彼女との出会い
クラスでの転入生イヴェントも終わり。学校も終わり、僕は誰も喋る人がいないから教室から出るいつも 一番に出る。いつも、心の中で帰るランキングをつけていて僕は堂々の1位だ。友達のいないやつは心の中では一番喋っているんだぞ。でも、今日は何となく校内をうろつきまわりたくなった。この衝動は月1ぐらいに来る。いつもと変わらない校内を自分ルートを使って歩いていると、なんかピアノの音が聞こえてくる。思わず、音を頼りに探してみる。こんなに活発な僕は久しぶりだ。音をたどて行くと第五会議室についた。そこは普段誰も使わない教室だ。いちお、特別室としてどっかのクラスが掃除しているようだが。扉が少し空いていたので気づいてたら聞いていた。女の子が弾いているようだ。僕とはタイプが違う弾き方だ。彼女は元気活発で前え前え進むタイプだ。一方僕は、ち密に計算して彼女が元気いっぱいなら僕はねちねちしたオタクのような弾き方だ。簡単に言うと癖があるということだ。彼女の演奏が終わって彼女は僕に気付いた。第一声が、「そんなに私のピアノに聞いちゃったの?まあ、私、うまいからしょうがないわよね。でも、盗み聞きするのはきもいんじゃない?あとあんた、ホントインキャみたいな顔してるわね」。僕はびっくりして一瞬こおりのように固まった。続