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第24話・一時解除


?『謎の力を感知。総括指揮体がここに命ずる。異変の近くにいる機械種(オートマタ)は至急状況を報告、視界記録を共有せよ』


「了…総括指揮体の命令を承認。緊急再起動手順(リブートシークエンス)実行───完了。

続いて視界共有実行───完了。記録開始」



 魂器──

 それは、魂が実体を持って武器化した。どの生物にも顕現させることができる武器の名前。

 魂器は本当は唯一無二で俺みたいな例外がなければ、それぞれ個性がある。

 そして魂器はあらゆる生物に攻撃出来る。

 ただし魂器召喚をするには魂器召喚するに足りる魂の強さが必要。

 魂器が壊れることは死を意味し、蘇生も転生も出来ない。


「だから万が一、魂器が壊れる様なことがあれば転生出来ない。だから魂器召喚は出来てもしない」


『じゃあなんで顕現させただ?』


「魂器は唯一、ただの虫が神に傷をつけられる武器。どんな魂器にも付いている武器スキル。それは」


【神羅万象絶対破壊】


「神だろうが、星だろうが、空間だろうがなんでも破壊することが出来る」


 もちろん代償はあるが


「つまり?」


「お前の再生のスキルごと破壊してしまえばお前はただの雑魚になる」


「やってみるだ」


 まぁ魂器召喚出来るのは相当な者

 そこらの生物が顕現できるものでもないが

 

 ──なぁ変わってくれよ──


 なんだ?今の


 ──大丈夫だ。忘れたのか?俺たちは2人で1人だぞ──


 そうか…大丈夫……なのか?

 少し気を緩めるとその隙を突いたのか、意識がなくなっていく。



 空気が揺れる────

 先刻のスキルによる覇気では無い本当の威圧感。


『なんだ?』


 何度も驚かされるコボルト。

 

 正真正銘

【第九宇宙・神界統括・最高神】


「俺が創造神のクエターだ」


 神の翼が虚空から現れる。


 この時のさらに強さを増した。光の柱が神様が降臨したと教会では騒ぎになるのだがそれは気にすることではない。


 もう1人の俺を騙すようなことをしてしまったな。俺だってたまには運動したいし、許してくれ。


「さて、俺もあの姫は気に入っている。その姫を傷付けた。俺が直々に神罰を与えてやろう」


 とは言っても力は制限されていて動きにくいな。


「まぁいい、良いハンデではないか」


『舐めるんじゃねぇだ!』


 コボルトが振りかぶって何らかしらの武技を使おうとしているが


 クエターがすっ……と軽く刀を空振りしただけで武器を壊し腕を粉微塵にした。


『?』


 コボルトは疑問を感じているだろう。


「腕が再生しないのがそんな不安か?」


 まだ再生スキルは壊してない。何が起こっているなんて簡単。俺がただの生物には認識出来ない速さで再生したところをまた切ってるだけだ。



『統括指揮体より八番連結隊・八八二六七番の視界で起こっていることを全機体並列演算、並列視認せよ』


『了』



 でもこいつ心臓刺そうが脳刺そうが()()()()()()からやっぱ再生スキルを壊さないとか?

 でも完全解体であいつのスキルを貰ってこの体を不死身同然にしたいんだよな。どうするか


『何もできねぇだ』


「だって四肢がないと流石の魔物でも何もできなくて当然だが」


 クエターは実験をするがごとく外傷を与えていき再生がどんなものか試していた。


 ──お前ふざけているのか?──


「ふざけてなんかないよ?」


 ──ならさっさとみんなをあんな目にあわせたやつ──


「君の怒りもわかるがこれも強くなる為だ」


 ──でもなぁ!?──


「本当に君はあの子のことになるとすーぐ怒っちゃうんだから。ザヨンと同じだぞ?」


 ──確かにそうだ…ごめん。少し興奮してたみたいだ──


「わかってくれて何より」


『テメェ舐めるじゃねぇだ』


 コボルトの体が回復していく。腕、足と傷がつきながらも再生していた。


 へぇ、やるじゃん。俺が斬るよりも速く再生したって訳か………やっぱり欲しいなそのスキル


「ちょっとやばいかもな」


 コボルトは再生能力がどんどん上がり解析眼で見てももっと倒しにくくなっている。


「本気で殺ろうか」


 クエターは翼を羽ばたかせ空へ飛び、腕を天に掲げ無数の魔法陣を空を埋め尽くすように展開していく。


「この数の魔法を全て受けたら流石にこいつも大丈夫だろう」


 しかしコボルトは極超級故か、ジャンプだけで空高くにいるクエターのところまで迫っていた。


「まて…あと2秒」


 残り1秒─────────

 もうコボルトとの距離が近付いてくる。


 残り0.5秒───────

 コボルトが武器を異空間から出すところをはっきり見て


 残り0.1秒───────

 今、避行動すれば避けられるが、構築をミスって1つでも誤発すればドミノのように全てが誤発しここら一帯の大地が文字通り【焦土と化す】


 残り0.001秒─────

 もうコボルトの武器が首に当たる………






























「危ないな」


 首から少し血を流し、それを触って血を流したのを確認した。クエターは


「弱体化して、か弱い体になっているとはいえ、数百兆年生きている本当の神の俺に傷をつけたのはお前が初めてだ……お前のその力。俺の…我の糧としてくれよう」


 瞬間再生が発動し首の傷が治り

 完全解体のスキルを発動してコボルトの力を吸い取る。


「……交代だ」


 ──やっとか──


「どうやら俺はあまり出ていると封印の力で動けなくなるみたいだ」


 ──封印で動けなくなる。人間で言う筋力が全くなくて動かせない状態になるってことか──


「理解が早くて助かるよ」


 翼が消え、光の柱も消え、第一封印が戻っていくのを感じる。


「なぁトハン」


 ──なんだ?──


「俺も外に出たい。だが外に出るには第二封印を解かないと次は出れないかもしれない」


 ──大丈夫お前…いや、クエターの力を借りずにクエターと同じ強さになれるよう頑張るよ──


「はっ、元人間が何を言う。技術も大事だが知識も大事だ。俺の記憶を少しづつ戻しているようだが全て記憶されたとしても俺にはなれないぞ」


 ──そうか──


 クエターが目眩で座り込む。


「本当に俺に手間をかけさせるなよ」


 空に浮かぶ綺麗な星空を見てクエターは目を閉じていく


 ──善処するよ──


 そうしてまた。

 目は開かれる───────



『異常事態終息。あの異変の中心人物を特定し、八番連結隊・八八二六七番は、特定しだい、情報を共有する。照合合致人物を仲間に引き入れよ』


「了・命令を承認。緊急再起動手順(リブートプログラム)により1日の活動停止(スリープモード)を申請」


『申請を承認。該当機体の付近にいる機械種(オートマタ)は至急該当機体を回収せよ』


『了』



世界能力(スキル)【サポーター】復活。第一封印解除時、解析能力の向上を確認。解析結果。第二〜第七封印が全世界に分散し神然石(ルーン)に封印されていることを確認。】

どうでしたか?楽しんで行けたら幸いです。


もし楽しんでいけたのなら、下にある

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 1つでもつけてくれたら私は嬉しくてどんどん作品を書いていこうと思います。

 ぜひよろしくお願い致します。

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