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嫁を探さば剣戟が!  作者: めろんぱすた
<><><><><><>序章<><><><><><>
13/25

真に解せれば言伝を!




目醒めると、目の前にエヴェリーナの顔があった。

「ティノ…?ティノォォォ!良かったぁぁぁぁぁ!」

泣き噦り、私の胸に顔を埋める。

「おめぇさんが、こんな所でくたばるとは思ってなかったぜ…」

目に涙を浮かべながら、私を見つめるベルナルド。


どうやら暫くの間意識を失っていたようだ。

それよりも、心に引っ掛かる…。


ー‘こっち’ー


支配者テレーゼ】が息絶える前に囁いた言葉。

残って、とも呟いていた…。

(!…ならば…)

頭の中に浮かぶ、ある仮説。

確かめなければ…

勢いをつけて起き上がり、問う。

「ベルナルド!」

「お、おい!いきなり動くんじゃねぇ。肉体も精神も相当疲れてるんだぜ!?」

「それより、他の【支配者】は!?」

「んん?【支配者】?あぁ、実はな…」

そういうと不可解そうな顔を浮かべ、続ける。


「城内を全て調べたんだが、【支配者】だけじゃねぇ、他の雑魚共も、何もかもいねぇんだ!」

「…やはりか」

「え、ティノどういう事?」

エヴェリーナは不思議そうな表情を浮かべる。

そして、2人が説明を促すように私を見つめる。



「私達は、戦いの火蓋を切り落としたのかもしれない」



2人は未だ解せないといった表情を浮かべている。

だが、もう限界だ。

意識が再び、深層へと沈んでいく…



-------------------------



「私達は、戦いの火蓋を切り落としたのかもしれない」



え?戦いの火蓋?切り落とした?

戦いはもう終わったんじゃ…。

そういうと、ティノは気絶した。大丈夫かな…。


「この小娘がいうんだ、ちげぇね」

「ベルナルド、どういう事なの?」

ベルナルドを見上げると、応えるように言い放つ。


「まだ戦いは始まったばかりだぁって事だ!!!血が騒ぎ出すぜ!!ガハハハハ!!!」


「え?ええ?終わったんじゃないの!?どういう事なの!?教えてよベルナルド!!」

ガハハ、と笑い続ける。

一体どういう事なのか

不思議で不思議でしょうがない。

「後で小娘に聞くんだなぁ、今は早いとこ、コイツを運ぶとしよぉぜ?」

「う、うん。それもそうだね」


そう言うと、

ティノを担いで城の外へ歩き出すベルナルド。

今は何が何だか解らないけど、

大怪我してるティノの事が心配だ。

話はティノが治ってから聞こう。



-------------------------



また、目醒める。

薄暗い雰囲気の空間で

低い天井には〝光魔法〟が施されている。


少し硬めの簡易ベッド

“連合”からの支給品である若芽色の毛布

〝治癒魔法〟よって治された、砕かれた筈の左腕


ここは【神殿】入り口前、野営地。

その中の医務テントのようだ。


外界からは虫の羽音と、静寂のみが聴こえる。

という事は、皆疲れ果て眠ったのだろう。

起こすのも悪いので、再び瞼を閉じ

夢の中へと沈んでいく。

【光界】、これにて攻略!!

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