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やみ その3

 そうは言ったけれどこの女性が()じゃないのをわたしは分かっていた。いや、理解ではない。生命たる部分がそう言っている──この女はアレと同じ部類なのだと。


 闇は否定も肯定もせず、にこりと余裕を見せびらかしただけであった。


「…明日には親友と再び何事も無かったように楽しい学生生活が送れる。それだけだ」

「…嫌だ」

「殺人罪というのがこの国には存在している限り、君は本来罪に問われる立場じゃないのかな。"普通"の人間だったら泣いて喜ぶ状況だろう」

「普通っていうな…!」無になっていた感情が高ぶった。


 わたしは息を荒らげ席を立った。恋春の軽蔑した目付きが脳裏に焼き付いている。あの目。わたしは嫌い。


「ふうーむ。そう息巻くなって」  

「──なら、お願い。もう一度恋春を殺させて」

「…ふん?自らの罪滅ぼしのつもりかい?」

「あなたが何度も恋春を甦らせるのなら、私は何度も恋春を殺めます」



 店を出て走りだしたわたしを闇は引き止めなかった。

過去に書いた文章がこの分で終わってしまったので、これからはぼんやり考えながら書いていきたいです。

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