平和な異世界英語勉強6日目
「Take it, it's morning so wake up.(たーけと、朝だから起きて)」
「ん、なんだ?」
俺は起こすシュエリーを見て、一瞬で目が覚めて咄嗟に土下座した。
「ごめん!ここで寝て」
「?」
やべ、咄嗟で日本語言っちゃたから分からないか。
「Sorry for sleeping here!(ここで寝てごめん!)」
「It doesn't matter, Taketo is my benefactor! never mind.( 別にいいよ、たけと、恩人だからね!気にしないで)」
なんて言ってるかは分からないけど、大丈夫ってことか?
「Taketo, please have breakfast.(たけと、朝ご飯どうぞ)」
「Thank you」
と言ったのはいいんだけど、見てみると、トマトサラダ、トマトスープ、本体がケチャップで見えないぐらいのパンケーキ、俺の嫌いなトマトしかないような。てかパンケーキとケチャップの比率がおかしい。え?シュエリーそんなにトマト好き?
「Xuelly, Do you like tomatoes?(シュエリー、トマト好きなの?)」
「I don't like it, so I thought I'd feed it to you.(好きじゃないから、あなたに食べさせようと思って)」
好きじゃない?え?俺在庫処理係?
俺が飯を食べようとすると、シュエリーは着替えようとした。
「ん、んん、何してんの、ゴホッゴホッ」
「ちょっと待てね!廊下で食べるから」
ドアを開けて廊下に座った。
シュエリーはドアを開けてチラ見した。
「It's rare for someone to eat in the hallway.(廊下で食べるなんて珍しい人)フフ」
便所飯ならした事あるが、廊下飯は初めてだよ。
たっく、なんで俺いるのに着替えようとするんだよ。けど、やっぱ見てえなー、ドア開けようかな?
いいや!それじゃ変態にされて噂されそうだしやめとくか。
シュエリーが着替えてる間に俺はご飯をバクバクと食って、食事を終わらせ、ドアを叩いた。
「シュエリー、もういいか?」
「You can come in.(入っていいよ)」
「じゃあ俺着替えてくるからまたねー、飯ありがとな〜」
「?」
首を傾けたシュエリーだがまぁ仕方ないよな、日本語分からんし。
「さてと着替えるとするか」
着替えて俺は外に出た。シュエリーがいた。
「よし行こっか!」
行こうとしてもシュエリーは壁などに手をつけて歩いていた。
「怪我でもしたの?」
「I fell down the stairs before I went.(行く前に階段で転んじゃったの)」
なんて言った?けど、壁とかに手をつけてるということは転んだのか?よくよく見ると膝に怪我してるな。
「Shall I hold you?(抱っこしようか?)」
「Is it okay? But a piggyback ride is better than a hug.(いいの?けど抱っこよりおんぶがいいな)」
全然分からない、そうしてるうちにシュエリーは俺の背中にきて乗ろうという準備をしていた。
あ、おんぶがいいといったのか。そりゃぁいいけど、ストーカーいないだろうな?俺は周りを見渡し居ないことがわかったので、
「よいしょっと」
シュエリーをおんぶして学校に向かった。
ん?なんかスゥスゥといびきが聞こえるので後ろを見ると。
あ!こいつぐっすり眠ってる!人の背中でぐっすり眠りやがって!うぅ、けど起こすことできないしな。くっそ。
学校の校門ついたが目立ってるよな、シュエリー起きた時恥ずかしくならない?シュエリーの肩を叩いたら、シュエリーは起きた。あれ、けど何で顔赤くなってんだ?シュエリーは目立っていることに関しては気にしていないし。
「I'm sorry, I slept on Taketo's back.(ご、ごめんね、たけとの背中で寝て)」
あ、もしかして俺がおんぶしてるときに寝たからか?だから顔赤くなってたのか。恥ずかしい顔もかわいいな〜。
「It's okay(大丈夫だよ)」
てか噂確定だよな、最悪だ、ストーカーに目をつけられるじゃねぇか。
授業はいつも通り3時間授業だったのですぐ帰った。
「さてと英語勉強するか」
1時間経ち、俺は頑張って10ページ進めた。
2時間経って俺は合計30ページ進めて、学校会話が出来るようにはなったかな。
気が付けば18時であったので寝た。