずいぶんと上は、派手にやっているようネ」


 ズズンと、絶え間なく響く地鳴り。

 それは地上での戦闘が未だ続いている証であり、彼らの健闘を、潜行班である俺たちが無駄にするわけにはいかない。


「ワタシたちも負けていられないヨ。ドンドン先に進むネ」

「はい」


 俺たち潜行班を率いるのは、ベテランの冒険者である緑鬼トロルの【バクウン】さん。蟲華国の出身ということで言葉に訛りのある拳闘士のあとに、俺やアブラヒムといった班員たちが続く。


「しっ。魔獣の足音だ」


 気配を殺して潜行を続けていると、班員の一人である兎人ラビリアの青年が頭部の兎耳をピンと立てた。収音魔法を発動した彼は、気配の動向を探っている。


「……マズいですね。このままだと猪型魔獣と三体、接触します。大丈夫ですか?」

「ハオ。アナタたち、わかっているネ?」

「ハイ」

「殺るなら静かに素早く、だろォ?」


 気配を殺したまま、動き出したのはバクウンさん、俺、アブラヒムの三人。任務の性質上、少数精鋭で形成されている潜行班において、戦闘係を担う俺たちは、暗闇のなか音もなく獲物との距離を詰めていく。


『ブルルゥ!』『ブフゥ!』『ブッ……!?』


 そして対象と接触した瞬間に、戦闘は終了している。バクウンさんと俺は衝撃魔法によって悲鳴も上げさせず体内を破壊して猪型魔獣を仕留め、アブラヒムは胴体と一緒に喉を斬り裂いて物理的に悲鳴を封殺していた。


「嗚呼……勿体ないネ。ストンプボアの肉、煮詰めるとトテモ美味しいのニ」

「おい食い意地馬鹿。いいから進むぞ」


 自らが倒した魔獣を調理するという自称『美食家』を、アブラヒムが先に促す。バクウンさんは魔獣たちを名残惜し気に見つめつつも、潜行を再開してくれた。


(そういえば師匠もよく、仕留めた魔獣を調理していたな)


 魔獣は体内に瘴気を宿しているため、調理には専門的な技術が必要となる。そのためあまり一般的とはいえないが、なかには好んで魔獣を食する人種や文化も存在しているらしい。ちなみに師匠の場合は個人の嗜好というより、単純に現地での食料調達だった。


「にしても、ザコばかりとはいえ数が多いなァ」

「ええ。巣穴の深さ、規模から推察しても、確実に中級以上には成長しているでしょうね」


 魔生樹の規模は、それが産み出す魔獣の質や量で判別される。本来であればこの規模の魔生樹の討伐は、請負人クランや冒険者クランが複数でチームを組んで当たるクエストだ。


「つってもまァ今回の目的は樹の討伐よりも、人質の救出だ。拾うモン拾ったらとっととトンズラするぜ」

「はい」


 アブラヒムの呟きを肯定するのは、ラビリアの青年。なんでも彼はオビィが助けたラビリアの少女の兄で、その恩返しのために危険な潜行班に志願してくれたのだ。情報収集能力に特化した彼がソナーの役割を果たしてくれるおかげで、俺たち潜行班は蟻塚のように広がる魔生樹の巣穴を、スムーズに潜行できている。


「うぅ……姉さま……」


 そして潜行班のなかには、隷妹の少女【シュレイ】もいた。森精人ドルイドの治癒士である彼女もまた、敬愛する主人のためにこの潜行班に志願していたのだ。


「姉さま……どうかご無事で……」


 本来戦闘要員でない彼女にとって、巣穴に立ち込める魔獣の臭気と瘴気はそれだけで著しく精神を削ぐもののはず。けれどシュレイは血の気の失せた口元を強く引き結び、歩みを止めようとはしない。


「大丈夫、デス」


 そんな彼女に向かって、

 俺は何度も同じ言葉を繰り返す。


「ヒビキ殿……」

「大丈夫、デス。オビィサンハ、必ズ、助ケマス」


 言葉にしたからといって、それが叶うとは限らない。

 だけど言葉にする、そのこと自体に意味がある。


(そうだ、必ず助けるんだ)


 早鐘のように鳴る鼓動を抑えつけ、

 俺たちは暗い穴の中を進んでいく。


        ◇◆◇◆◇◆


「うぅ……っ」「い、いやぁ……」「くぅっ……」


 仄暗い洞窟内に、女たちの悲痛な声が木霊する。

 自身のいる窪地の底から彼女らの姿を目視することはできないが、猿型魔獣に組み伏せられた彼女らがどのような目に遭っているのかは、声音から想像することは難くない。


(オレは……無力だ……)


 耳を覆いたくなる悲鳴に歯を食いしばりながらも、赤髪の女蛮鬼アマゾネス【オビィ】は動かない。動けない。今はそれよりも一秒でも、一呼吸分でも多く身体を休め、体力を回復させるべきだ。


「……チッ」


 そんな彼女の耳朶に、もう何度目になるかわからない猿型魔獣の不快な鳴き声が聴こえてきた。オビィは立ち上がり、背後で震える『彼女たち』に告げる。


「大丈夫だ。もう、連れ去らせない」

「戦士さま……」


 アマゾネスの戦士の視線に応えるのは、オビィとともに魔獣に連れ去れてきた少女たちだ。しかし彼女たちはラビリアやドルイドといった、非戦闘員。ならば戦士である己がまず彼女らの盾となることに、若きアマゾネスの戦士は疑問を抱かない。


(今度は……オレの番だ)


 当初この窪地の底には、オビィの他にも数名の連れ去られてきたアマゾネスたちがいた。だが彼女らはすでに全員が、窪地の上で魔獣たちの慰み者となっている。それでもオビィは戦うことを……抗うことを、諦めてはいなかった。


「来い、発情猿どもめ。その粗末なイチモツ、叩き潰してやるぜ」


 そうしたオビィの言葉を理解したわけではないだろうが、窪地の底に降りてきた猿型魔獣たちは『キー』『ウキー』と愉しげな嬌声を上げる。彼らは純粋に喜んでいるのだ。まだ、遊ぶべき玩具が壊れていないことに。


「黙れ!」


 種族魔法〈戦鬼闘氣/オーガンオーラ〉を発動させ、オビィは猿型魔獣の群れに突貫する。本来であれば下位の猿型魔獣など、アマゾネスの戦士の敵ではない。だが、さすがに多勢に無勢。二十を上回る猿型魔獣に全方位から攻撃されては、オビィとて戦果を挙げることは難しかった。


『キキー!』『ギィ!』『キッキッ!』


 さらに何匹か倒しても、窪地の周辺をグルリと囲む猿型魔獣が次々と参戦してくる。


 そう、この窪地は彼らの闘技場アリーナ

 オビィは勝てぬと知りつつも挑み続ける哀れな闘技者グラディエーターで、観客である猿型魔獣は、その道化っぷりを愉しんでいるのだ。


(それでもオレは、負けない! 屈しない! 諦めない!)


 仮にオビィの心が屈したとき……それは他の同胞たちと同じく、ヤツらの慰み者となるときだ。猿型魔獣はこれまでそうやって順番に獲物を甚振り、心を折り、抵抗する力を奪っていった。最後のアマゾネスの戦士は、必死にそれに抗った。


『ギッギッ。ウギィ!』


 そしてとうとう、ヤツがやってきた。

 本来であれば左右に三本ずつある多腕、その一本ずつが欠けたハンドコングである。


「お前は……あのときの!」

『ホッキョッ。ギッギッギッ』


 地面に片膝をつき、立ち上がることさえ困難なほど疲弊したオビィを見下ろすのは、欠腕のハンドコング。オビィをこの場に連れてきた誘拐犯でもある巨猿魔獣の瞳は、すでに欲望の色に濁っていた。


「ふざ、けるな! お前、ごときに……っ!」

『ギギギギギッ!』


 オビィは気力だけで抗う。

 だがすでに、体力も魔力も底をついていた。


「くぅ……っ!」


 抵抗は虚しく、棍棒がアマゾネスの肌を叩き、蹴りが鳩尾を穿つ。背を曲げて呼吸困難に陥る背中をさらなる蹴撃が襲い、オビィは地面を転がされた。やがて動かなくなった獲物の髪を掴み、顔を強引に持ち上げて、巨猿魔獣のざらついた舌がその頬を舐める。


「ペッ」


 顔に飛ばされた唾に、

 巨猿魔獣は笑みを深めた。


『ホキョアァアアアアッ!』


 ハンドコングは自由な右手で、反抗的な獲物の頬を叩く。叩く。叩く。見る間にオビィの頬は膨れ、内出血で赤黒く染まるが、瞳の輝きは損なわれない。それが支配者は気に入らない。力なく垂れたアマゾネスの腕を掴み、小枝のように圧し折る。


「あがァあああああ!」


 ようやく獲物が悲鳴をあげた。たまらない。興奮して息を荒くした巨猿魔獣はもう一本、ゴキリ。反対側の腕の肩を外す。


「ぐっ……かは! がっ!」


 両腕を歪に曲げて地面をのたうつ少女の姿に、巨猿魔獣は残忍な高揚と興奮を覚えたようだ。ムクムクと、獣毛に覆われた下半身に血流が集まっていく。それに気付いたアマゾネスの顔に、先ほどまでとは異なる恐怖が浮かんだ。


「くっ……殺せ!」

『ホッ! ホッ! ホッ!』


 その言葉に、何故か猿型魔獣は興奮したようだ。

 欲望の赴くまま、獲物に手を伸ばして……


『ブギィイイイイイイイッ!』


 ……それは本日二度目となる、

 巨猿魔獣にとっては絶望トラウマに等しい、

 オビィにとっては奇跡と同義の、

 獣の雄叫びが轟いた。


『ギ……ッ!?』

「んなっ!?」


 その声音にはまたしても魔力が込められており、窪地にいた魔獣たちは数舜ほど、行動不能に陥ってしまう。そこに駆け込んでくるのは蹄の音。薄暗い空間に光源が発生。正体はオビィたちの頭上に現れた太陽であり、それは美しい雌馬のかたちをしていた。


『ヒヒーンッ!』

「ブギィイイイイイイッ!」


 煌々と輝く炎馬の背中で吠えるのは、

 朱色のカタナを握る豚鬼オーク


 怒りに燃える烈火の視線は、窪地の底に注がれている。


(はぅ……っ!)


 鋭い視線に射抜かれて、ズクン!

 オビィの鼓動が跳ねた。


『ブルルルゥ!』


 言葉を交わさずとも騎主の意思を感じ取ったのであろう。窪地の端から宙に飛び出した一秒未満の滞空ののち、炎馬は底に向かって急下降。むしろ足元で炎を弾けさせることで速度を上げ、加速。さらに方向を修正。紅の流星となって、オビィの眼前に降り注ぐ。


『ウギィ!?』

「逃がすか!」


 ここでようやく硬直の解けた巨猿魔獣が、迫る脅威から逃げ出そうと後退する。だがそれよりもはやく、炎馬の上から振るわれる一閃。炎を帯びた半円はハンドコングの頭部と胴体を斬り離し、速やかにその命を摘み取った。


「オビィサン、大丈夫、デスカ!?」


 巨猿魔獣の絶命を確信するや否や、馬上から降り注ぐ声。しかしその視線は依然として周囲の猿型魔獣たちに注がれているため、オビィと絡むことはない。それでもオビィは、問わずにはいられなかった。


「なぜ……貴様が、ここにいる?」


 頬が熱い。

 心臓が痛い。

 思考はジンジンと痺れている。


「何故貴様が、オレを助けに来る!?」


 それでも少女の口は、問いかけていた。

 逸る心が、答えを求めていた。


「……」


 すると馬上のオークは、数瞬の黙考。

 それから、


「……貴方、大切ナ人、ダカラ」


 告げられた言葉は今度こそ、

 少女の心を粉々に打ち砕いたのだった。



 お読みいただき、ありがとうございました。


 次回の更新は週明けの予定です。


 m(__)m

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