第6話◆貯金をする為の心掛け #2
◇【固定観念】を捨てる
「そうすべき」「みんなそうしてる」「当たり前だ」という先入観や思い込みをいったん捨てよう、また拾っても良いけど。既成概念にとらわれず、自由にいったん立ち止まって考えてみる。
例えば、風呂は毎日入るものと考えていたのなら二日に1回の一日おきにするとか、毎日服を着替えていたのなら肌着だけ取り替えてシャツは2、3回着てから洗濯するとか、毎日変えていたバスタオルを2、3日続けて使おうかなとか。
スーツや制服はたまにしかクリーニングへ持っていかないのだから、毎日シャツやジーンズ等を替える必要は無いと思うし、だいたい前の日と同じ服を着ていたからと言って、誰が気にするというのか。他人の事が気にならないなら、他人も気にしていないし、もしも気付くような人がいたら、仲良くしておいて損は無いと思う。
万一、自分が一人で部屋で倒れた時など、助けてくれるかもしれない。
風呂もシャワーで済ませると水道代、ガス代が安く済む。うちの風呂は洗濯機が置いてある所まで遠く、湯水を再利用できないので、なるべくシャワーを使うようにしている。ジョギングをしているので、走って身体が温まった直後がチャンス、東京なら真冬もシャワー利用可能である。
無駄にお金を使いたくないので、健康が大切。健康である為には、清潔さが大事。他人に不快さを与えない程度の手抜き清潔感ホドホドで良いと思う。
食べ物は買うだけじゃない、作れる。他の物もね。物というものは、自分で創造できるし、代用もできる。自分だけが使い、自分が評価するのだから、自分でやれる範囲内でいい、できるだけ努力してみよう。
◇【偏見】を無くす
私がクレクレヤローだと思われているせいか、賞味期限の切れたジャムをあげると言われた時はさすがに断った。古い海苔は貰った、醤油と砂糖で煮詰めれば佃煮になるからである。
蚊取り線香をあげると言われた時は、煙いので断ったら「何でも欲しがるんだと思った」と強がりを言われた。偏見である。
必要な物だけ欲しいのである。「タダが好き、無料ほど素晴らしい物は無い」でも、選ぶ。
ま、何かに使えるかなーと思ってグダグダ言っても、大抵無視されて捨てられる。元はお金がかかっているんだぞ、その捨てた物をお金に見立てれば、お金をゴミ箱に放り込んでいると言う自覚を持て…と心の中で思うばかり。
「割引シールが貼られている物を買うなんて恥ずかしい行為」というのも偏見である。
確かに欲しい物を正当な値段で買う方が店にとって助かる事ではあるが、安くなっているというのが選択の一つであっても良い、選びかねるんだからより対価は低い方が自分にとって有益である。
同僚がアキバでイヤな物を見たと言っていた。肉のハナマサの弁当は夜8時になると半額シールが貼られる。その時間を狙って買い物かごに弁当をキープし、割引シールを要求する人がいたとの事。一人だけでは無かったそうだ。それは詐欺である。
もしも、キープされずに弁当売り場に並べられていたら、夜8時前に売れていたかもしれない。それが500円だとしたら、店に250円損失を与えた行為。たぶん、同僚はその中に欲しい弁当があったのだろう。