人生の渦
人生ってどこか、不思議な言葉だ。
人に人生について聞くとき、どう聞くのだろうか。
あなたにとって人生とは?
あなたは人生についてどう考えますか?
人生を一言にすると?
最短化すると、人生とは?だろうか。
人生ってどこか、ユニークな言葉だ。
人は人生を語る時、歌にしたり詩にしたり何かに例えて言ったりするする。
よく道だとか、詩だとか例えられることが多い。
一冊の本に例えることもある。
本に例えた時、そこには必ず書きかけのページが存在する。
人生ってどこか、深い言葉だ。
言葉にして考えてみると、人が生きる。
じゃあ生きるって何なんだろうか。
ある人は自分のわがままだといったり、今こうして詩を見ることだと言ったりする。
人生は年を重ねていくことだ。
人生は今際の際に立ち、始めて語るものだ。
人生は・・・
人生ってどこか、切ない言葉だ。
人が人生を語る時、自分の覚えている範囲でしか語ることはできない。
人生について考えるとき、それは時間が止まった時だ。
その時何を語るかは、その時になってみないと分からない。
悩める若者を目の前にして人生を語る時。
結婚して人生について語る時。
戦争をして人生を語る時。
人生ってどこか、回帰する言葉だ。
人生を色々と語り、最終的に語る結論は同じだ。
一番印象に残っている記憶の時間に回帰する。
人生を考えると分からなくなる。
それは人生を考えている最中だ。
分からないは結論ではない。
分からないは人生ではない。
人生とは自分の生き方なのだ。
人生ってどこか、納得がいかない言葉だ。
何度も何度も、その都度その都度、反芻に反芻を重ねて、人生は語っていく。
人生を尋ねられた時、人生について考えるとき。
人生は人生を語らない。
人生は永遠の問いかけである。
人生ってどこか、不思議な言葉だと思う。