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第14話・王城、そして弱化


やっぱ流石、王都だな、店にあるものがこの世界から見たら高品質だし人も沢山いる。


「一つ疑問なんだが」


「なんですか?」


「何で城はあんなにでかいんだ?」


日本に残っている城の何倍もでかい城を指差し質問をする


「あればですね。昔は他大陸や大陸内での戦争の時、この城は絶対破壊できないというのを見せつけるためなど言われていますが、正確なことは分からないらしいです」


と美しい声に乗せてミシアは言う


それの後にレナが


「まぁデカいから城の中に練習場やらなんやら沢山の施設が入っていて、この大陸でも、目を見張るほどの職人や武人が集まる場所だから、昔の人達は、背伸びしたかったんじゃないのか?」


そうして色々考えて見たけどまぁ知ったところでなにかになる訳でもないので、王城に続く大通りを歩いていく


そして王城の目の前まで来たがやはり城デケェな、多分、高さ東京タワーといい勝負してるぞ

そんなくだらないことを考えながら城に入ろうとするが………これってどう入るんだろうな?


「貴方様は!」


「え?なんですか?」


門番の人達は俺を知っているようだった


「陛下から、銀髪のオッドアイの特殊な剣を持った少年が来たらお通ししろと王命が下されています。」


この世界では日本と違い色々な髪色の人達がいる。

 赤髪、青髪、茶髪。それが地毛で生えてくる。もちろん髪を染めるという概念はあまりない。ないわけではないが。

 それでも銀髪は珍しいらしい。

こうして俺は、なんやかんやあって王室まで案内されたが、そんなに、王室まで行けるものだろうか?と思ったのだ。女王は俺の事を騎士達にどう吹き込んだんだ。


「陛下、トハン様とその仲間をお連れ致しました」


案内の騎士がそう言うと


「入れ」


というなんのスキルも発動していないのに威圧感というか威厳という力が伝わってきた。

 レナは思い出すかのように俺を見て面白がって言う。


「まるでさっきのトハンみたいだな」


「それは王族への侮辱になりそうだな」


「す……すまん」


 マジ萎え!?

 まぁそうか。この大陸ではアダルシアの一族が一番偉いんだもんな。

 そんなレナを横目に王室へ入る。


「やぁ、トハン、そして」


 騎士は「仲間」と言ったのに女王はなんの迷いもなく、顔を俯いている()()へ言い放つ


「我が娘、ミシアよ」


 ()()()


その瞬間魔法陣が展開されたが、悪意のある攻撃を報告する。サトが反応しなかったので俺も反応しなかった

そうして発動したのは『結界魔法・静かな部屋(サイレントルーム)


この結界を隔てた所で音の行き来がしなくなる結界魔法だ。

 意外に精度が高く驚いたのも束の間、結界を発動した瞬間さっきまでの威厳や威圧感は完全に無くなり

 泣きながら


「心配したのよぉぉぉぉ」


どれくらい心配したかを色々述べながら、大泣きする王女を見て、俺もレナも驚いていたがミシアは慣れた感じだ。そこで察した


親バカかぁ…




 そして2人で少し話して少し時間が経ち


「すまない取り乱した」


いや目の下赤くされながら言われてもなぁ。と思ったが


「それで?専属近衛騎士になるというのは?」


 急に真面目な話でさっきの威厳が再び俺を襲う。

 まぁ目は赤いが。


「はい、このままだと、ミシアが危ないと感じました」


「ほう?詳しく」


「王城までの大通りで俺達、というか、ミシアを狙う者がいました。幸い、まだ殺気もなく殺すつもりは無いようですが、奴隷だった場合。主の命令が出された瞬間ミシアを殺します。暗殺者であっても同様です。なのでそんな彼女を助けたいと思いました」


 正直に俺の思っていることを言ったら、女王を除いた全員がびっくりしていた。

 自国の者か他国の者かはわからないが、暗殺者を仕向けた者がいるという時点で大問題なことには変わりない。


「……本当は近衛騎士になる為には、貴族でないといけない。だが今回ばかりはそこには目を瞑ろう」


「ありが…」


「たが、試験は受けてもらう」


「試験ですか」


そして試験を始めるということになった。



王城・決闘場


「またあったな」


女王近衛騎士団団長・ハラン・イルネシアと闘うことになった。そう言っても試験とは闘うだけだ。

 少ない極々人数で王族を守るのだ、だからそれなりの力を見せないといけない。という訳だ。


 王女が見届け人として決闘場の周りの観客席の少し豪華なところに座っている。


「これから、近衛騎士団団長ハラン・イルネシアとSSランク冒険者トハンの決闘を始める!勝敗はどちらかが負けの宣言をするか、戦闘不能となった時点で終了する。魔法・武技・スキルの使用はありだ。それでは両者構え!」


(刃を潰せ)


【了解】


前に馬車の護衛をしてたときとは違い1対1なので本気でやるそうだ


「言っておくが負けるつもりは無い」


 男の身の丈程ある大剣を手に持ち構える団長。

 俺も負けてらんないな。


「それはこちらもだ」


「それでは、トハンのミシア・アダルシアの専属近衛騎士試験を始める。それでは……はじめ!」


『武技・剛剣・極』


【剣術・神級】


キーーーーン


 剣と剣がぶつかり、耳を(つんざ)く爆音が鳴り響き、俺の下の地面が衝撃波で(へこ)みが出来た。


「!」


 俺は驚いていた。刀を持っていた右手が痺れたのだ。だが相手はもっと驚いていて


「俺の本気の武技を受け止めた?!」


相当驚いているがその瞬間が命取り


「君が本気の武技を見せてくれたんだ俺も本気で答えよう」


前から開発していた武技……いや奥義を!


()()虹蜺一閃こうげいいっせん


そう言い放った瞬間。7色の光が場を支配する。輝く刀身は団長の身体を貫いた。


「!!こ、この勝負トハンの勝利!!」


こうして俺は勝ったが俺はなにか違和感を感じながら王室へ戻るのだった



「いやぁ、参ったよ。まさか俺よりもふた周りも小さい若造にやられるとはな」


 団長はしばらくして目を覚ました。身体を貫きはしたが、幻影みたいな物だ。ちょっと疲労が溜まるだけ。死にはしない。


 そうしてなんか色々な手続きや、契約魔法をして俺は正式に専属近衛騎士となったが、これは公表しないらしい。

 まぁ理由はいくつかあり、まずほかの貴族の反応だ。

「SSランク冒険者が専属近衛騎士になった」より「平民が専属近衛騎士になった」の方が貴族間ではまわること。

 そしてもうひとつ、まず俺がSSランク冒険者というのがまずいらしい。

 この世界に3人しかいないSSランク冒険者が1つの国に着いたとなれば、国家間のパワーバランスが崩れ、なんか色々と面倒みたいだ。


「それにしてもお前の奥義は凄いな、色々な流派の奥義を見てきたがお前のは見た事ないし、7色の光が出ていたが?」


 資料に目を通しながら質問をする王女に俺は別に隠すことでもないので、言うことにした。


「あれは、俺の武技・炎閃・水閃・雷閃・樹閃・無閃・幻閃・霊閃、を同時発動かつ反発しないように調整した。奥義ですよ。まぁ武技に複数の効果をつけるのは()()()()()少し難しかったですね」


俺は創造神で()()ことは出来るが使()()()()()のはまた別の話なのだ。

 まぁ神だから元々の潜在能力が高いのは否定しない。


「そうか……お前、魔法は使えるのか?」


「はい、使えますが?」


何か考えているのか俺には分からない、読心をしてもいいが一応相手は王女だし、知らなくていいこともこの世にはあると思い、しばらく待った。


「とりあえず今日はここに泊まれ」


「はい、分かりました」


まぁ近衛騎士になったんだから、ミシアの近くにいるのは当たり前なんだが泊まるのはいいとして、さっきの王女は何を考えていたんだろうか?


そう思いながら眠くないので武器の手入れをしている俺は、今日、闘いで感じた違和感が何かを調べることにした。



虚数空間・大広場


(なぁサト、俺弱くなってないか?ちょっと受けるのをミスったとはいえ、俺が相手の攻撃で手が少し痺れるなんて)


【はい、原因は不明ですが、転生前の神の時のステータスから見たらほぼ0になっています】


(ほぼゼロ!?弱くなり過ぎじゃあないか?転生とは言っても、神の時の体を再構築しただけだから、普通の転生による反動も無いはずだし、何が原因だと思う?)


【身体鑑定……身体の封印効果の強化を確認】


(封印って、前の魔力災害の時のか?あれは解除できたんじゃ?)


【解除は成功しましたが、解除しても封印因子が残留しそれだけで神封を発動させたのかと思われます】


(ほ……ほう?)


【完全解除は可能ですが数万年単位で時間がかかるでしょう。恐らく、能力値を下げる事にのみ、神聖魔法【神究極七大封印アルティメットセブンシール】を発動させたからだと思われます】


(何その魔法って、そんな魔法、神族しか使えないだろ)


【はい、何者かの神族がマスターに向かって発動したものと思われます】


(シリクはそんなことしないしな)


召喚サモン・シリク】


目の前に魔法陣が展開され、その魔法陣が上に向かって上昇し魔法陣の下からシリクが居た。


「きゅうしきゃぁ?(どうした?)」


シリクあと少しで言葉話せそうだな


「いきなり呼び出してごめん、今から俺と闘ってくれ」


「きゅけきょんきゃんきゃ?(なぜそんなことを?)」


「俺今、とっても弱くなってるみたいなんだ、だから、どれくらい神族とやりあえるかと思って」


「……きょんきょきゃこんきゃこきや(本当はこんなことしたくないけどいいよ)」


「ありがとうシリク」


そう言いながらシリクの頭を撫でる


「シリクは本当の姿で闘ってくれ」


コクッ


頷いた瞬間シリクが光だし目を開けると、


「シリクも大きくなったな」


少し顔を上げないと全体が見えないくらい大きなシリクを前にする


【再現分身】


「じゃあ分身の俺が勝敗をつける。両者戦闘不能になるか参ったと言わせるまでの1対1、それと状況による独断で終了とさせていただく、それ以外は自由だ」


【分身体が魔法を発動しました。発動魔法は、結界魔法『不屈結界』不屈結界の効果により、どんな攻撃を受けても必ず生存します】


【超鑑定】


シリク

神族

状態・正常

体力・測定不能

攻撃力・1258479

防御力・7900545

魔法力・416005785

俊敏力・505548

魔法防御力・測定不能

竜力・測定不能

神力・62493186

称号・神・神獣王・トハンの相棒・魔法を極めし獣・元神竜族


【身体鑑定】


トハン

神族

状態・七大封印

体力・3024182

攻撃力・6017(+15000)

防御力・3694(+2000)

魔法力・5027(+50000)

俊敏力・9245(+80000)

魔法防御力・4021(+2000)

竜力・2496

精霊力・測定不能

神力・測定不能

称号・創造神・超越せし者・転生者・仕事人・転生した神・優しき心・魔物の天敵・モンスターの天敵・SSランク冒険者・元神竜族の親代わり・シリクの相棒


何とか防具の効果だけでギリギリついていけてるくらいか、俺が弱体化したことによって付与魔法も弱体化してシリク相手には耐性系の付与魔法はほぼ意味無いし全てのステータスがシリクに追い付けてないが俺は技術がある、それで倒すしかない


「それでは、両者構え」


「ゴルルルルル」


「ふぅ」


「はじめ!」


「グォワァーー」


と大きく口を開け、口から術式が見える


【警告・竜魔法【ドラゴンブレス】の発動術式確認・発動まで3秒、直撃した場合一撃でダウン】


俺はシリクに真正面からシリクの元へ走る


(とりあえず、並列思考・並列演算・思考加速を発動して、全ての装備効果を発動)


【了解・全ての装備の効果を発動・毎秒1000魔力を消費します・特異能力(ユニークスキル)【最良化】を発動・毎秒1000→100魔力を消費します】


思考加速も弱体化してやがる不便だ。

 シリクは、後ろへ翼を羽ばたかせながら俺と距離を近づけさせないようにする。とにかくあの技はシリクが発動したら0.3秒隙が出来るからその間に、武技を叩き込むか


【警告・竜魔法【ドラゴンブレス】発動します、衝撃に備えてください】


『武技・瞬動』


ドゴォォオオォォォン


 シリクも思考加速みたいなスキルを持っているかもしれないから、今回は本気でやろう、武技も声に出さず


【奥義・鏡花水月】


まるで水滴が水に落ちたかのような、ピチョン──という音が鳴った瞬間


ガラスが割れたように、ピキーン

と音がなり、シリクはその場に倒れた


「勝者、トハン!」


俺の分身がそう言った瞬間、分身は俺の中へ戻って行き、発動した能力(スキル)が解除された。


「大丈夫か?シリク今回復するからな」


超完全回復(パーフェクトヒール)


パァァァアァァ


「きゅう?(何が起こった?)」


「ん?分からなかったか?なら説明してあげるよ」



【奥義・鏡花水月】


これでシリクは5秒くらい俺を見失わせられる

ぶっつけ本番だけどこれしか勝ち筋がわからん


 攻撃力を1000%にする武技・剛剣・極を剣に発動させながら【虹蜺突閃】を放つ。


【特別能力(スキル)【クリティカル】を自動発動攻撃力が1000倍になります】


あとはこれを当てるだけ、ドラゴンの急所は、甲羅が薄い、人間で言う顎と首の間らへんだ、ここを刺せば!


【シリクの物理防御結界を破壊、攻撃力が10%下がります】


グサッ


【不屈結界の効果で体力が10で止まります】



ということだ。こんな簡単にやったが実際は色々難しく、魔力も超完全回復を1回使得るまで削られ、精神力も相当削られた。

 創頂希刀も少し脆くなっている。

 神の作った刀がこんな脆くなるってことはシリク本気で物理防御結界を張ってだろうし、甲羅が薄い部分であれってことは相当やばいな。

 まぁ創頂希刀は偽装の為の刀だし、()()に比べたら全然弱いけど、それでもやばい。

 もうほぼ使えないし、あの世界でオークションにでも出そうかな?何円で売れるかな?


となんやかんや考えながら、シリクともおやすみの挨拶をし、俺は現実世界に戻った。



王城・客室


「よっと」


「それにしても広いなぁ、部屋、俺にはよくわからん色々な物が置いてある」


そうして俺は、武器の手入れを始める


「今まで全然使ってこなかったけど、この回転式拳銃をこれからのメインの武器にしようかな、でも近距離は出来た方がいいし、この際剣と銃一緒にしちまうか」


(創造魔法でオリハルコン製の黒い刃の短剣を2本創造)


【特殊魔法【融合】特異能力(ユニークスキル)【最良化】を発動し、ホルダーと回転銃を使いやすくします】


「使ってないといえば、このナイフホルダーも創ってから1回も使ってないな、まぁこれから使う機会も増えるでしょ、魔法をごまかすためとか」


そうして俺は色々な武器防具の手入れをして朝を迎えた。



俺は、朝7時位に運ばれてきた朝食を食べ、その後の午前8時30頃王室に俺だけ呼ばれた。


「失礼します!」


ガチャ


「おはようトハン」


「おはようございます。陛下」


 相変わらず、国の女王っぽいオーラがするな。


「昨日から考えていて、決めたのだ。今は空の月(3月)の頭なのは知っているな?」


「はい」


「なので陽の月(4月)からお前には、ミシアとレナと一緒に、王都魔道専門高等学院に行ってもらう!」


「………………え?」

王女により、学園に入ることを勧められてしまった!?トハンは、どうやら学園に行くみたいだが、どうするのだろうか

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