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Universe Create Online  作者: 星長晶人
第二章

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31/88

プレゼント作り

修正期間は明日からです

批判はGW中にどうぞ

あと、長野県善光寺の御開帳に行ってあげてください

北陸新幹線が開通して通過駅と化してしまう懸念があり、市長が心配しております

自分は育ちが長野なんで忠告しときます

人混みが嫌いな人は止めておいた方がいいかもしれません

ですが、行ってあげてください


七年に一度なんで是非

あと長野は蕎麦が美味いです

信州蕎麦とか戸隠蕎麦とか

 俺は夕飯の時に色々妹とUCO(特に特別報酬)について雑談した。

 妹の話では、今回のイベントで多く賞を取りすぎてしまった俺が、実は運営側の人間なのではないかと言う噂が広まっているらしい。リリスと言うイベントボスと同じ姿をした仲間がいるのも噂を拡大させる原因となった。生産の妖精であるクーアがいるのも怪しまれる原因となっているらしい。

 ……これは俺や運営が何か言おうとも収まらないだろうと無視することにしているが。


 カタラの武器を作り終えた俺は、クーアのプレゼントを作っていた。クーアはあまり装備出来るモノは多い訳でもなくアクセサリーもそこまでいっぱいにする気はない。なら鞄かクッションでも作ろうかと思い、思い至った。

 そうだ、クッションを作ろう。

 クーアはモコモコを気に入って脱ぐ気配すらないので、モフモフのクッションを作ってやれば喜んでくれるのではないだろうか。

 バードミラージなど羽のあるモンスターからドロップする羽根から羽毛を作りクッションになる布に入れていけば完成だ。……羽毛にすると小さくなってしまい、どうしても手持ちでは足りなかったのだが。


 仕方なく作り途中のクッションは置いておいて、次に進もうと思う。セルフィに武器を作ってあげようか。いや、俺は琴が作成出来るスキルを持っていない。だが特別報酬に海森の琴と言う水と木の二属性を持つ琴があるのでそこに『錬金』で魔石を足して効果を上昇させようか。

 セルフィにメールでギルド倉庫にある魔石に海神魔法を足すため、時間を取るように頼み木属性はユイにでも頼んでおく。二人共いつでも良いと言うことなので、俺が気が向いたら連絡すると言っておく。


 レヴィにはゴム弾用機関銃を作ってやろう。『銃部品作成』と『筒作成』があれば何とか形にはなるハズだ。ゴム弾専用機関銃と言うモノはないので、オリジナルに開発するしかない。

 『銃部品作成』は現実と同じ方法でやると現実でやれる、と言うことになってしまうからか、『錬金』と同じように素材を両手に乗せて両手をパンと合わせて作成する。なので運次第で作れるか作れないか決まる訳だが、スキル経験値が報酬で入っているのである程度のレベルはある。

 素材は色々あるが、形を作るのも手作業でやる訳ではないので鉄鉱石と言う鉱石を使えば良いだけだ。基本銃の素材は鉄だからな。

 鉄鉱石を二~四個使って部品の形をしたモノを作っていく。……グリップの部分にマガジンの穴がないモノを作る。ゴム弾を丸くしたい以上、マガジンに入れるようなことはしないでおこうと思う。試作品として自分のモノを作ってみようか。グリップとトリガーを作成して、鉄の丸い筒を作る。『ゴム作成』のスキルで筒に合わせて丸いゴムの弾を作ってみる。そして試しにグリップとトリガーと筒を『錬金』してみる。

 すると上手く『錬金』してくれて、丸い銃身をした銃でしかもハンドガンで言えばハンマーのある部分に丸い穴が開いている。これはここから装填出来ると言うことだろう。試しにゴム弾を装填して壁に向かって放ってみる。……無事に撃てた。しかも専用の銃として放っているからか速い。だがこのままでは一発ずつ装填しながら撃つことになってしまう。

 ビー○マンのようにすれば良いのか。

 つまり、斜め上に伸びる丸い筒をマガジンの変わりとして取り外し可能なモノに作り変え、そこに弾を込めておけば良い。

 どうやってそれをここにつけられるようにするかは俺の工夫次第だろう。


 そこから失敗を四つ重ね、遂に五回目で俺のゴム弾専用銃が完成する。


 形は最初に作ったモノとあまり変わらないが、左側のグリップ近くにマガジンを外せるように作ったスイッチがある。それを押すと嵌める時にカチッとなったそこが引っ込み、外れるようになるのだ。弾はマガジンに五発、銃に一発と計六発しか入らないがゴム弾が大きいだけに威力と勢いに期待が持てる。


 それでは試作品も開発したところでレヴィ用にガトリングと言う名の機関銃を作ってあげよう。

 機関銃の部品も作れるので、あとは筒と弾の収納にも工夫を加えなければならない。弾は銃身へ流れるようにしておき、後ろに箱のようなモノを取りつけて大量の弾を収納出来るようにするか。そこから弾を流し銃身へ運ぶ。放つのはレバーを引くだけで良いだろう。止める時はレバーを放すとバネで勝手に戻るので、止まる。


 時間はかかってしまったが肩に下げられるように紐をつけておき、移動制限はかかるが狭い空間でなら最強の攻撃力を誇るだろう機関銃が誕生した。


 リリスには特別報酬として手に入れた常夜の衣装と言う際どい装備を渡せば良いだろう。ウィネに闇系魔石を作る時間を取るように依頼して闇属性に効果のある装備にしておく。リリスのサキュバスとしてのスキルは状態異常か闇と言う話だ。……ウィネが闇だから、リリスには状態異常を中心にしてもらうか。『粉魔法』の中にある状態異常を起こすアビリティの中からいくつかを選び、魔石に込めて状態異常用の魔石を作り出す。それらを『錬金』で融合させていき、特別報酬+αの装備が出来た。


 ティアーノには自分で氷系魔石を作るのを手伝ってもらい、新しいセーターかズボンでも作ってやろう。

 ウィネも魔石を自分で作ってもらい、何か装備を作ろう。武器が良いかもしれない。特別報酬の中に闇属性強化の効果がある杖もあったからな。

 クノには俺特製の玉を作ってやろう。色々と開発しておけばクノも喜んでくれるハズだ。

 リアナは武器がないのでアクセサリーか装備だな。ブレスレットの強化版を作ってあげて、靴を作ってみようかと思う。


 具体的な装備が決まっていないメンバーの装備を考えながら、俺はゴム素材と羽根を採集しつつ魔石作成について最強とも言えるプレイヤー達に依頼しておく。と言っても『魔工』を持っているのが俺だけだったので俺が魔石を持って相手に魔法を込めてもらうと言う作業になるのだが。俺が上手く受けられないと石が割れてしまったりするのだが、俺には『見切り』があるため簡単に込めることが出来た。


 『海神魔法』、ミニトライデント、深海の宝玉はネプチューン初討伐報酬らしい。二度目に俺が挑んだ時にはドロップしなかった。

 そのためサキュバスを初めて討伐したユイ達《魔導学院》も『世界樹魔法』と言う補助の多い木属性最高峰の魔法、夜の下着と言う若干透けているような下着、霊魂の宝玉と言う幽霊達を生み出している元になっていると言う設定の宝玉を手に入れたそうだ。


 だからこそ、水と木の魔石が凄いことになっている。海神魔石と言う十個やって一個しか成功しなかったモノと世界樹魔石と言う十三個やって一個しか成功しなかったモノが手に入った。魔石の中でも高級だと思われるが、成功する確率はどうやら二十回に一回もないくらいのモノらしい。アビリティ作成ではないので確率なのだが、MPの消費が激しいためユイとセルフィには無理をさせた。

 だがこれでセルフィ用の武器が完成する。……随分と強いモノになってしまったが他のメンバーには大目に見て欲しい。

 羽毛クッションも完成したのでクーアのプレゼントも問題ない。クッション自体もモフモフで柔らかいが外側も羽毛でフワフワにしてあげた。


 そうして次々と、メンバーへのプレゼントを作成していく。……ユイにも世話になっている。何か作ってやろう。

 そう思ってユイには全属性系魔石を使った全属性強化の杖を作成した。


 二日後のこと。

 俺は十人をギルドホームのリビングに呼び出した。

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