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私、男子校出身ですけど!?  作者: 斎田弥生
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【第2話】のっぽ先生



そして、次の日。

体育の授業前に体育の先生に更衣室がどこにあるか聞きに行った女子二人。

その体育の先生は背が高い先生であだ名はのっぽ先生。




「先生、更衣室ってどこですか?」


「あぁ、別棟の方にあるからそこ使え。」




そう言われて別棟にある更衣室へ向かい、ギシギシと嫌な音を鳴らすドアを開くとなんということでしょう。

蜘蛛の巣、埃、錆だらけの悲惨な更衣室ではありませんか。




「ねえ、ほんまにこんなとこで着替えるん?」


「いや、しんどいやろ。とりあえず今日はここで着替えて、次の体育は女子トイ、・・・「ぎゃあああああああああああ!!!!!!(菫)」


「え、なに!?」




いきなり菫が大発狂。

あまりにも大声で叫び出したため、びっくりした私はすぐに問いかける。




「どうしたん!?」


「ちょ、G!!!Gおったって!!!あかん!!!ここで着替え無理!!!死ぬ!!!あかん!!!トイレで着替える!!!」


「え、・・・は!?!?」




菫曰く、壁にGがいたんです。

4月なのに結構大物のGがいたため、急遽2階の女子トイレで着替えることになり、初めての体育の授業は遅刻してしまいました。



勿論、のっぽ先生は大激怒。



体育の先生は2人いて男子担当と女子担当で分かれていましたが、先生は二人とも男性の方。

贔屓は一切なかったので、女子も男子と同じ量を走らされました。

いや、本当につらかった。




「女子二人。お前ら遅れてきたんやからしっかり走れよ。男子に比べて体力ないのはわかるけど、遅すぎやわ。次の体育の時、今よりも遅いんやったら量増やすからな。」




と言われた私たち。

この時、私と菫は思いました。




「「あ、のっぽ先生。苦手人物確定。」」




まあ、そうなりますよね。

やる気がない状態で走ったわけではなく、とにかく量が多かったため走るのでさえつらかったんです。

それでも「早く走れ」と責めてくるのっぽ先生。



後の2年後くらいにのっぽ先生と私は大げんかをすることはこの時はまだ知らないのである。



もう一人の体育の先生は割と優しいタイプで私たちのことを気にかけてくれたいい先生。

だかしかし、この方も後に私たち二人と大げんかをするのである。



兎に角、授業内容が女子がこなせるような内容ではありませんでした。




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