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第23話・実感


「軽く捻ってやりますか」


【創造魔法・退魔の篭手を創造】


 手にいかにも普通な、篭手がはめられる。


(見た目は普通だが力が漲ってくる感じがするな)


【神力を利用した。高威力破壊兵装です】


(兵装なんだ)


 周りはもうとっくに魔物に囲まれてこの安全地帯。まぁ障壁がどれくらい耐えられるのか分からない。なるべく魔物を近づけさせないように闘わないと


【超加速・思考加速・並列演算】


 超加速─神速の完全下位互換ではあるが、こういう迷宮なら差程大差はない。

 時速300kmで動く物体に攻撃できるものなどそうそういない。


『魔纏格闘術・風』


 身体が風に包まれる…


「とりあえず雑魚からだな」


 そうしてまだ500体程いるだろう魔物を次々と薙ぎ倒していく。

 魔物を10体倒す事に


「グガルァァァ」


 超加速の速度を乗せて、サトが予想した弱点を攻撃して何処が弱いかを、探り探りで探していく


(サト、急所付き(キーポイントキル)は出来ないのか?)


【可能ですが倒す事は出来ず、むしろ錯乱状態になり、無闇矢鱈(むやみやたら)に攻撃し始めると推測】


(それは困るな)


 そうして200体程の魔物を倒した辺りで、コボルトロードに異変が起こる。


「何が起きてるんだ?」


 ザヨンは何が起きているかわからず


「トハン…」


 ミシアは不安で俺の名前を呼び


「姫様、その名前はご控えを!」


 学院では名前を出さないように言われ静止するレナ


「機械種・同機体に何が起こるか説明を求む」


 自分の記録情報にないことが起きて思考中断(エラー)


(何が起こっているだ?サト)


【残り287体の醜妖(コボルト)の生命エネルギー。ステータスを支配級の権限に基づき、吸収していると推測。魔級進化を開始。予測演算結果・全能力値(オールステータス)1()0()0()0()()


(は?)


【魔魂は、とても貴重な存在でそれを吸い取ればそれ程の強化がされるでしょう】


 相変わらずこの世界。魂に関して大雑把過ぎないか?


「そんなこと考えてる場合じゃないな」


 1000倍?それはもう崩壊級(カラプスクラス)なんて比じゃない。崩壊級のさらに上【極超級(ハイパークラス)】だ。


醜妖支配者(コボルトロード)が魔級進化を開始。成功確率は0.03%】


 低い…待ってれば自滅……


 もしかして俺フラグ建てた?


(進化を止めるのは?)


【こちらからは不可能】


魔法玉砲(マジックカノン)


 やはり弾かれるか、サトが()()()と言ったのだ。無理なのだろう。大人しく見てるしかない…


「おい雑魚、おめぇはあれを止められないのか?」


【魂を吸い取る時に発生する巨大な力場により擬似的な完全障壁と同等の硬度の空気が発生】


「無理だ。あぁいう進化の仕方では、俺ですら破壊できない空気が発生するみたいだ」


 サトの説明を言い換えただけだが。


【魔級進化完了・極超級(ハイパークラス)極超醜妖(ハイパーコボルト)


 フラグ回収しちまったか。


 進化が終わった瞬間────


恐怖の覇気(パウーラオーラ)LvMAXが発動されました。スキル(神能力)【神の威厳】により()()()()()()効果が無効化されます】


(明らかに雰囲気が変わった)


【魂合魔級進化で極超級になったことで、吸った魂のスキル。能力値を上乗せするように強くなったと推測】


 そうして何か起こってないか後ろを見ると


「はぁ…はぁ」


(この症状は!!)


【恐怖の過剰刺激による精神損傷。個人差はありますが残り8秒受け続けると後遺症が残り最悪死に至ります】


(まずい、早く対応しないと【オート】を!)


【了……解。じ……っこ…う】


(サト?サト!?)


スキル(世界能力)【サポーター】停止】


 まずいぞ?!とにかく早く精神障壁(スピリットウォール)

 覇気や精神に直接的なダメージを与える攻撃を防ぐ為の魔法。


 全員残らずその場に倒れていた。


『検眼を使用』


 これで状態がわかる。


「極度の恐怖状態…前のミシアと同じで精神回復をすれば治る……けど」


 機械種のあの子が待機電源状態(スリープモード)になったから、障壁が消える───


「やっぱりな」


「ウガァァァ」


 コボルトは障壁が無くなったタイミングを見計らい魔力剣を振り上げていた。


「誰も見てないならいいよな」


 そうして仮面を外し、スキル【瞬間変更】で刀や装備を全て戻し


『武技・抜刀』


 コボルトのとても重い一撃を耐えた。


「サトがいないとマズイな」


 サトは言われずとも力が入りすぎないように体の命令に介入し制御していた。だがサトが機能停止したことによりそれがなくなり、もはや暴走機関車と同じ状態になってしまった。


「起きられたら困るから……ごめん。治療は後でするね」


『闇属性魔法・常闇の眠り』


 そうして全員深い眠りについた。


「シリク!」


「呼ばれてとび出てジャジャ」


「それ以上はダメだ」


 どこから覚えたんだ?


「!」


 シリクの偽装魔法が熔け小竜の見た目に変化した。


「シリク、こいつやるぞ」


「ヨユーヨユー」


 確かに原理的には余裕なはずだ、これよりもさらに上魔王級(ゲーテクラス)すら倒せるポテンシャルは持っているし実際倒せるはずだ。


「炎属性・竜魔法(ドラゴンマジック)火炎之息吹(ファイヤブレス)


 しかしコボルトは何事も無かったかのように炎を払った。


「なんでー!」


「シリク気をつけろ」


 まだ圧倒的な能力値の差で避けられているが倒すには至らない。


「いいか、シリクお前は()()。神族とはいえ、超弱体化した俺に負けるんだ、もっと成長しないと」


「むーー!!いいもん僕がやるんだ!」


 今度は何をする気だ


竜魔法(ドラゴンマジック)・炎極楽不知火』


 シリク、自分の竜力を全て使って炎神竜が自分の50%の竜力を使って発動できる。超高位魔法を発動しようとしてるな


「ダメだシリク!こんな狭い洞窟でそんなに大規模な炎魔法は!」


「うるさーい!!」


 赤に染まった魔法陣が複数構築されていく


 クソっ!酸素が一気に消えるぞ。こんな時サトがいれば最善策を…


「とにかく出来ることをやるしかねぇ」


『無属性・大規模転移魔法・時空の歪み』


 そうしてコボルトロードを含めた全てが地上に転移し、シリクの魔術構築が完了する


スキル(Ex能力)・熱操作」


 みんなを守るために様々なスキルや魔法を使い。何とかなった…だが


「極超級はこれでも倒せないか」


 もちろんシリクの魔法は不完全で炎神竜が使う炎極楽不知火の1%の程しかないがそれでも、元々は伝説級(レジェンドクラス)を倒せるレベルの魔法だ。4つ下の極超級は倒せると思ったが倒せてないし、シリクは力の使いすぎで気絶していた。


「しかも俺も魔力はもうなくなったし、サトがいない状態で竜力を使える程器用なことが出来ない状況だしな」


 力が封印される前の俺なら触れただけで倒せただろうに。俺の弱さを()()するな


 そうして敵が回復を待ってくれるはずもなく近寄ってくる。

 コボルトは最初に俺を殺しに俺を殴ろう─────とはせず


()()()()()()()


「おい……何してんだテメェ」


 今までのあらゆる制御が崩れる。


「テメェのその汚い手でミシアに触れるな」


 神の覇気が漂う────


「早く離せ」


 一般の人間が喰らえば死ぬ覇気を


「早く」


 コボルトの目一点に送る


「………」


 そうしてなにかが壊れた────


神究極七大封印アルティメットセブンシール第一封印。強力な力場により限定解除。第一封印が解けたことにより全ての状態が回復。一部スキルが復活しました】


 世界の声が聞こえる…

 そうして力が少し戻った。

 神の力が解放され、それを制御出来ず光の柱が空貫く───



「魂器召喚」


【魂器召喚を確認。魂器召喚に値する器か検査を開始。検査完了。条件突破。魂器召喚を発動します】


 魔法陣のようなところから出てきたのは

 神々しく光り輝く刀が2本刺さっていた


「コボルト…早くその子を離せ」


「グルゥゥガァァ」


 極超級になり知能があがったコボルト。言語支配で意味がわかった。意味は


『嫌だ。こいつは俺の玩具にするだ』


 そうして本当にキレた。


「奥義・虹蜺二閃」


 コボルトの両腕を切り落とす。だが瞬く間に再生した。

 落ちて来た腕を微塵切りにしてミシアを優しく風魔法で受け止めた。


「ごめん。ミシア、もっと早くあいつを殺ってればこんな思いしなくて済んだのにね」


 涙を流し俺は謝罪の言葉をミシアにかけ


 ミシアを風魔法で後ろに送り俺とコボルトの1戦が始まった


「おいコボルト」


 刀を向ける。


『なんだ?』


 コボルトもどこからか武器を持って


「お前を殺す」


 トハンは神の覇気を出して


『やれるもんならやってみるだ』


 極超醜妖(ハイパーコボルト)は魔者の覇気を出し


 両者戦い始めた──────

どうでしたか?楽しんで行けたら幸いです。


もし楽しんでいけたのなら、下にある

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 1つでもつけてくれたら私は嬉しくてどんどん作品を書いていこうと思います。

 ぜひよろしくお願い致します。

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