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セカンドバースデー

2014/10/01にブログに登載した『Second Birthday』を再編集。


私がいた場所は横幅が1メートルもない場所で、身長154センチの私の体がギリギリ収まる感じの細くて狭い所だった。その場所は特に暑くもなく寒くもない不思議な空間。私はその空間内で私は浮遊感を感じていた。


浮遊感を感じる以外はそこでは何をする訳でもなく、私はただ目を閉じていた。最後まで目を閉じていた為、気配だけで進む夢物語。


私の頭の中に響く誰かの声。その声は『女性』のようであり、或いは『少し高めの声の男性』のようにも聞こえる『中性的な声』だった。そしてとても『心地よい声』だった。


目を閉じたままその声と会話をする私。会話の内容は忘れたが、流れで「今、狭い所」と私は言った。


すると私はその狭い空間を、下へ下へとゆっくりと移動して行く。そして私が両手を広げても、まだまだ全然、端には届かない程の広い空間へと辿り着いた。


そこには横が2メートル、縦が3メートルぐらいはある大きな長方形の白い紙が、宙に浮かんでいた。その紙には何か書いてあり、私がその紙の前に行って見ると、どうやらその紙は『様々な質問事項が書いある書類』のようであった。


回答する為の筆記用具はなかったが、書類の前に来た時、『回答はタッチパネル式』だと何故だかそう悟り、書類を触り回答の入力を始めた。紙を触っているのに指の感触はきちんと『タッチパネル式の画面を触っている』という感触だった。


まず最初の質問は『生年月日』だった。なので私は生まれ年の4桁の内の始めの『1』を入力しようと、軽くパネルに触れた。触れたのは1秒も経たない程度だったが、その間にパネルの数字は忘れたが、最初の1桁なので『1か2』だけでいいはずだが、何故か『51』とか2桁の数字もあった。


多すぎる数字とタッチパネルに写る文字が小さくて見辛い事に中々数字を合わせられない私。そんな中『入力終了時間がカウントされている事』に気が付き、更に焦って入力に手こずっていた。そして希望数字に合わせられないまま、入力時間は強制終了となる。しかも『入力終了時間』は『質問事項全体の入力終了時間』で、私は他の質問には答える事が出来なかった。唯一、入力出来た生年月日の4桁の内の最初の数字の『1』ではなく『5』で、生年月日は『5・・・年』になってしまった。


強制的に打ち込みを終えた私はその場でくるりと逆さ(頭が下)になり、先程とは違う別の細い空間へとゆっくりだが、吸い寄せられて行く。


吸い寄せられた先の広い空間に出ると、また誰かの声が頭の中に響き「泣いて」と言う。なので私は「オギャー」と棒読みで言った。


すると何処からなのかわからないが、「オギャー!オギャー!」と赤ちゃんの力強い泣き声が聞こえて来た。「もっと(泣いて)」とまた誰かが言う。なので私は今度は先程聞こえて来た赤ちゃんの鳴き声のように力強く「オギャー!オギャー!」と言った(泣いた)。


また何処からか力強い赤ちゃんの泣き声が聞こえて来て、赤ちゃんの泣き声が響く中、私は意識が遠退き・・・・・・目が覚めた。



・夢の感想


目が覚めた時に思ったのが「意識が遠退いたから、もしかして私あのまま死んだ?」でした。


目を閉じているのに、何故か打てるタッチパネル。ブラインドタッチより超高度。最早漢字は『神度』だ(笑)



・個人的に夢を紐解く


細い空間=卵菅

誰かの声=神様

広い空間=子宮

書類=プロフィール

細い空間2=産道

広い空間2=体外(分娩室)赤ちゃんの泣き声=先に生まれた赤ちゃん、あとに生まれた赤ちゃん(三つ子)


という感じに『自分の誕生の夢』になる。


『自分が誕生する夢』に「これは何かのチャンス?」って事で、本日『2014年10月1日(水)時間(不明)』を、『セカンドバースデー』にしました。


『誕生日ネタ』繋がりで、如月がやっているAmebaブログ【拝啓 架空ノ御友達様】に、数年前の本当の誕生日の日に見た夢を基にした歌詞を登載。


まずは誕生日に見た夢の内容を紹介。


『数年前の誕生日に、この誕生日の日より更に数年前に、他界したじいちゃんの夢』


じいちゃんが運転する車の後部座席に座っていて、何故か私だけがじいちゃんの家の前で車から降りる。私が車から降りる時、じいちゃんは「明るく元気でな」って言い、車で走り去って行く。「何処行くんだろう?」と思い、見送る私。


真夜中にふと目が覚めて、携帯で時間を確認すると、その日が丁度私の誕生日で、「(誕生日に亡くなったじいちゃんが夢に出てくるなんて)最高の誕生日プレゼントだ」と思った事を、今でも覚えてる。


この夢を基に2014年7月1日に作成した歌詞。


【紫苑ー貴方を忘れないー】作詞 如月


秋空の下 ふと貴方を思い出すけれど

それは名前と性別と誕生日だけ

あとはすべてが 完全に解らなくて

吹き抜けた秋風が 儚さを増して行く


貴方と最後に会った日から 月日は流れ過ぎ

代わる代わる景色の中

僕は何処かに 何かを置き忘れたまま

ただ無意味な日々 繰り返す


そこに貴方がいる事 そしてそれがまだまだ続く物

そう思っていた

拝啓 貴方を忘れない もし生まれ変わって また出逢えたら…


傘に打ち突く 秋雨の音聞きながら

貴方と共に過ごした日を 振り返ってみる

けれど大した思い出もなくて

一緒の写真さえないと 今更だけど気付いた


最後に話した事は 何だったのだろうか?廻る廻る記憶の中

僕はそれでも 何も思い出せないまま

ただ虚しく時が 過ぎて行く


何年も前に見た 夢で貴方は「明るく 元気でな」

そう言い去った

今でも あの夢を忘れないもし貴方と夢で また出逢えたら…


そこに貴方がいる事 そしてそれがまだまだ続く物

そう思っていた

拝啓 貴方を忘れない もし生まれ変わって また出逢えたら…


今度はもっともっと素直になりたい



・テーマが似ている歌詞。2015年4月3日に作成。ちなみに4月3日はじいちゃんの誕生日&命日。※タヒても=死んでも


【タヒても尚】作詞 如月


刻々と過ぎる日々は 相変わらずなもので

梅から桜へと景色は 変わって行く中

貴方がいない 春がまた来る

あれから何年経つのだろうか?


貴方はもういない その事実に涙したけど

「それはいつか必ず来る物だから」と

心の何処かで 無意識に理解していたみたいで

不思議とすぐに涙は止まった


始まりと終わりが同じ奇跡 一人静かに最期を迎えた

その時 貴方が何を思ったのかは

今更 もう誰も知る事は出来ないけど

貴方がいた証は 確かに繋がり合っているよ


淡々と過ごす日々は 流れ作業の様で

今まで見て来た景色は 変わっているのに

貴方がいない それ以外で僕は何が変わったのだろうか?


貴方はもういない その事実に涙したけど

それよりももっと悲しかった事は

貴方と二人の 思い出がまるで皆無に等しくて

自ずとまた涙が流れた


始まりと終わりが同じ奇跡 真面目な貴方らしい性格と

それは 後に知った出来事で

偉大 でも地球の瞬きに比べれば

貴方がいた証は 確実に微小だけども残る


始まりと終わりが同じ奇跡…


貴方がいなくなっても尚

誰かの心の中で 貴方は生きる

そして共に未来へ 未来へ そう未来へ


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