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宿る光

あの後から、また病院を見て帰るようになった。

病院の後、自分なりにあの二人の会話を理解しようとした。

その結果は、二人は恋人同士ではなく詳しいことはわからないが親戚か何かの関係であるということ、前まで、車椅子を押していた女性は桜さんの母であるということ、あの男性の母でもあるような感じだった事、その母が体調を崩しているからあの男性が車椅子を押しているということ。

これだけ分かれば、十分だった。


なにより、二人が恋人同士でなかったことが俺にとって一番うれしいことだった。

これから、どうやって彼女に近づこうか。

そのことで頭はいっぱいだった。

職場では、いつも通りにしていたつもりだが病院に運んでくれた同僚が

「最近いいことあった?なんか、目に光があるよ。」

とにやにやされた。


ただ会っただけで、ここまで自分に影響を与える彼女はすごいと思う。

勝手にこちらが意識しているだけだが。


とにかく、どうにかして彼女と話したかった。

だけど、良い策が思いつかずただただ時間だけが過ぎた。


そんな時、俺に思いもよらない絶好のチャンスが訪れた。

彼女の方から声をかけてくれたのだ。


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