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ミク@勉強垢の日常  作者: 安藤ミク
8/22

理科室を出るまでが実験です!

ミク「理科のテストでは実験器具の使い方がよく出題されますよね」


先生「たしかにな。顕微鏡の使い方とか、ルーペの使い方だね」


ミク「この前なんか、ハズキルーペの使い方がテストに出ました」


先生「そこまでは出ねえよ」


ミク「小さい字で答案を書いたら、あとで理科の先生にすごく怒られましたよ」


先生「ほんとかよ」


ミク「『世の中の答案は、みんな小さくて読めないいいっ!!!』って」


先生「コマーシャルの見過ぎだよ」


ミク「まあ理科は得意なんですけどね」


先生「じゃあ、今日はガスバーナーについて問題を出そうかな」


ミク「あ、いいですよ。ガスバーナーは私の得意科目なんです」


先生「ねえよそんな科目」


ミク「将来はそっち系の大学もいいかなあって」


先生「どっち系だよ」


ミク「ガスバーナード大学とか」


先生「ハーバード大みたいに言わんでいいわ。それよりガスバーナーを使う手順は知ってるのか」


ミク「もちろんです。手順1《理科室に入る》」


先生「そこからかよ! 手順が長すぎるわ。火をつけるまでに時間かかりすぎだよ」


ミク「わかりました。手順1《理科室に火をつける》」


先生「ただの放火魔じゃねえか」


ミク「手順1《ガスバーナーを覗き込んで異常がないか確かめる》かな」


先生「うーん、目を近づけちゃダメだろ。危険だからな」


ミク「《詰まっていたときは口にくわえて軽く吸い込む》」


先生「そんなやつ見たことねえわ」


ミク「冗談ですって。本当はこれですね《元栓が閉まっているかを確認する》」


先生「知ってるなら早く言えよ」


ミク「手順2《ガス調節ねじを軽く閉めておく》」


先生「それだよそれ」


ミク「手順3《空気調節ねじも軽く閉めておく》」


先生「まあそうだけど」


ミク「手順4《理科室のカギも閉めて速やかに帰宅する》」


先生「火元の用心しただけじゃねえか」


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