表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/57

第25話・暗殺者

そういえば私の作品って設定とか名前とかの変更激しいですよね。まぁ面白ければ全てよし!矛盾とか知らん!


 あれから何が起こったかを説明すると

 仮面を忘れず付けて教師の姿になった後。

 俺の魔法の効果が切れ、機械種(オートマタ)のあの子以外は目を覚ました。

 (さいわ)い俺が無意識で転移した場所は学院に近く

(近いと言っても数kmはあるが)

 俺はみんなに疲労回復や疲労軽減の魔法をかけて帰らせるように言い、オートマタの子の修復をしようとしたら少し目を離している隙にいなくなっていた。

 第一封印により神本来の力が濁流のように襲ってきた反動か…俺はほぼ全ての能力(スキル)が一時的に使えず、それに伴い【気配感知】のスキルが発動せず、気付いたらいなくなっていた。

 でも流石に大きな音でもすれば気付くから相当な気配遮断のスキルを持った者であるのは確実だった。


 俺は空間に穴を開けシリクと一緒に亜空間の家へと一時戻ることにした。


「お帰りなさいませ。ご主人様」


「あぁ長い間家を空けてごめんな」


「いえ、大丈夫でございます」


 スランも生活に慣れたのか前世の俺主観のメイドの作法をほぼマスターしていた。


「今日は看病を頼みたい」


 そうしてシリクをスランへ渡し


 俺はもう一度()()を見に行くことにした。



「久しぶり暗殺者さん」


「……………」


 相変わらずこちらに目を向けず死んだように正座をしているだけだ


「風呂に入りたくないか?」


「…」


 少し反応があったな、もっと細かく解析しておくべきだったが…よく見ると女性の見た目だ。少し釣ってみたら意外と反応がある。


「今ならもっと美味い飯も出すぞ?」


 コクン──


 初めて反応してやっぱり人間だなと思った



 ご飯を食べ終わった彼女に質問をする。


「答えてくれないかな?君は何者?」


「…………」


 やはり話さないか…

 話さない?

 奴隷が話さない………


世界能力(スキル)【創造魔法】を発動。【隷属破棄】を創造しました】


『隷属の契約を破棄』


 カチンと音がなり首輪が外れた。


 なんでこんな単純なこと気づかなかったんだろう。首輪が隷属を司ってるんだからそれを破棄すれば外れるよね。後でスランにもやろう。


「どう?」


「あ……あぁ…」


 か細くでも声を出して

 涙を流して崩れ落ちた。



 そうして彼女をなだめていたら


「寝てしまったみたいだな」


【そのようです】


「話を聞くのは明日にしよう」


【了解】


 俺は彼女を客室のベットに運び、外へ出た。


「なぁサト。今俺はほぼ全てのスキルが使えない訳だが何が使える?」


【心配せずとも6時間後には回復すると推定】


「そうか」


 自分の創った亜空間の星を見る。

 あの時見た星とは違い夏の大三角など地球にしかないはずの星が見える。


「もう1つ…俺の力についてだ」


 どうやら第一封印が解けたことによりサトの力が少し戻ったらしい。そこで俺の体を解析した結果、俺の力はどう頑張っても第一封印しか解けないようだ。


【この世に存在する【神然石(ルーン)】にマスターの力がそれぞれ封印されているようです】


「ルーンってのは?」


神然石(ルーン)とは、宇宙を安定させる為の制御装置のようなものです。神然石は()()()()に拡がっておりそれぞれがとてつもない力を持っています】


「宇宙各地だと?そんな石に俺の力が封印されて探し出せるのか!?」


 正直星を渡るほどの力は今は出せない。キッパリ不可能だ。


【いえ、問題ありません、宇宙各地と言いましたがマスターの力が封印されているのはこの星のどこかにある神然石(ルーン)のようです】


「え?そうなの?」


 それならまだ可能かも……と言ってもこの星、地球の10倍も面積あるから大変だぞ。


【この星は第九宇宙でも数少ない生物が住むとても大きな惑星で、その星を支えるのには沢山の力が必要なのです】


「だからルーンも沢山あると」


【この星にある神然石(ルーン)は推定5個】


 あぁなるほど、この星にあるルーンが5個しかないから1つだけ俺の中に封印してあるのか


「ん?あと一つは?」


【恐らく宇宙樹(ユグドラシル)の核である。精霊神然石(エレメンタルルーン)に封印されているかと】


「なんでそこにあるんだ…」


【この星が唯一、違う星に行ける行き先が宇宙樹(ユグドラシル)の星だからかと】


 なるほどな


「エレメンタルルーンってのは普通のルーンと何が違うの?」


【簡単に言えば神然石(ルーン)の親玉のようなものです。この精霊神然石(エレメンタルルーン)1つで半径数光年の星々に力を与えている神然石(ルーン)です】


 嫌な予感がしてきた……そんなルーンに封印されてるってことは俺の力の5割位はそこにありそうだな


「ちなみにユグドラシルのどこら辺にあるんだ?」


【幹のなk…】


「無理だよ!?流石にさぁ?いくら俺が神でもあの種族がユグドラシルを貫くことを許してくれないしそれ関連の記憶を見ると」


『神然石はともかく精霊神然石は少しの傷でも付いたら第九宇宙がバランスを失いさっくり滅んじゃうよ』


「ってあるんだよァァァァァ」


【力を解放して傷付けず回収する方法を編み出すしかありません】


「そうだ!創造魔法で何とか」


精霊神然石(エレメンタルルーン)はあらゆる間接的事象を解除(レジスト)するので木を切って手で回収するしか今のところ方法は私の全能力を使って演算しても今の私では方法を思いつきません】


「サトが思い付かないなら俺も無理だ」


 ま…まぁ1ヶ所はわかったんだしそれでいいや


 グラッ─────


 これは?

 眠気か?


「そうか【疲労無効】のスキルが機能してないんだ」


 いきなり襲ってきた強烈な眠気に倒れ込みそうになる。


 こりゃヤバいな。


「自世界転移────」



「よし、やっぱり自分の世界では転移がほぼ無制限……にできるみたい……だ……な」


 そうして眠りにつく、本当の眠りへと─────



【意識覚醒】


「この感覚…久しぶりだな」


 本当に疲労無効が完全に消えた状態での疲労はヤバかったな。

 今までも何度か疲れたりしたが。

 多少はスキルの効果が働く。

 でも今回は完全に消えていたんだ。


「そりゃ何ヶ月も経ったら、眠気がどんなものかも忘れるよな」


 さて、あの暗殺者さんはどうなってるんだろうか。



 コンコンと扉をノックする。

 すると。


「入ってきてください」


 女性の声が返ってくる。



「身勝手で悪いがこの家の家主は俺だ。話易い口調で喋らせてもらう」


 そう言って近くにある椅子に腰かける。

 女性も対面の席に座る。


「貴方様は私の命の恩人です。どんな話し方でも良いです」


 話しながら彼女は頭を下げる


「俺が君と話がしたいのは『なぜ女王陛下を狙っていたのか』について知りたい。話してくれるね?」


「勿論です」


 彼女は淡々と説明をしてくれる。

 彼女は【カヤリ】という名前で性はないらしい。

 どうやら彼女は隣国【ドンロレミ帝国】の伯爵家の暗殺奴隷で、なんかそれとなく面倒臭い政治がうんたらかんたらで

 つまるところ暗殺奴隷としてこき使われていたみたいだ。


「私は十分な食事は与えられず。ただ伯爵家が邪魔だと思った相手をただ"契約に誓って"やらされていました」


 契約に誓う

 それは契約の強制力で自分の意思とは関係なく、契約内容を遂行する誓いの言葉。

 俺も"契約に誓って"ミシアを護ろうとすれば。今の自分ができる限りをする。

 メリットは自分でも出来ないと思っていたことも出来るかもしれないこと。

 デメリットは契約外の事は遂行することが出来ないこと。


「私は契約に【(あるじ)以外の生物との会話。契約遂行中は感情を失う。主への絶対服従】という契約により、頷くことと首を振ることしか出来ず、貴方様へ反応ができなかったのです」


【名称【カヤリ】から【不安・罪・孤独】の感情を検知しました】


 カヤリにどんな過去があったのか分からない。

 でも良い記憶はないと思う。


【解析結果・称号【元奴隷・不幸な人生を送りし者・罪悪殺し・従う者】を確認】


 この【不幸な人生を送りし者】は、スランに付いていた称号……というか今も付いている称号だ。

 この称号の獲得条件は【家族を全員殺されること・絶望で生きるのが嫌になること】この2つだ。


 今の俺は記憶を見れないから何があったかは分からないけど、相当な何かがあったのは事実だ。


 さて、事情は聞いたあとは彼女をどうするかだ。

 スランと違って家事能力(スキル)を持ってる訳じゃない。

 かと言ってこの暗殺能力(スキル)を生かさない訳にも行かない。

 どうするか。


「なぁカヤリ」


「なんでしょう?」


 彼女は無理矢理作った笑顔を見せる。


「君と闘いたいんだ」





 カヤリの腕前がどんなものか見たいのと。

 あることを任せられるか試験する為に提案した。


「何度も言いますが貴方様は命の恩人です。何でもするつもりですが」


「なぜ『本気で殺しに来い』って言ったかそんな疑問か?」


「はい……」


 暗殺者は1対1に特化した戦闘職だ。

 しかも忘れては行けないのが、カヤリは冒険者ランク・Aランクだと言うこと。

 暗殺者でAランク行くのは大したもんだ。


「君がどれ程1対1の局面で闘えるのか知りたいだけだ」


「ですが」


「それじゃあ()()だ」


 そして命令という言葉を言った瞬間別人のように雰囲気が変わった。


 隷属の契約は破棄してるのに魂に刻まれた恐怖を紛らわす為にありもしない契約に誓っているってことか?


「まぁいい。行くぞ」


 まず手始めに()()()()()()()()()()

 拡散した初級水魔法はカヤリの元へ飛ぶが、全て()()で避け。

 消えた。


「俺相手に見失わせ、どこにいるか特定出来ないほど高位の隠蔽術とスキルを使用しない独自の気配遮断は恐れ入るよ」


 特級隠蔽術くらいならサトのサポートは少しありきだが、見つけることくらいは容易い。

 でもそれでも見つけることが出来ないのはスキルに頼らない。本当の暗殺者としての才能が光っているんだと。

 そうとしか説明がつかない。


 そんなことを考えている間に複数の投げナイフが飛んでくる。

 俺はそれを()()で避け。

 飛んできた場所に魔法を連射する。


「手応えがないな」


 飛んで来たところから。

 計算して動ける予想位置全てに魔法を放ったはずなのに。


 このタイプの敵と闘ったことが無いから苦戦しているのか。


能力(スキル)に頼らない感知をしてみるか」


 そもそもスキルとは、生物が出来ることを最適化して自認できる領域まで来た。文字通り【能力】だ。


 能力(スキル)よりも自分で最適化したらもっと感知できるのではないか…そう考える訳だが


【今のマスターにできるかはわかりません】


(やってみないとわからないだろ?)


 魔力を練って薄く伸ばし、砂の粒子1つまで感知し解析。非効率だが少しずつ最適化する。


 そしてトハンが魔力操作をしている合間にどこからともなくナイフが飛んでくる。

 しかしそれを()()して全て空中で回収し、元と同じ威力・軌道で投げ返すと


「当たったか?」


【命中したと断定します】


 すると気配を感じるようになり、向かうと。


「大丈夫か!?」


 腕にナイフが刺さってしまっている。

 血はナイフによりあまり出ていないが治療しないと。


「ちょっと待ってろ」


『毒魔法・痛覚麻痺』


 痛覚を麻痺させてナイフを抜き。

 即座に回復魔法で治療した。


「ごめん、もっと軌道修正するんだった」


 場所がわからなかったとはいえ。

 スキルでもっと怪我をさせずにする方法があったはずなのに。


「いえ、大丈夫です。これくらいの傷はかすり傷ですよ」


 そういうカヤリには無数の古傷が皮膚の出ているところから見えていた。


「カヤリ、ちょっと失礼するよ」


 俺は完全回復魔法(パーフェクトヒール)を発動させ。

 カヤリの古傷ごと、全て回復させた。


「これで大丈夫。女の子は綺麗じゃないとね」


「ありがとうございます!」


 それにしてもカヤリの腰に付けているナイフ……


「カヤリ…そのナイフを少し貸してくれないか」


「これは、鍛冶師だった母の忘れ形見で…いくら貴方様でもお渡ししたくありません」


 カヤリがそう言うまで渡したくないナイフか


「大丈夫だ、折ったりしないし傷付けたりしない。ほんの少しでいい。見せてくれ。変わりに俺の武器も見せよう。企業秘密だよ?」


 俺は猛牙勇豪を差し出した。


「そこまで言うなら……少しだけですよ」


「感謝する」


 そして武器を渡してくれて俺は解析鑑定を使い。

 武器を()


 特に変哲もないただの鉄。

 ごく普通の手法で作られ。

 どこに売っていてもおかしくないナイフ。

 長く使っているのか刃こぼれもしていて。

 ()()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 だが……


「なにをしているのですか!?」


 俺はナイフの刃に手を乗せてナイフを引いた。

 それは極上のナイフの様に。

 刃こぼれもなかったかの様に。

 ()()()の指を簡単に傷付け少し力を入れただけなのに俺の指の半分くらいまで切れていた。


「大丈夫。これくらいならすぐ治る」


「すぐ治るわけないじゃないですか!!」


 しかし俺の指は。


「あれ?」


 何事も無かったかのように治っていた。


(サト。この武器についてどう思う?)


【有り得ません】


(理由は?)


【損傷が激しく、研がないと武器としてなんて使えません。魔導武器とも思いましたがただの鉄製のナイフです】


(そうか、ありがとう)


 サトが有り得ないと言った。特に魔術もこもってないし。俺から見てもただの鉄製のナイフだ。


 ………………………………


「カヤリ。君は母と仲良かったのかい?」


「それは……とても………仲が良かったです。」


 涙を流しながらそう言う。


「でも、母は殺されて」


 また泣き崩れてしまった。

 カヤリには悪い事をしたが、だが分かった。


 これが()()()()



 落ち着いたカヤリに謝罪をして。

 そうしてカヤリとは打ち解けた。

 カヤリは、全ての人間に不信感を持っているのではなく()()に不信感を持っているだけだ。

 特に俺を敵対視する必要もなく。

 むしろ自由の身にしてくれたのだから、俺を殺そうとは考えてないようでそこは安心するところではある。


 ちなみに学院は、絶賛サボり中だが学院長もあんなことがあったのだ。許してくれると思いたい。

どうでしたか?楽しんで行けたら幸いです。


もし楽しんでいけたのなら、下にある

☆☆☆☆☆

の評価をつけてくれると嬉しいです。


 1つでもつけてくれたら私は嬉しくてどんどん作品を書いていこうと思います。

 ぜひよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ