おまけ ミスタル王国、イーリス、リラーテの話
多忙につき今回はタイトル通り、ミスタル王国、イーリス、リラーテの設定について軽く、です。
ミスタル王国
大陸の北東の国。
気候は涼しく過ごしやすい。
新しい文化を取り入れるのが好きな国柄、同じ国でも街によって雰囲気がガラッと変わるのが特徴的。
先代女王は『氷の皇帝』と呼ばれる程に冷酷だったが、数年前に夫と共に暗殺される。
首謀者であった家臣は捕らえられたが、暗殺を実行した犯人は未だ不明。
当時まだ幼かったイーリスが王位を継ぎ、今に至る。
イーリス・リア・ミスタル
年齢 25歳
髪 白の長髪
好物 焼いた兎肉 鉱石
冷酷な母ではなく、忠実な従者達に育てられた為非常に礼儀正しく温厚な性格。
彼女が王位についてから他国との交流はより対等に、そして活発になり、民からの信頼も先代よりは厚い。
ろくに愛情も注がず、それどころか自分に全てを押し付けて消えた両親のことをうっすらと嫌っている。
兄弟もいない為後継ぎの事を考えて結婚相手を探しているが中々見つからない。
色恋には疎いが自分の好みは年下だと最近気がついたらしい。
国も世界も発展の為に新しいものは取り入れるべきだという考え方で、幼い頃に身に着けた魔術と、ここ数年で勉強した機械をどちらも扱う事ができるが、習慣として馴染んでいる魔術の方が得意。
特に使い魔を召喚する魔術は世界中でもトップクラスの精度を誇り、国の様子を羽のある使い魔を通して見て回るのが趣味。
なお他国に使い魔を飛ばすのは敵対行為と取られる可能性があるので禁止されている。
どこを見ても白く美しいイメージとは違い、好物は焼いた兎肉。
とはいえテーブルマナーも一級品でナイフとフォークを綺麗に使って食べるが、兎肉が出た日は涼しい顔をしながらも明らかに食べる量が増える。
ちなみに『焼いた兎肉』が好きなのであって兎そのものや他の調理法は別に特別好きではない。
なんなら別の調理法だと少しテンションが下がる。
リラーテ・トリート
年齢 27歳
髪 茶色のショート
好物 硬い食べ物 鉱石
イーリスが王位を継いだくらいの時期に壊滅した、旅の傭兵団の生き残り。
傭兵団の長だった男の一人娘。
父の「お前は武の才能がある、将来は王国騎士にでもなるといい」という言葉を頼りに騎士団の門を叩く。
実際才能があったリラーテは僅か数年で大型異獣の単騎撃破の実績から見習いを卒業し、歳が近く話すかったこともあってお付きの騎士としてイーリスの側につく。
その後、王国騎士団の団長が退職。
戦績等から騎士達に認められ可愛がられていたリラーテが、騎士団に華を添えて印象を良くしたいという意味も込めて推薦されるも、彼女は謙遜して拒否。
時期団長決定戦という名目で国を挙げた大会を開き、文句無しの実力を見せた事で国民からの支持も受け、長きにわたる思案の結果団長の座を継いだ。
武以外の事柄は苦手という程ではないが副団長の方が得意なので任せている。
団長になってから『捨てて得る者』の名を持つ錬金術製の装備をもって戦う。
これは基本は鎧として身にまとっているが、形状を変化させることで武器となる。
2つの形状があるというより、攻撃と防御の比率を変えるといった変化で、装甲を武器に変換する程素早く攻撃的に変形し、武器を装甲に変換する程重く防御的になる。
リラーテは頭部を除く全身に装甲を纏い、残りを一本の剣として残す現在の割合を丁度良く感じ、基本形としている。
好物の硬い食べ物は硬いパンや氷など、顎が鍛えられる様な物の事。
ガリガリと噛んでいる間の感覚が好きで味は二の次ではある。
騎士団に来る前に空腹が限界で岩の欠片を食べようとした時に欠けた歯がある。
因みに今なら噛み砕けるがそもそも岩を食べる機会はもうない。




