杉之原爆誕〜小学生
「オギャアー!!」
2007年8月18日午前3時42分、神童杉之原凛がこの世に爆誕した。後に母から聞いた話だが、自分が誕生した瞬間に半径400mの建物全てが衝撃派で破壊されたそうである。
ー1歳ー
杉之原は1歳の誕生日を迎える前に南スーダン語を完璧に話せるようになっていた。自分で言うのもなんだが、さすが神童といった感じである。※余談だがこの頃のアメリカは南スーダンの植民地である。
ー2歳ー
この頃の杉之原はというとボクシングを始めた時期である。なんでボクシングを始めたかって?黙れ。神童は気まぐれだ。
ー3歳ー
この頃の記憶は車に轢かれたためほとんどない。
唯一ある記憶は親戚のおばさんの脳天をかち割ったことである。
ー小1ー
急に小学生の話になったって思ったでしょ?なんでかって?めんどくさいからだよ。わかってくれ、神童は気まぐれだ。
この頃の杉之原といえばとにかくお店の商品を手で握り潰すということにハマっていた。今思い返すとただの化け物である。何度かこの悪行がバレたことがあったが、小学生の特権である愛嬌で乗り切ったのを覚えている。※余談だがお父さんは真性包茎である。
ー小2ー
神童は悩んでいた。自分の神童すぎる所に。
「なーんでこんな神童なんやろうか。せや!ググってみよう!」※杉之原はググるの意味を知らない。
この日を境に神童は悪魔に体を売ることになるのだが、それはまた16歳の話である。
ー小3ー
この頃の杉之原はボクシングで世界チャンピオンを取っていた。どの階級でだって?スーパーベビー級だよ(迫真)。これを見てわかるだろう。杉之原は面白くない人間なのである。そしてこの頃からボクシングと同時にお笑いの道を目指し始めた。
ー小4ー
「死ね!この親不孝者がぁ!」両親の一言である。
なんでこんなこと言われたかって?お笑いの道を目指すといったからである。そんなに怒るものか?小4の息子だぞ?小4ながらにして憤怒の感情を覚えた。
だが、そんな杉之原を悟すように両親が言った。
「いい?あんたは人を笑わせてるんじゃない、人に笑われてる。」
ショックだった。だって今の今まで自分が世界で一番面白いと思っていたからである。
この時、杉之原は親と縁を切ることを決める。
ー小5ー
あえて書きません。なんでかって?5とかいう数字が世界で1番おもんないからだよ。
ー小6ー
卒業式当日、杉之原はスペインにいた。
第二章 杉之原世界へ。