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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

落ち着け

いらないいらない全部いらない信じられない信じられない信じられない信じられない

作者: 七宝

「あーあー、なんだってこう、お前はオレンジなんだ」


 ダイヤモンドダストのようなフケを降らしながらマンモスが呆れたような声で言った。


「Cの4の5の9兆」


 それを聞いたバーゲンも同調した。


「日曜日の跳満」


 という幻聴。


 嗚呼。


 この世はハッピーばかりで窮屈だ。


 ゼリーだってトゲトゲだし、床は全部落とし穴だし、俺は車だ。


 なんだかんだ、胃が1番強ぇんだなぁ。


「トイレはあっちですか?」


 フリードリームが両手を広げ、それぞれ人差し指を立てて訊ねた。


「そうですよ」


 店員の言葉に「あざす笑」と返し、分裂してそれぞれトイレへ向かうフリードリーム。


 彼らが迷子になることはなかった。断面から滴る血がまた2人を引き合わせるのだから。


 俺は足が臭かった。野球を見に行ったら中止になった経験があるぐらい、臭かった。


 政府により害獣として駆除された足が昨日、電話をかけてきた。2人で復讐しないかという話だった。

 足はこの9年で新たな力を得たらしく、靴下を脱げば一国を落とすことなど容易いとのこと。


 俺はその提案を断った。理由は1つ、やつの慢心が不安要素だったからだ。実際には国を落としたことなどないのに、容易いなどと言っている。失敗する典型例だ。


 俺はもやしを2袋購入し、小屋で飼ってる健一郎に1本ずつ与えた。健一郎は「味がする」と喜んでいた。俺も食べてみたところ、本当に味がした。なんなんだもやしって、こんなすげー特性があるのか。


 遠くの空が明るい。


 みょんみょんみょんみょん、という音が聞こえる。


 しゅび、という音も聞こえた。


 頭上にゆうふぉうが来ていた。


 ゆうふぉうは円盤のような形をしていて、真ん中の穴からまっ茶色のひも状のものを数本垂らしてきた。


 スパイスの複雑な香りが食欲をそそる。


 だからなんだってんだ。


 俺ァ何も食わねぇぞ。


 そんなことを言うと、ゆうふぉうから頭のでかい2人組が降りてきた。


『我々はマブダチだ』


 2人は肩を組んでいた。羨ましいと思った。俺にはこんなに心を許せるマブダチがいなかったからだ。


『ふぉーゆー』


 2人はそう言って俺の手に白い液体を発射した。ベトベトしていて、なんだか気持ちが悪い。


「これはなんですか?」


『This is ma YONEZU』


 ディスイズ マ ヨネズ⋯⋯?


「ヨネヅ、じゃないのか?」


『ググッたらYONEZUだった』


「ふーん」


 俺は宇宙人と融合すると、コンビニへ向かった。


「丸いおにぎりを全て持ってきてください」


「分かりましたよもう!」


 そう言うと店員に後光が差し、背中から千の手が生えてきた。


「背中から手生えるのキモっ⋯⋯あっ、ごめんなさい、口が滑っちゃって」


「滑り止め塗っておきますね」


 店員はそう言って俺の唇に接着剤を塗った。こんな屈辱は3年ぶりだ。


「はい丸いおにぎりです」


 そう言って4つ出してきた。


「少なっ」


「あとのは全部三角なんで」


「まあいいや。では失礼して⋯⋯」


 ああ、気持ちいい。


 俺は丸いおにぎりを三角にするこの瞬間のために生きてるんだなぁ⋯⋯


「楽しかったよ、あんがとな」


「ありがとうございました〜」


 当たり前だが、何も買っていないので金は払っていない。


 翌日、国民が全滅した。


 そのことを受けてアメリカのトランポリン大統領が緊急来日をした。


 話し合いの結果、唯一の生き残りである俺が犯人だということになった。


 ムショに入る前に食べた最後の晩餐は猛毒マリモとあずきバーだった。


 あずきバーってあんなに硬いのかよ。クソが。


 酢を飲んで寝よう。

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― 新着の感想 ―
[一言] よく分かりません パンク小説ってか ブッ飛んでいる
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