表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12

転校生

「……どう?」

「何がだ」

「どう思った、あんたの、と、な、り、の人」

(妙に嫌味っぽいな、いつもより声に棘があるような感じもする)

「関係ないだろ」

「関係、ふん、関係ね、随分な言葉を使うじゃない」

(訂正、完全にいつもより嫌味っぽくて不機嫌だ)

「興味がないんだよ」

(その言葉に嘘偽りはなさそうだけどさ、後からどうなるかな。私の知ったことではないけれど)

「そう。でもさ」

「何だ?」

(あ、十分過ぎちゃったけど別にいいか)

(時間を過ぎても伝えたいことなんてあるのかよ)

「あの女を排除したくなったらあんたのことは嫌いだけど手を組んであげる」

(悪寒。いつもと違うあいつに)

「あれ、無言? つまらない」

(もういいや、切ってしまおう。嗚呼、苛々する。いつもと違う私に、大嫌いな奴に嫌い以外の感情を抱いたことが判ってしまう私に)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ