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第6話・恋に落ちる



(サト、マントを創造してくれ)


【了解……完了。マントの創造に成功しました】


 様々な魔法への超耐性。

 体温調節の機能まで。

 ほんとチートだな。


 そしてトハンはそのマントを装備してを


「じゃあ行ってきまーす」


 そう言って宿屋、休心宿を後にするトハン。





 よしギルドに付いた。

 ちなみにマスクとローブは付けていない。

 あれは深夜活動する時だけにしようと思った。


 ガチャ

 キィィィ


 ドアの開ける音が鳴り響き掲示板に向かっていく。

 相変わらず飲んだくれてる冒険者、依頼を達成したのか血だらけの鎧で金を持って俺とすれ違う冒険者。

 個性豊かで様々な冒険者が居た。

 依頼書が貼ってある掲示板の前に立ちどれにしようかと迷う。

 そして目に入った簡単そうな依頼書を手に持つ。


[採取依頼・癒し草×5 報酬 大銅貨5枚]


「これを受けたいんですけど」


 言いながら依頼書を受け付けに出す。


「はい!分かりま」


言い終わる前に、いきなり後ろから話しかけられた。


「おいおい、お前みたいなちっちゃいガキンチョが冒険者だって?へっ、笑わせんなよ、お前みたいなガキが、俺らのランクになるまで何年かかるんだろうな、ハッハッハ」


 周りの人達は「あいつまた新人に絡んでるぞ」「あいつああ見えてもBランクだから私達じゃ何も出来ないし」と言っている。だがそこまで恐怖も何も感じない。


 これが冒険者のBランクか……

 俺がレベルの低さに呆れ「はぁー」とため息をすると。


「あぁ?お前みてぇなガキには教育してやらねぇとダメみてぇだな、冒険者っていうのが何なのかをよォ」


男は指をポキポキ鳴らしながら俺の事を見ている。多分男は、「こいつ、俺の事をバカにしやがって」とか何とか思ったんだろうが。とんでもない誤解である。

 そしたら、受付嬢メリナさんが。


「ギルドで暴力沙汰はやめてください!」


 諭すように穏やかな声で言う。

 しかし耳を貸すつもりは無いようだ。


「暴力じゃねーよ。これは教育だ、冒険者の辛さを教えてやるんだよ」


「大丈夫ですよ、メリナさん、すぐ終わりますから」


 俺はメリナさんへ振り向いて余裕そうな声で言う。


「お?なんだ怖気付いたか?じゃあ遠慮なく教育させてもらう…ぜっ!」


 言いながら、俺を殴りかかってくる男。

 俺は向き直り、念じる。


 技術(アーツ)『縮地』発動。


 その一撃は空振りで終わるそして続け様に。


 能力(スキル)【威圧・魔王の覇気(オーラ)・強者の覇気(オーラ)・死の恐怖】を発動。


 ドゴォォン!

 凄い轟音を鳴らしながら周りの人達は「なんだこの音、それにこの今まで感じたことの無い圧力は!?」

 多種多様な色々な感想が帰ってくる

 ちなみにこの轟音の正体は空間を揺らし圧をかけるその圧が音を出しているのだ。

 そうして気付けば俺を倒そうとしていた男はもう動かない。


能力(スキル)解除】


 バタン!と音を鳴らしながら倒れる男。

 周りの人達は「死んだのか?」などと言っている。

 周りの人は圧力は感じただろうが、恐怖や覇気は、この男が受けた1000分の1にもならないため男以外は昏倒したものはいない。

 あと、男は一応殺してはいない。ほんのちょっぴり精神は崩壊されてるかもだけどまぁこんなのでも一応Bランクだから大丈夫だろ。


「大丈夫、この人ちゃんと生きてますから」


 男を持ち上げ一応救護室に運んでおいた。


「それで改めてこの依頼を受けたいんです」


「あっ、はい!」


 そしてその日「スログアドラー」という名で世界に知られることになる。最強の冒険者誕生の瞬間であった





「やっぱ、異世界と言ったら依頼をこなすことでしょってことでのんびり依頼するか」


 そう思って道を進んでいくトハン、ちなみにこの道はギルドが採取依頼をしやすいように作った道であるがほぼ獣道である。

 癒し草はどこにでも生えていて価値が低い為、一本、大銅貨1枚(100円)なのであるまぁ新人ができる。めちゃくちゃ簡単な依頼だ。

 そう思いながら癒し草を探しながら歩いていると……


 ギン!ギン!


 音がした。音のする方向に向かってみると、街道で、1人の女性とそれを守るように立ち尽くしている武装した女性と武器を持ったゴブリン4体、棍棒を持ったオーク2体、ウルフ3体がいた。

 街道と言っても南の方角(俺が転生した森がある)は国も街も無く、村が少しあるだけで人はほぼ居ない、だから南門の検問所で()()()と言った。


「くっ、マズイこのままでは私は死んでしまう、せめてあなただけでも」


 息を切らしながら言う女騎士(?)

 しかしもう1人の女性は諦める様子はなく、少し悲しげな声で呟く。


「ダメよ、あなたを置いていけないわ、子供の頃から一緒にいたでしょ」


「しかしこのままでは、貴方が死ぬと悲しむ人が大勢いるのです貴方だけでもどうか!」


 戦いながら、大声で懇願する女騎士(?)


「貴方が死んだら私が悲しむわ!」


 そう言い合っている女性達を横目にオークが棍棒を振り上げる。


(助太刀に入った方がいいな)


 そう思いながら、出ていくトハンそして──


融合能力(フュージョンスキル)【戦闘】発動】


挑発の能力(スキル)によってオークは振り上げていた棍棒をすぐ後ろを向いて俺に当たるように棍棒を振り下ろす。


「っ!お前危ない!」


女騎士(?)は俺を大声で絶望したような声を上げ、もう1人の女性はギュッと目を閉じる。


(これは言葉にした方が後で楽そうだな)


 そして俺は、2人に聞こえるようにだが落ち着いた冷静な声で、本当は言わなくてもできる武技を出す。


「武技・無閃」


刹那━━周りにいたモンスターは全て首が飛び跳ねる。


 カチッと刀を納める。


「そこの人、大丈夫?」


 心配して声をかけるが女騎士(?)は唖然としている。

 もう1人の女性はゆっくり目を開け、すっとんきょうな声を上げる。


「えっ?どうなってるの?」


その女性が目を開けるた時


ドクン!?


な、なんだこれ、今世では感じたことのない感情が湧き上がってくる。だが俺は、この感情が何か知っていた。

まさかこの俺が神である自分が



恋をしたのか──

この女性に一目惚れしたトハンこの後彼はどなってしまうのか!


どうでしたか?楽しんで行けたら幸いです。


もし楽しんでいけたのなら、下にある

☆☆☆☆☆

の評価をつけてくれると嬉しいです。


 1つでもつけてくれたら私は嬉しくてどんどん作品を書いていこうと思います。

 ぜひよろしくお願い致します。

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