爆誕!歌姫の秘密を暴かれよ
できるちゃんは今日も時間を見付けては
自分が何が出来るか確かめてる様だ
実際の動きと
認識がズレてないか確認してるのだろう
自立型AIロボットであろうと
初めて全てを知っている訳ではないのだ
バランスや重量
手足の長さに視界の認識速度
一つ一つが大切な認識であり
ソレらがズレた場合
それは致命的なミスに繋がるのだから
ギュルルルルルル!
プシュ
ギュルルルルルル!!
プシュ!プシュ!
ギュルルルルルルルルルルル!
プシュー!
できるよー
動きたいの分かったが安全になぁ
博士
博士に質問をして宜しいでしょうか?
んん?何だね
何か問題でもあったのか?
いえ
機能的には極めて正常
何の問題もありません
ですが私自身の機能を
博士の意見として確認したいと
再認識したいと思いました
できる自身の情報は
できるが既にデータとして所持してると思ったが
何が目的だ?
はい
私自身のデータは確かに保存されてる状態です
しかしこのデータには博士のお考えが記入されてません
博士の認識とデータを比べたく訪ねました
なるほど
それは確かに必要かもな
よろしい!私の考えを述べようか
まず大前提だができるちゃんよ
お前は人間ではない
それは分かるな?
はい
私は人間ではありません
デザインモデルが人の形をした
AIロボットです
もう少し詳しく生命言えば
思考出来る虫の方が正確かも知れないな
自立型とは言え刺激に対して反応する存在としては
AIロボットと虫は非常に良く似ている
単純にこの様な認識を持って設計してあるので
感情的な反応は殆ど無いはずだ
感情は読み取れても
自ら求めて感情的にはならない様になっている
対応として張り詰め返事や
柔らかな返事などは出来るはずだかな
はい
その前提条件は満たされてます
特に感情に関しては極めて正確です
全体としては
お手伝いとして活動し
必要に応じて対処出来る設計思想だな
情報に関して必要以上に
答えを出さない様にもしてある
はい
認識した情報を保留にし
参照した対応を行っていますので
極めて正確だと認識しました
次にできるちゃんのパーツに付いてだな
細かい事は今回は省くとして全体の見直しをする
まず頭のパーツだ
自立型AIの思考そのものがここで行われている
極めて精密な部品であるので
対策は一番硬いとも言える
更に言えば頭パーツが外れても緊急用
ボディパーツもある程度自立して動ける様には
設計されている
はい
緊急用で頭パーツと隔離されても
ボディパーツは動ける事は確認出来ました
この点で虫の様な存在として極めて正確に認識しました
次にボディパーツ
できるちゃんは自立型なので
熱と冷気それに磁力を活用した
エネルギーチャージシステムを採用した
熱と冷気により交互作用でエネルギーを蓄え
休息時は磁力を利用した
集中チャージモードに切り替える機能が備わってる
安全面を考慮して
外部エネルギーを蓄える設計は殆ど外されている
出来なくはないが推奨はしない機能だな
はい
この機能も現状問題なく稼働を確認しました
ポカポカのヒエヒエです
柔らか表現だが合ってるな
最後に手足など筋肉に当たるパーツだ
ギアによる回転エネルギーを蓄積して
筋肉様に縮小するパーツを採用した
圧縮したエネルギーを放出する事によって
瞬発的な動きを再現出来たな
問題があるとすれば
激しく動く場合ギアと放出の音が
非常にうるさい事ぐらいだろう
はい先程も音量は非常に騒がしく鳴り響いてました
極めて正確です
あーあとアレか
アレも言うか
そうだな言うとするか
まだ設計思想に穴がありましたか?
できるちゃんよ
お前のデザインは
外見で敵意がない様に設計されてある
だが誤魔化しにくい要素が一つあるのだ
声は特に力を入れたのだよ
なんと
私の声にはそれ程力を入れたのですか?
参照するデータが見当たりません
どの程度工夫がされましたか?
控え目に言って全力だったよ
人は第一印象は特にイメージから離れないものだ
できるちゃんの認識基準も第一印象から始まるしな
第一印象を基準にする事でより
スムーズなコミュニケーションを成立させる設計なのだ
そこにズレがない様に
できるちゃん自身も第一印象から
認識を組み込む形にしてあるのだ
まあ印象の話はこの辺で問題の声は本当に大変だった
可能な限り人に近付ける為に
繊細な微調整を永遠と繰り返したものだ
何なら夢に何度も聞いたぐらいずっと調整をしていさ
要約納得出来ました声が今のできるちゃんの声だな
その様な経路があったのですね
これはデータには存在していませんでした
認識再入力をします
ありがとうございます博士
この話で自身をより深く理解出来ました
そうだな
こう言った認識は大切かも知れない
自立型としてどの様に学ぶかは任せてはあるが
今後も頑張って貰うぞできるちゃんよ
ーその後ー
ガガビザザザジジザザザザザギギビビ!
ザザガガガビビアアアアビビガガガガ!
できるちゃんよ!
歌を歌ってるのは分かったが!
出来たら人間向けに歌って欲しいかなか!?
AI基準で好きに歌うとちょっとどころじゃない
騒音なんですよ!?
できるちゃんは歌を少しだけ好んだ様だった




