私のエッセイ~第百三十五弾:サソリ考
皆さん、おはこんばんちわ! お元気ですか・・・?
本日は、皆さんもよくご存じの『サソリ』についてのお話。
実は、このサソリ・・・サファイアの涙も、約20年ほど前に、数種類飼っておりました。
ではここで、またまたウィキペディアより、サソリについての説明を引っ張ってきちゃいますネ。
『サソリ(サソリ類、さそり、蠍、蝎、scorpion)は、鋏角亜門・クモガタ綱のサソリ目(Scorpiones)に属する節足動物の総称である。体の前端に鋏型の触肢、後端に毒針を有する捕食者である。
1700種以上を含め、最古の化石記録は4億3千万年前のシルル紀まで遡る。有毒生物として広く知られるが、人間の命にかかわる毒を持つものはごく一部の種類に過ぎない。』
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私は、読者の皆様と同様、この『サソリ』という生き物を、幼い頃に図鑑で知りました。
実は私ですね・・・生年月日が、1970年10月26日・・・つまり、星座が『さそり座』なんです。
♪ いいえ、わったっしっわっ、さそり座のオトコォォオオオ!! ってなトコですかぁああ!?
あとね、昔の週刊少年ジャンプに掲載されていた、超人気漫画『聖闘士星矢』の後半で、12名の『黄金聖闘士』が登場するんですが・・・その中にですね、さそり座・・・つまり、『スコーピオンのミロ』っちゅー、私のようなイケメン(← こらこら)の、金髪ロン毛のおにいちゃまが出てきましてですね・・・こんな会話をぶったわけですよ。
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【教皇の間にて】
アイオリア:「教皇、お呼びですか。アイオリア参りました。」
ミロ:「フッ、遅いぞ。教皇のお呼びに遅れるとは、なにごとだ。」
アイオリア:「なに・・・? おお・・・お前は・・・。」
ここで、颯爽とイケメンくんのミロ様のおなぁありぃいい!! (しし座のレオの『黄金聖闘士』である、アイオリアちゃまだって、かなりのイケメンだわさ。)
アイオリア:「『黄金聖闘士』・・・『蠍座のミロ』!! ・・・お前が、どうしてここに・・・。」
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この『聖闘士星矢』についてのエッセイも、あとで立てるわね❤️
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・・・さて、図鑑でもって、すでに『サソリ』という怪しげで不気味な生き物について知識を持っていた杉山茂くん・・・もとい、サファイアの涙たんはね、実は西暦2000年暮れに、宇都宮市のカンセキのペットアクアリウムでもって、サソリ様にご対面してると・・・そのような流れなのであります。
彼がこのとき遭遇されたサソリはですね・・・その名も、『ダイオウサソリ』と申します。
漆黒のボディに、大きなハサミ、怒れるしっぽ・・・そして、「毒針」。
見た目が、いかにも「サソリッ!」って感じの典型的なイメージの種類なんですが・・・主に、ジャングルなどの比較的ジメジメした環境を好み、見た目とは裏腹に、とても温和な性質なんです。
以下は、ウィキペディアの「定義」です。
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ダイオウサソリ(大王蠍、Pandinus imperator)は、サソリ目コガネサソリ科に分類されるサソリ。
特徴
体長200mm以上、体重30グラムに達する世界最大級のサソリ。種小名imperatorは、「皇帝」の意。体色は青みがかった黒。最大で30cm近くにも達するといわれるが、ペットとして移入されるのは、体長100-170mm程度の個体が殆どである。
近縁種のチャグロサソリに比べ、全体に横幅がどっしりし、ハサミが円形に近い。チャグロサソリはやや細身で、ハサミの形も長方形に近い。
性質は大人しく、毒性も弱いといわれる反面、ハサミ(触肢)は太く、頑丈で力は強く人間でも挟まれれば痛く出血することもある。
ワシントン条約のサイテスIIで保護されている。
分布
西アフリカ。
毒
毒性は弱く、刺されても腫れる、痒くなるという程度だとされ、刺されたことで重篤なケースに至った例は現在のところは知られていない。
本種の近似種でも毒性は体の大きさの割に低い種が多い。
『生態』
熱帯雨林の林床に生息する。夜行性で、昼間は地面に掘った巣穴や倒木の下などで休む。
食性は動物食で、昆虫類や節足動物などを食べる。獲物は触肢で捕らえ、切り刻んでから食べる。本種が毒針を使用するときは自衛行為である場合が多い。
繁殖形態は卵胎生で、十数匹の幼体を産む。産まれたばかりの幼体の色は白で、メスは幼体を背中に乗せて保護する。幼体は一週間ほどしたら母親から独立して生活するようになり、3年で成体になり、寿命は最高で10年ほどとされる。
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また、私は、こんなのも飼ってました。
チャグロサソリ (Heterometrus spp.)
東南アジアに広く住む大型種で、体長では大きいもので20cm以上になり、ダイオウサソリに負けない程の大きさになるものの、こちらの方は全体的に横幅が狭く、スマートな体型である。鋏角部分の毛の色は緑で、尾の色は茶色であり、それに黒い体色を交えた和名となる。英名や、輸入名ではアジアンフォレストスコーピオンと呼ばれる。通常チャグロサソリ(Heterometrus spinifer)として輸入されるが、マレーキャンサースコーピオン(マレージャイアントスコーピオン)(H. spinifer)、 アジアンロングクローフォレストスコーピオン(H. longimanus)、H. liophysaなどが含まれている。チャグロサソリという名はHeterometrus属の総称である。
地域によって、個体差や毒の強弱にも違いが出てくると言われるがはっきりしない。この種もペットサソリとしては最も普及している種であり、原産地の近さから比較的安価となっている。生態面でも似ており、熱帯雨林の多湿性の環境の中で、倒木や石の下に潜んで生息しているが、ダイオウサソリよりも気が荒く、攻撃的。
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・・・上記の2種は、弱毒性でしたから、現在でも個人飼育は可能で、値段もそれほど高くありませし、簡単に入手できます。
しかし私はですね・・・このほかにも、実は「トンデモナイ」種類のサソリちゃんを飼ってたことがあります。
では、順番に紹介していきます。
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【オブトサソリ:別名は、「デスストーカー」】
オブトサソリ(尾太蠍)は、節足動物鋏角亜門サソリ目キョクトウサソリ科に属するサソリ類の総称。主に中東・ヨーロッパに生息している。デスストーカーやイスラエル・イエロー・スコーピオンとも呼ばれる。
特徴
和名通り鋏に比べて尾が太く、これを振るって外敵から身を守ったり、獲物を捕らえる。
夜行性で、昼間は石の下や巣穴に潜み、夜になると出歩いて、昆虫や小動物を探して捕食する。
危険性
毒性が非常に強いキョクトウサソリ科の中でも最も危険な種類である。餌の動物を捕食する時も、防衛の時も積極的にその毒針を振るい、餌の少ない砂漠で確実に獲物を仕留める為に強化された毒は人間でも死亡例があるほどの致死性を持つ。
動きも素早く、走るときはかなりのスピードで砂地を進む。体を方向転換させるスピードも速い。サソリの中でも特段に気が荒く、攻撃性も非常に強いので、サソリの飼育の初心者には薦められないといわれ、2006年からその危険性故に日本への輸入が禁止されている。
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次に、こいつ。
【ジャイアントデスストーカー】
英名
Giant Deathstalker
ジャイアントデスストーカー(英語: Giant Deathstalker)は、サソリ目キョクトウサソリ科に属するサソリの一種。
概要
背中に幼虫を乗せて守るジャイアントデスストーカー
体長約110mmの中型のサソリで、アフリカ南部の砂漠など乾燥地域に生息しており、その事から別名「サウスアフリカンジャイアントファットテールスコーピオン」とも呼ばれる。
他のサソリ同様活発な性格で、尻尾の毒針で昆虫などを殺傷し捕食するのだが、本種はそれに加えて毒針の先から毒液をスプレーの様に噴射する事ができ、中には1m近くまで毒を飛ばした個体もいるのだという。
また、本種の毒はアルチトキシンという非常に強力な物で、刺されれば神経が麻痺し、死に至る事もある。
卵が孵化した後は親が幼虫を背中に乗せて守り、2〜3週間後に子供は親を離れるという。
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あとはですね・・・ウィキペディアにも、どこにも出ていないんですが・・・『エジプシャン・イエローファットテールスコーピオン』という、黄色のデスストーカーみたいな、非常にカッコイイ種類も飼ってました。
今現在は、法律で輸入も飼育も禁止されている、後者3種・・・すなわち、『オブトサソリ』『ジャイアントデスストーカー』『エジプシャン・イエローファットテールスコーピオン』を私は、2000年12月ごろから、約4年ほど飼っていました。
この3種はですね・・・横浜市にあった(今もあるのかな?)、『爬虫類倶楽部』(= 通称「ハチクラ」)で買ってきました。いまは、大宮店があるようですね。
私が入店した、2000年ごろには、店内にはサソリだけじゃなくて、「タランチュラ各種」、「コーンスネーク各種」、「陸亀」もいました。
「陸亀ちゃん」は、店内の奥のほうに、人工芝を敷いて、その上で放し飼いになってましたね。
あと印象的だったのは・・・『カラカル』。
ピューマを小型にしたような、山猫です。
70万円ほどでしたね。
ただ・・・おとなしい性格とはいいましても、飼育には「許可」が必要ですし、肉食だから、日々のエサ代もハンパじゃないと店長さんも言ってました。
運動させないといけないから、広いフィールドも屋内に設置しないと・・・。
それに、ものすごく「ジャンプ力」もある山猫だから、そのフィールド自体の天井も、かなりの高さにする必要がありますしね。
相当の「お金持ち」じゃないと飼えませんよ、こんな山猫ちゃんわ。
あとですね・・・こんな情報も見つけましたので、神奈川近辺在住で、「ちょっとのぞいてみっか。」となった方は・・・下記のHPをご覧になってみてください。
『神奈川でおすすめの爬虫類ショップ3選|実際にお店に行って徹底調査【2022年最新】』
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先の『ダイオウサソリ』『チャグロサソリ』同様、一種ずつ個別飼育という形でもって、昆虫を飼育するときによく使う、皆さんもよく目にする「プラケース」で飼っていました。
いずれも、熱帯性のジャングルや暑い砂漠に棲んでいるので、冬季には、プラケースの下に敷く「パネルヒーター」が欠かせませんでした。
ケースの中に、サボテン用の砂を敷き、水が飲めるように、ペットボトルのフタを設置。その中に、毎日新鮮な水を入れてあげます。
エサは・・・最初は、コオロギをあげてました。
サソリは、どの種類も、基本「少食」なので、大体、一週間に一度、コオロギ一匹与える程度でした。
「エサコオロギ」として、何匹かサソリとは別のプラケースで飼っていたこともあったのですが・・・鳴き声がやたらうるさかったのと、予想以上にニオイが「臭かった!」ものですから・・・のちに、魚のえさ用の「ミルワーム」に変えました。管理もラクでしたからね・・・。
エサやりの際には、もちろん「素手」ではなく、長い「サイバシ」でつまんで、サソリと一定の距離を保ちながら与えてましたね。
最初に飼った『ダイオウサソリ』と『チャグリサソリ』は、非常に体が弱くてですね・・・一ヶ月持ちませんでした。
けっこう丁寧に飼って、ジャングルのサソリですから、乾燥させないように「霧吹き」も欠かさなかったんですけどね・・・。
後者の、猛毒の砂漠3種は・・・とても丈夫でした。
でも、とってもおとなしくて、かわいかったですよ。
最後は・・・なぜか3匹とも、仲良くそろって同じ朝に死んでました。
その中でも痛々しかったのが・・・黄色いボディの『エジプシャン・イエローファットテールスコーピオンちゃん』でした。
・・・彼ね、エサの「ミルワーム」を、両方のハサミでもってつかんで、半分ほど呑み込んだカッコウで亡くなってたんです。
泣きました・・・。
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一般的に、ハサミが大きくて尾が細いサソリは、毒性が弱く・・・ハサミが小さくて尾が太い種類は、強い毒性を持っているといわれます。
・・・いま、私はまたサソリを飼いたいと思っています。
うちにいるのは、熱帯魚の『ベタ』だけなんですが・・・またパネルヒーター買ってきて、プラケースも新調しようかな、と。
でですね、皆さん。
『ヤエヤマサソリ』って、ご存じでしょうか・・・?
日本の固有種なんですが・・・これがですね、なんと、あの「ヤフオク」で販売されているんですよ!
値段も、今現在での最安値が、1200円。
最高値のものでも、6534円です。
では・・・それがどんなサソリなのかを紹介して、このエッセイを閉じたいと思います。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
m(_ _)m
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【ヤエヤマサソリ】
ヤエヤマサソリ(八重山蠍、学名 Liocheles australasiae (Fabricius,1775))は、クモ綱サソリ目コガネサソリ科に属する節足動物である。日本に産するサソリ2種のうちの1つで、人に対する危険はない。
概説
主に森林に生息するサソリで、朽ち木の中などに生息し、小型節足動物などを捕食する。
サソリといえば毒が有名であるが、この種は人家に侵入することもなく、人間と触れる機会がほとんどない上、人に対する毒性もほとんどない。
他方で、単為生殖をするサソリとしても有名で、世界のサソリの中でも特異なものとして知られている。
特徴
雌は体長は30-35mm。全身はほぼ暗褐色で、鋏状の触肢は褐色。尾の先端の毒嚢の部分は黄色。
体は幅広く、やや平らになっている。頭胸部を覆う背甲の前方両側面にはそれぞれ3個、中央には1対2個の単眼がある。その腹側を覆う胸板は前が尖ったはっきりした五角形。腹部の腹面前方にある櫛板は、その歯が太短い円柱状で4-8と数が少ない。
尾になっている後腹部は細く、先端の毒針は下に曲がる。毒針に相対する棘はない。
なお、岡田(1967)は雄の特徴として腹部が小さく、触肢の鋏の形状が異なるとしている。
分布
日本では八重山列島にのみ分布する。まれに、荷物などに紛れて本土の港湾などで発見された例がある。ペットとして飼われたものが逃げたと思われる例もある。
世界的には東南アジアからオーストラリア北部、ポリネシアなどの広い範囲で報告されている。
生態
枯れ木や朽ち木の隙間や樹皮下、倒木の下などから発見される。飼育下ではシロアリをよく食べる。
生殖
ヤエヤマサソリは胎生で、直接に幼生を産む。これは多くのサソリに見られるものである。
孵化した幼生は、すぐに雌成虫の背中に登り、ここで約1週間をなにも食べずに過ごす。それから母親の背中から降り、それ以降は自立して生活を始める。
単為生殖について
ヤエヤマサソリは単為生殖によって雌だけで繁殖が可能であることが分かっている。少なくとも一部の個体群に於いては単為生殖だけで繁殖しており、雄が存在しない。
これは、先ず牧岡俊樹らが1984年頃より、西表島とマレーシアのキャメロンハイランドに於いて、この種で年間を通じて雄が出現しないことを発見したことに始まる。これを元に、西表島の個体群から雌の単独飼育による複数回の出産や単独飼育で3代までを得たことでこの可能性が強まった。山崎はさらにこれを徹底し、単独飼育で5代目までを得ることに成功し、さらにその単為発生の仕組みについても研究をした。
世界のサソリのうち、同様の単為生殖を行うとされているのは本種を含めて7種のみである。同属の他種で性比を調べられた例では、雌雄がほぼ1:1で存在するとみられる。また、本種についても地域によっては少数の雄が出現するとの報告もあり、部分的には通常の生殖も行われている可能性がある。
毒性
サソリは毒性が恐ろしいと必要以上に警戒されるが、この種の場合、刺された例を聞くことすらほとんどない。刺された場合にも軽く痛みを感じる程度とされている。
なお、これは毒を持たないという意味ではなく、人間に対する毒性がごく弱いことを意味するだけである。サソリの毒は大型の天敵に対する防護にも使われるが、餌となる昆虫等を捕殺するためのものでもあり、実際にこの種の毒からは昆虫に特異的に効果を持つ成分が複数発見されている。
類似の種など
日本のサソリとしてはもう1種、マダラサソリがあり、先島諸島(宮古列島及び八重山列島)と小笠原諸島に分布する。しかし全体に細長く、鋏や尾も長い上、体色が淡褐色にまだら模様なので、区別はたやすい。毒性はヤエヤマサソリよりは強いが、やはり大したことはないとされる。
オーストラリアからフィリピン等にいる近縁種であるニイムラサソリとは、櫛板の歯の数等で異なる。