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第43話・ジリ貧

スプラトゥーン3が楽しすぎる件


 まるで洞窟のような大きさで建物1つくらいは簡単に入りそうな口の中。

 ワームの体には至る所に尖った物。

 キバがびっしりと生えている。

 トハンは飛翔の魔法で体の中を飛び、歯が当たらないようにしていた。


【解析眼・牙をよく見ると小さな穴が空いています。推測の域を出ませんが、歯が刺さった場合、毒等の物質により状態異常になると思われます】


 そうか……もしそうだとしたら俺的には神経毒の類だと推測する。

 獲物を神経毒で麻痺させ、捕食する。

 そんな感じだと思う。


 敵が口の中に入ったことを理解したのか、ワームの体の壁が轟速で迫ってくる。


「逃げるぞ!」


 トハンは空中で超加速を使用し速度を上げる。

 無限に続くと錯覚する程、変わりようのない体内だったが、進んでいくと服が落ちている。骨も落ちている。

 それから推測できるのは。


「さっきの捕食された人達か!?」


【記憶情報と比較。対象の服を着た人間がその場にいた事を報告】


 やっぱり喰われた人達か……


 服を確認できるようになったところから体液のようなものが増えた。

 恐らく消化液の類だと考えたトハン。

 能力(スキル)を使って人達の服や骨を回収する。


「長居はできないな……」


 トハンは両手に持った刀を強く握り武技を発動させる構えを空中で行った。


『武技・散斬炎連閃──武技・散斬雷連閃』


 魂器に炎を……愛刀に雷を付与する。

 トハンは手を広げTの字になり回転する。

 残像が見えるほど速く回転する。

 

 どうやら、コイツの体内には結界のようなものは張られていないようだ。

 打つ手がなくて、体内に入ってみたが好手だったようだ。

 まぁ最悪、短距離空間転移(テレポート)で逃げるからどちらでも良かったのだ。


 斬撃を入れたところからは血が噴き出す。

 属性剣の効果で火傷や麻痺を切った部分の付近に発生させる。


「そろそろ体内を出ないと。消化液のようなものが増えた、まぁ触れてないから詳細情報はわからないが、触れたらいけないと俺のカンが言っている」


 トハンは集中的に同じ所に斬撃を入れる。

 とんでもなく分厚い皮膚だが光が漏れた。


「あと少しで出れる」


 しかし、斬っていて気付いた。体の内部にも触手が何本か生えていた。

 というか正確には今生えてきた。


 まずい、この斬撃を入れてる体制では全ての触手を切断できない。

 なるべくコイツにダメージを与えてから出たかったが仕方ない。


瞬間発動魔法(クイックマジック)短距離空間転移(テレポート)】』


 触手はトハンを貫こうとしたが、空間転移特有の時空の歪みが残るだけだった。






 さて、これからどうする。ダメージは与えた。

 だが……


 ワームは痛さ故か、触手を民家の壁や人々が通る道にバシバシ。という擬音が合うかわからないが叩きつけ、破壊していた。


 隙はある。今の状態は痛さを抑えることに奴は集中している。


 トハンは華麗な身のこなしで触手の合間を縫って一撃を入れるため、ワームに向かって刀を振り下ろすトハンだったが。


 ガキン


 ちっ……やはり弾かれるか。

 こうなってしまったらどうしようもない……

 急所もないから決定打に欠ける。


 トハンはUターンして攻撃してきた触手を見ずに避けながらワームに触れる。


能力(スキル)【結界破壊】』


能力(スキル)『結界破壊』が使用されました。神眼・権能『解析眼』を発動します】


 四方八方から迫る触手の位置を把握、前に跳躍し体を回転させ回避する。


 あっぶねー。いくら俺でもあの量の触手をに貫かれたら死ぬて。


【解析が完了しました。能力(スキル)『結界破壊』効果なし】


 やはりダメか。そう簡単にあいつの装甲は剥がせないか。


 トハンはやはり神業と言える動きで触手を全て切り落とすがいくらでも出てくるのでワームに集中している暇がなかった。


【解析完了。この蚯蚓の持つ特異能力(ユニークスキル)は『無限の触手』名称の通り、無限に触手を生成する能力(スキル)です】



 触手を切断した時に溢れ出る紫色の血を滴らせながらトハンはサトに問う。


(どうやったら倒せるか検討着くか?)


【演算を開始……………………完了・該当なし】


 このままじゃ、町がジリ貧だぞ。

 火力は意味がない。急所もない。武器も意味がない。

 残された手段はあと1つ、魂器が持つ世界能力(ワールドスキル)、神羅万象絶対破壊。これであいつの能力(スキル)を消すか装甲を消すか。

 アイツ自体を消すには魔力が膨大すぎる。魔力枯渇のその先。

 魔渇死(まかつし)が待っているだけだ。

 とは言っても特異能力を消すのにもそれ相応の魔力が必要。

 結局は魔力が足りないのだ。

 つくづく思う。俺は『魔力無限』とか持っていたがどれほど重要だったのかが。


「さて、どうする」


 トハンが頭を悩ませていると、何か聞こえてきた。


 助太刀に参ります。


 聞き覚えのある声。しかし周りにその声の主がいないことを疑問に思った。


「今のは一体誰が?」

どうでしたか?楽しんで行けたら幸いです。


もし楽しんでいけたのなら、下にある

☆☆☆☆☆

の評価をつけてくれると嬉しいです。


 1つでもつけてくれたら私は嬉しくてどんどん作品を書いていこうと思います。

 ぜひよろしくお願い致します。

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